DXをSIerとは違った立ち位置で推進していくコンサルティングファーム
株式会社ファーストデジタルは、デジタル領域のコンサルティングを手掛けるプロフェッショナル集団。コンサルティングファームや広告代理店出身者等で構成されている会社で、システム開発やマーケティングツールのノウハウに精通したコンサルタントが、顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を全方位でサポートする。
「DXのすべての領域をカバーするのが当社の強み。マーケティングデータ分析のみに留まらず、デジタル化戦略の策定といったコンサルティングからMA導入やDMP構築といったマーケティングシステムの導入・運用支援までをワンストップでサポート。ビジネスのデジタル化を通して売上や収益のアップといった顧客企業の結果にコミットしているコンサルティング会社です」(代表取締役社長・粕谷浩和)
かつてWebマーケティングと呼ばれていた領域は、テクノロジーの進化に合わせてその領域を拡大、2012年ごろからデジタルマーケティングと呼ばれるようになり、2018年からDXの言葉が盛んに使われるようになった。
「2018年ごろから経産省がDXの必要性を唱え始め、近年はビジネス界隈でトレンドになっています。特にSIerがDXを打ち出して推進していますが、エンジニアはシステム開発のスキルはあっても、弊社が行っているようなビジネスを分析し改善していくノウハウを持ちあわせていません。そういった背景から、当社でもSIerと組んで企業のDX推進をサポートしていくような取り組みをスタートしています」(以下すべて粕谷氏)
DXはITの力でビジネス全体をデジタル化し、最終的に顧客企業のビジネス自体を変革していくための取り組み。SIerはシステムの開発に長けているが、一方で「システムありきで何ができるか」と考えがち。しかし、DXを成功させるためには、クライアントのビジネスやその課題を把握・分析し、適したツールを選んで導入することが重要。DX推進においてはSIerが主役だと考えられがちだが、実はデジタルマーケティング周辺の人材を必要としているのだ。
「DX推進に必要なのは、ツールありきでなく、課題ありきの考え方です。そのため、DXを推進するには、コンサルティングのスキルを必要とします。コンサルティングの世界ではかつて、事業戦略、マーケティング戦略、デジタル戦略の順序で考えられていましたが、今は『事業戦略=マーケティング戦略/デジタル戦略』。事業とデジタルは切り離せません。」
目指すは少数精鋭の「デジタルコンサルティングのタレント集団」
顧客のDX推進支援を事業の柱に据えているファーストデジタル。「デジタルコンサルティングのタレント集団」を標榜して、少数精鋭のコンサルタント集団として積み重ねてきた実績がいよいよ実を結ぼうとしている。
「ファーストデジタルは、ナショナルクライアントから頭脳集団として信頼されるコンサルティング会社であることを最優先としています。そういったビジョンに共感してか、メンバーも結果を意識して仕事に取り組み、やりがいを持って楽しんでいるようです。その結果なのか、ありがたいことに多くの引き合いをいただいているため、現在20名前後の会社ですが2025年までに50名の組織にすることを想定し採用を進めています。」
会社の看板で仕事をするのではなく、個人のスキルで大手企業とわたり合う。そのスタイルはまさに「タレント集団」の名にふさわしい。
「個人の裁量を広く与える会社なので、自ら考え・動き・結果を出していくような働き方を楽しめる人たちを集めたいと思っています。今いるメンバーも、難題をクリアするためにハードワークも辞さない、そんな高いモチベーションを持っています」
組織をフラットにして風通しを良くし、個人が活躍できるフィールドを用意する。それが経営陣の仕事であり、メンバーには経営陣が用意したフィールドで存分に活躍してほしいと粕谷社長は語る。
「フラットな環境や風通しの良さには自信があります。私は社長だからといって偉いとは思っていません。経営を担当しているだけです。社員には当社を使って自由にコンサルティングの仕事を楽しんでほしいと願っています。そのために働きやすい環境を整備するのが経営陣の仕事です。」
自由に働けて報酬も高いが、その分、仕事はハード。常に結果を求められるプレッシャーと戦う働き方にチャレンジしたい人には最適なフィールドが用意されている。
「雇われ脳ではなく、一緒に会社を育てていくマインドを持った人と働きたいです。また、メンバーには自分の裁量で責任を持って目一杯働いてもらい、シニアマネージャーを目指して切磋琢磨し、自ら案件を増やしていけるようなコンサルタントになってほしいです。最終的な責任は経営陣が取ります。ファーストデジタルの中に自分の会社を作るぐらいの意識で働いてもらって結構。会社をうまく使ってスキルアップ、そして豊かな生活を手に入れてほしいので、年収に上限は設定していません。社長よりも年収が高いコンサルタントがいてもいいと思いませんか?」
働く場所も時間も縛らない!デジタルツールを活用した働きやすい環境の構築
結果を重視しているファーストデジタルでは、組織をフラットにして大きな裁量を持って動けるようにし、働く時間や場所も縛らない。
「固定費を減らしその分メンバーに還元できるように、決まったオフィスを持たず、シェアオフィスを借りて、どこで働いてもいいようにしています。コンサルティング会社は大手町など都心の一等地にカッコいいオフィスを構えるものですが、働き方が多様化している現在、高い賃料を払ってオフィスを構える必要はありません。シェアオフィスなら気分に合わせて自分の好きな場所で働けます」
ファーストデジタルでは、女性の活躍にも期待している。今は女性社員5名だが、今後は男女比率を50:50まで引き上げたいと考えている。そのために女性が働きやすい環境の整備も進めていく計画だ。
「コンサルティングの仕事は女性の方が向いている仕事かもしれません。女性は細かいところまでよく気が付いて、やると決めたらまっすぐ突き進む力があります。産休・育休後の職場復帰をしやすい環境を整え、女性が輝ける会社にしていきたいです。デジタルツールを使ってリモートワークを可能にすれば、女性の職場復帰もしやすくなるでしょう。当社はDXを推進する企業なので、リモートワークやフレックスの仕組みを導入するのは得意分野。まずは自社の働く環境をデジタル化し、女性が働きやすい職場を作っていきます」
評価制度も納得のいく合理的なシステムを採用し、成果を社員に還元できるようにしている。
「評価制度も社員の成果を反映できるシステムにしています。クライアントや会社への貢献を変数にした方程式を基に年収を決定、クラスごとの給与水準も開示しています。シニアマネージャー(グループリーダー)1200万円~。マネージャー900万円~1200万円、コンサルタント600万円~900万円、アナリスト~600万円。キャリアパスを明確にすることで、目標を持って働くことができ、メンバーの成長を促進できます」
コンサルティングファームなどで活躍していた人材ならコンサルタントやマネージャーのクラスからスタートし、事実上の現場トップであるシニアマネージャーを目指してキャリアを積み上げる。Webマーケターやエンジニアなどは、これまでに培った経験を生かしてアナリストからコンサルタント、さらにその上のクラスを目指す。
「コンサルティングの仕事をしていた人はもちろん、MAやCRM、DMPツールの開発や導入をしていたエンジニア、あるいはそれらのツールを使って仕事をしていたデジタルマーケティング領域の人材も、コンサルタントとしてDXを推進できる人材へとキャリアアップするチャンスがあります。今はDX黎明期、これから本格化してきます。まだ人材も少なく、今ならDX人材のトップランナーも目指せます。即戦力歓迎ですが、経験が浅くてもポテンシャルがあれば採用します。DXやコンサルティングに興味があるなら、ちょっと背伸びしてでもチャレンジしてください」