アライズイノベーション株式会社

アライズイノベーション株式会社（Arise Innovation, Inc.）は、「AIとローコード開発を活用し世の中をより良い世界に」をミッションとし、自社開発製品とサービスを用いて、顧客企業の業務効率化に寄与する会社だ。

企業向けAIサービスやローコード開発、ホワイトカラー業務を効率化・自動化する『RPA（Robotic Process Automation）』、そしてそれらのサービスの基盤となる『クラウド』を柱としたITソリューションで、顧客の新事業の立ち上げ（Arise）と既存事業の変革（Innovation）の実現 を目指している。

代表取締役社長CEOを務める清水真氏は、前職は独立系IT企業で、モダナイゼーション事業の現場から経営層までを経験。その後2016年にアライズイノベーション株式会社を設立。現在は『AIRead』『Wagby』『AIRealize』など、当社の柱となる事業の製品企画・戦略・販売の責任者を務める。

2020年からは鈴与グループの一員となり、組織をさらに強固なものにしていく段階 に突入した。今後は同グループにおけるさまざまな業務の効率化・自動化を図るとともに、鈴与グループとの共同研究や、サービスの開発・提供をおこなっていく。

同社の主力事業であるAI×OCRソリューション「AIRead」は、FAXや書類などの文字をAIで認識してデータ化する。活字だけでなく手書き文字の読み取りも可能で、読み取り項目の位置ずれや複数フォーマットの読み取りにも対応し、これまで多くの顧客の業務効率化に貢献している。

主な導入事例を挙げると、決算書画像の文字をデータ化し、営業部門の業務を削減した株式会社みずほ銀行、受発注業務をAI×OCRでデジタルにシフトした鈴与商事株式会社、タクシーチケットの集計を自動化し、営業所の業務を大幅削減した日本交通株式会社、AI×OCRで特許情報の入力を自動化したセイコーエプソン株式会社、AIとRPAで受発注業務を自動化し、事務作業効率を7割向上させた日本紙パルプ商事株式会社などがある。

AI×OCR市場は雨後の竹の子のように新しい企業の参入が続いているが、「AIRead」は「手書き」、「非定型」、「学習」といった機能をすべて備えており、競合他社と比べて機能面での優位性が極めて高い。パッケージ（オンプレミス）、クラウドサービス、組み込みなど提供の方法も多様である。対応言語が多岐に渡ることも好評で、2025年現在AI×OCR業界のシェア率トップクラスを誇る。

今後の展開としては、新常態（ニューノーマル）時代において高まる業務自動化のニーズに対応するため、AI×OCRに留まらず幅広くAI技術に取り組んでいく。海外展開にも取り組む計画で、2019年にベトナムに「AriseLab」を設立し開発体制を整えた。既にパートナー企業や株主を通じて東南アジア での導入がスタート。全世界を市場とした販売戦略を進めていく。

2025年10月現在の従業員数は16名、男女比は6：4。組織階層は、CEO、部長、マネージャー、チームリーダ、メンバーの5階層で構成されており、部門長に一定の裁量権を与えるボトムアップ型の組織だ。
“スピード重視の経営”をモットーに、「良いと思ったらすぐ行動する」、「新しいアイディアはすぐに試す」ことを自らのカルチャーにしている。また、すべての社員が平等で、自由に意見を言いあえる文化を大切にしている。

働き方では設立当初からテレワークを活用しており、残業時間は平均月7.5時間(2024年度平均)と少な目で、社員はメリハリを持って働いている。評価は年1回行われ、評価により年俸額が決定される。
主な福利厚生は、各種社会保険完備、リフレッシュ休暇、慶弔金制度、会社推奨資格の取得・更新補助、在宅勤務手当などがあり、近年では女性社員の活躍推進やワークライフバランスの推進に力を入れ、時短勤務や産休育休の取得推進など従業員皆が多様な働き方ができる職場を目指している。

今回の採用で求める人物像は、システム開発経験があり、新しい技術に果敢にチャレンジする人、モノづくりに対して意欲的な人、気概と好奇心にあふれる人だ。
アライズイノベーションには、3つのPRINCIPLES（主義・原則）がある。1つは「俊敏であることを優先する」で、コアビジネス以外は自らが作る・持つことにこだわらない。2つ目は「視野は広く・深く・新しく」で、世界を見据え、専門性を極め、“安定”より“最新”を選ぶ。3つ目は「ビジネスは内より外を優先する」で、「売りたいもの、やりたいこと」より「求められているもの・こと」を指向する。
以上のPRINCIPLESに立脚し、自社のITソリューションに確固たる信念と目標を置きながら、近い将来のIPOを実現することを目指している。
同社のPRINCIPLESに賛同する方、常に求められているものを目指しアップデートをかけていくチャレンジ精神のある方、自社サービスの開発に携わってみたい方にはおすすめの環境だ。