株式会社日経BPソリューションズ

株式会社日経BPソリューションズは、北海道札幌市に拠点を構える日経BPグループ唯一のWeb開発会社である。株式会社日経BPコンサルティング100%出資の子会社として、同社が受注するクライアントのWebサイト構築・運用や、日経BPグループにおけるWeb開発案件を手掛けるキープレーヤーだ。

『日経ビジネス』『日経xTECH』といった日本を代表するビジネス系のメディア企業である株式会社日経BPのWebメディア等の開発案件、外部企業や学校から受託するブランディング・広報誌・CSR等のWebサイト構築を担っているのが、日経BPソリューションズだ。

同社が手掛けている案件の多くは、日経BPコンサルティングが受注した東京を中心とする大手企業のWebサイト。新規構築および構築後の運用やリニューアルをトータルに受け持っている。
「お客様や営業担当である日経BPコンサルティングとは、Web会議システムで頻繁にミーティングをしながら業務を進めています」と制作部長の古本光司氏は話す。

Webサイトの企画やコンテンツ制作を担う日経BPコンサルティングと、Webサイトの構築やデザイン、更新を担う日経BPソリューションズがタッグを組むことで、Webサイトの開発・運用をワンストップで提供できる強みを発揮している。もちろん、経済やビジネス界の動向に関する情報収集力や知見を有する日経BPグループとしての強みや信頼感がバックにあるのはいうまでもない。

なお、日経BPソリューションズはクライアントワークだけでなく、日経BPのネットメディア構築や、日経BPが主催するセミナーやイベント等のWebサイト構築にも携わっている。
「情報発信メディアとしてWebサイトの重要性がますます高まっていく中にあって、当社に対する期待値も高まっていると感じています」と古本氏は言う。

日経BPソリューションズの設立は、2016年3月。以前から紙メディアを中心に手掛けてきた日経BPコンサルティングにおいて、クライアントのWe構築ニーズが急拡大していた。そこで、2015年にデジタル分野におけるコンサルティングを行う「ネット事業推進室」を立ち上げる。
ネット事業推進室でのコンサルティング案件において、実際にWebサイトを構築するプロセスは外部に依頼していた。しかし、スピード感が求められることもあり、より緊密なコミュニケーションのもと、高品質な成果物を提供するためにも内製化の道を取ることを決定。そこで設立されたのが、日経BPソリューションズである。
「札幌で設立されたのは、Web人材が比較的豊富で、立ち上げメンバーの縁（ゆかり）の地として人材採用に好都合であったことが大きな要因と聞いています」（古本氏）。

設立以来、「ウェブに関するあらゆる解決策（ソリューション）を見つけるのが、私たちの使命です。」とのミッションを掲げる。
そのソリューションについて、同社のホームページには「一つひとつの課題に真摯に向き合い、最適な解決策をご提案してまいります。」と書かれている。
Webメディアとして最高のUXを届けたい。
商品・サービスの理解度を高めたい。
お問い合わせフォームの離脱を減らしたい。
そんな課題を“デザイン×テクノロジー”によって解決することを目指している。

「日経BPコンサルティングやグループ会社の社内の一部門ではなく、札幌という離れた地に別会社として設立したことには、堅い印象のある日経のカラーに染まらずクリエイティブな雰囲気をつくり、新しいことにチャレンジしやすくするといった狙いもあるのではないでしょうか。今後、受託案件やBPグループ案件など今よりもさらに幅広く対応できるよう期待されていると感じます」と古本氏は話す。
そのための体制強化が当面の課題であり、この「Green」での人材採用に期待をかけている。

2021年9月時点で、同社の社員数は19名（男性13、女性6）。平均年齢は38歳という組織だ。
日経BPグループからのメンバーは代表取締役1名のみで、ほかは全員がグループ外からの中途採用。2016年に設立された企業としての平均年齢からも分かるとおり、経験豊富なメンバーが揃っている。「UI／UXに造詣が深いディレクターや、アクセス解析の上級資格取得者等、みんな何かしらの強みを持っている」と古本氏。

組織構成としては、Webディレクター、Webデザイナー、エンジニアの職種ごとのチームに分かれ、案件ごとにプロジェクトメンバーがアサインされる形。
「どのチームもベテランがリーダーとなって運営されており、経験が浅い若手メンバーは色々アドバイスやフォローアップを受けられるので、安心して働けると思います」（古本氏）。

チームごとに毎週、ミーティングとあわせて簡単な勉強会も行われている。また、月に1回、3チーム全体に広げての勉強会も行われている上、日経BPコンサルティングが主催する勉強会に参加できるチャンスもある。OJTを含めれば、学べる機会は非常に豊富といえるだろう。また、外部の勉強会・研修には費用助成制度もあり、社員にとっては自分を高められる他では得られない絶好の環境だ。
ビジネスに対するスタンスとしては、周到に準備を行い、連絡を密に取り合って綿密に確認を取りながら進め、納品後もしっかり振り返りを行うといった堅実さがあるという。こうしたスタンスが、大手企業を中心とするクライアントからの信頼感に繋がっているのはいうまでもない。

一方、風土づくりの基軸としているのは、チームワーク。古本氏は次のように説明する。
「当社では、新規案件と運用案件が半々で、細かいタスクも少なくありません。それらはみんなで分担し、協力し合って進めています」
コロナ禍にあっても親会社と共に“オンライン忘年会”を開く等、全体の親睦を深める機会も設けている。
こうした風土の良さは、設立以来“離職者ゼロ”にも表れているといえるだろう。

そんな同社が求めているのは、クライアントとユーザーの気持ちに寄り添える共感力のある人。安定した経営母体の組織で安心して働け、ナショナルクライアントの大規模な案件を手掛けるチャンスが多く、経験が浅くてもスムーズに成長していける環境がある同社の募集は、要チェックだろう。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、新たに在宅勤務や時差出勤が制度化されており、現在では在宅での勤務がメインになっている。また、札幌（当社）と東京（グループ会社やクライアント）とのコミュニケーションはビデオ会議やチャット、プロジェクト管理等を利用するワークスタイルが定着。働き方のバリエーションが増え、メンバーそれぞれが自分に合うワークスタイルを模索し変化している。通勤の頻度が大幅に減った代わりにプライベート時間が増え、それぞれのライフスタイルを追求できているようだ。
住みやすい街ランキング上位の札幌。アウトドアを楽しむのに十分すぎる自然と気候、人口は増えているものの密集しすぎず快適な街並み。出社した時には、札幌オフィスの目の前の緑ゆたかな大通公園で、ちょっと疲れた目と頭を休めることもできる。
「札幌にU/Iターンしたい」「大規模案件にやりがい感じる」「札幌でスキルを活かせる会社がなかなか見つからない」という人はぜひ応募してほしい。札幌で充実したプライベートライフを送りながらも、魅力的な大規模サイトを構築できる環境が整っている。