前期を振り返ってみていかがですか?
会社全体でいうと、Cyanobaの開発を進めた1年でした。 昨年(2023年)の12月にはより機能が充実したCyanobaのフルサービス版リリースすることができました。現在はCFPやロードマップ機能の開発を進めており、ますます世の中に求められるサービスに進化していっているなと実感しています。 今年(2024年)4月からはCyanobaの営業体制を立ち上げ、Cyanobaを自社で売っていく体制を整えています。 結果として、期初に立てた予算を売上高・営業利益ともに達成し、特に営業利益では赤字幅を縮小し、5,000万円以上も有利に振れたことは高く評価しています。 新役員体制にもなり、会社として前期に掲げていたテーマである “ReStart” は達成できたと思っています。
珍しい開発スタイルについて教えてください
当社の開発は、顧客と開発エンジニア、UI/UXエンジニア、Webデザイナーの4者で行うスタイルです。 紙芝居(モックアップ)を作ってお客様にイメージを伝える手法は他でもやると思いますが、当社では数百ページに及ぶ画面を駆使して、画面遷移や操作性等の動きを加えたディテールをお客様に見せて意見を出してもらいます。 そして都度、Webデザイナーとエンジニアが実現可能か議論しながら作ります。 そこには言われたものを言われたまま作るのではなく、プロフェッショナルとして機能の“引き算”を行ったり、無理な要求を断ったりといったコントロールが必要となります。 スピード感と柔軟性を突き詰めた開発スタイルは、アジャイルの進化形といえるかもしれません。
最後に、今期の目標を教えてください
今期は “Accelerate” をテーマに掲げ、事業をさらに推進していく1年にしていきます。 Cyanobaに関しては、協業パートナー頼りだけではなく、自社で代理店と協力して販売していく数を増やしていかなければならないと考えています。具体的には、現状の売上を約5倍に伸ばすことを目標に掲げています。 SES・SIに関しては、前期までも安定して成果を上げてきましたが、PIDが注力しているGX と DX の領域を広げていくためにさらに業績を伸ばしていかなければいけないと考えています。 これまではプロパーの社員をCyanobaの開発に投入してきましたが、開発が一段落したので、今後はCyanobaとの連携や運用エンジニアリングを伸ばしていくということを進めていく予定です。 社長としては会社を上場に持っていくことが役割・ミッションなので、業績と事業のアクセラレートを進めていきたいと考えています。 誕生日のときにSNSにも投稿したのですが、この1年は僕の社会人史上1番働いた年になるなと思っています。 来期には僕自身が頑張って事業を推進していかなくても良いように、売上が上がる仕組み作りができているようにしていきたいです。