株式会社YOUTRUST

YOUTRUSTは、信頼でつながる「日本のキャリアSNS」だ。友人のつながりから副業や転職の意欲を見てオファーが届いたり、投稿や最新のキャリア情報を気軽に眺めたりできる。2018年4月にWEB版のサービスをリリースし、2021年4月にはiOSアプリをリリース。累計ユーザー数は約15万人である。

　突然だが、次のキャリアを考えようと思った時、あなたならどんな行動をとるだろうか？
　多くの人は、求人サイトに登録するか、転職エージェントに紹介を依頼するだろう。実際に半数を超える人が、こういったサービスを利用して転職先を見つけている。しかし、あなたの人柄や仕事ぶりをよく知る友人や同僚などから紹介してもらえれば、ミスマッチを最小限にしながらスムーズに次のキャリアを踏み出せるはずだ。

　終身雇用制度が崩れ、常日頃からキャリアのチャンスを広げておくことが必要になれば、社内外問わず「信頼できるつながり」はこれまで以上に重要になってくる。また、転職顕在層と呼ばれる「今すぐに転職したい人」は雇用市場の1割にも満たないのに対し、「良い案件があれば」とキャリアチェンジに前向きな潜在層はその6倍もいると示すデータもある。　


　実際にはどのように使うサービスなのだろうか。一般的なSNSと同じように、まず初めにYOUTRUSTでつながりたい相手を選び友達申請を行う。タイムラインには、ユーザーごとに異なる投稿や募集が並ぶ。友達や「友達の友達」というカルチャーや感覚が近い人の投稿を見ることができるので、何気なく眺めているだけでも刺激が得られる。また、気になる募集があればワンタップで応募することもできる。

　また、転職や副業への意欲を4段階で登録できるのも特徴だ。同僚には意欲は見えない。なので、意欲を変えるだけで友人や知り合いから声がかかるという機会も生み出すことができている。スカウトを受け取る時も、SNSなので相手のプロフィールや共通の友人が見えるため、安心してコミュニケーションしやすい。



　そんなキャリアSNS「YOUTRUST」の誕生のきっかけは何だろう。代表の岩崎由夏氏はこう語る。


「大きく二つの課題を感じたことが、当社そしてサービスの誕生につながりました。

一つは今の転職市場の“ゆがみ”を感じたことです。一般的に転職エージェントのビジネスモデルは成果報酬です。例えば年収1千万円の人がいて、その人の転職が決まったら年収の35％を受け取るわけですね。

採用に積極的で余力のある企業は、人員目標達成のために報酬フィーを100％にするといったキャンペーンができます。そういった企業に、良い人材が構造的に集まりやすいのが今の転職市場です。しかし、求職者の立場に立つと提示される求人情報にバイアスがかかってしまう可能性がありフェアな状態ではありません。

二つ目は私自身が転職しようとしたときに覚えた違和感です。私は当時働いていたDeNAが大好きだったこともあり、「転職活動をします」と表立って宣言することはできませんでした。

それでも信頼できるメンバーには自分の思いをきちんと伝えて、その人たちとのつながりの中から新たなキャリアステップを踏める方法はないのだろうかと方法を考え抜いたことが、『YOUTRUST』のサービス誕生のきっかけになりました。」


『日本のモメンタムを上げる偉大な会社を創る』をミッションに掲げ、急成長を続けるYOUTRUST。転職・副業といった「点のキャリアの変化」に関わらず、人生100年時代において「線のキャリア」を信頼をベースに紡いでいく時代が訪れているその世界をリードしていくキャリアSNS、そしてYOUTRUSTに今後も注目したい。