レッドオーシャンという印象を覆し、WEBマーケティングの世界で急成長を遂げる
WEB広告運用、SEO/MEO対策、WEB制作等、WEBマーケティングのノウハウを駆使して、顧客の経営課題に対するソリューションを提供する株式会社ExKey(エクスキー)。同社は美容、医療、家具、ファッション、飲食、士業(税理士等)…とあらゆる業界にアプローチし、顧客によって異なる課題に向き合ってきた。2016年の設立以降、売上は常に対前年比200%前後と右肩上がり。2022年1月には、オフィスを赤坂から外苑前に移転をし、オフィス面積は3倍に広がった。さらに2022年4月には、電気自動車「テスラ」を用いて、日本では類を見ないEVカーシェアリングビジネスをスタートするなど新規事業にも力をいれている。
同社は、代表取締役 折山健志郎氏と取締役副社長 内田健人氏が共同で設立した会社だ。二人の出会いは学生時代にさかのぼる。就職活動中、ある会社のグループディスカッションで二人は偶然同じグループになった。「起業を通して自分を成長させたい」という点で意見が合い、その場ですぐに意気投合する。まずは営業経験を積むため、折山氏は大手証券会社に、内田氏は大手人材総合会社に就職。いたずらに時期を延ばさないよう、3年半後にそれぞれ会社を辞めて合流し、株式会社ExKeyを設立した。その後の6年間の成長は、上記の通りである。
WEBマーケティングの世界は、設立当初も現在も“レッドオーシャン”のイメージが強い。しかも経営陣である二人にはWEBマーケティングの経験がない。にもかかわらず、同社がこの世界でプレゼンスを高められたのは、「まず顧客の経営課題に寄り添う」というアプローチを選択したことによる。
運用代行やMEO対策等、手法のアピールや提案から入るのではなく、アポイントが取れた顧客に対しては、まず何が課題かをじっくりヒアリングする。競合の状況等を踏まえた上で、課題を整理して具体策を提案。運用、MEO、WEB制作等のメニューからいずれかを提案する場合もあれば、複数を組み合わせたり、全てのサービスを投入したり…と、顧客に合わせたソリューションを提供する。売上が伸び悩んでいる顧客であれば、CVRの上昇ではなく売上の改善をもって同社の成果としてきた。それがアップセルや紹介に繋がり、同社の業績を押し上げている。
同社の成長から言えるのは、WEBマーケティング=レッドオーシャンとされながらも、提案の余地はまだまだ大きいということ。あらゆる業界・業種の顧客が経営課題を解決する提案を待っている状況は変わっていない。その課題に切り込んでいっているのが同社なのだ。