独自プラグイン『WAE』を開発!WordPressを活用したWebサイト構築
名古屋市にある株式会社ラージックウェーブは、東海地区を中心に、Webサイトの企画・制作・開発・運用支援を一貫して行うWeb制作会社。中~大規模なWebサイト構築を得意とし、戦略的なサイト設計でクライアントのビジネスにコミットしたWebサイトの構築を掲げている。
Webサイトの構築基盤にCMSであるWordPressを活用することが多く、その拡張性でスピーディかつ、クライアントの要望に幅広く応えるための制作を心掛けている。CMSのメリットとデメリットを考慮し、高いデザイン性を要求されるトップページ等ではHTMLでWebページを制作し、それぞれのページに合った形で作り上げる。
「行政のホームページや多数の商品ページがあるようなメーカー等、1,000Pを越えるような大規模案件の場合、どのページでも情報が同じ場所にあるのが大切です。そんなページはCMSでの制作が適しています。しかし、CMSではデザインが単調になったり、オリジナリティに欠けたりします。トップページや重要なページをHTMLで作ることでデザイン性の高いWebサイトに仕上げることができます」(代表取締役・鳥飼正樹氏)。
ラージックウェーブがCMSでのWebサイト構築にこだわっているのは、二つの理由がある。一つは、制作の手間を省くことで、クライアントのコスト削減に繋げられるから。そしてもう一つは、クライアントのニーズに対して柔軟に対応すること。そのために、WordPressのプラグイン『WAE』を独自に開発した。
「Webサイトを納品後、クライアントがページを追加したり更新したりする場合、CMSを使っていれば、HTMLコーディングが必要ないため、クライアントでも追加・更新ができます。しかし、CMSではできることも限られており、よりリッチなWebサイトをクライアントの手だけで作れるように『WAE』を開発しました」(鳥飼氏)。
『WAE』は、管理画面で設定したレイアウトがそのまま公開画面となり、アイデアをそのまま「カタチ」にできる。カラムレイアウトを作成してカラムの横幅を調整したり、地図や動画を挿入したりといったことが可能となる。
「『WAE』を使うと、当社でWebサイトを構築する際に、クライアントから急な変更や新たな要望が入っても柔軟に対応することができます。CMSで簡易なWebサイトを作るのではなく、CMSの良さを生かしてよりリッチなWebサイトを手間かけずに作るのが当社のスタイルです」(鳥飼氏)
事業の基盤となるサイト更新機能は「理にかなったWebデザイン」があってこそ
WordPressを活用してWebサイト構築をするラージックウェーブ。前述の「WAE」などWebサイト構築の技術がないクライアントでもサイト更新ができる機能を採用する反面、それらのサイトのベースを構築するのは、あくまでもWebデザイナーやフロントエンドエンジニアだ。特にWebデザイナーが担保するサイト全体のデザイン品質が「要」とし、先進性や格好良さ以上に、UIやUX、クライアントの狙いやゴールを叶える「理にかなったWebデザイン」でなければ意味がない、と考える。
「簡単にサイト更新ができるため、クライアント内の複数の担当者がサイト更新を担当するケースが多くあります。もしくは年度によってその担当者が変わってしまうケースもあります。その際に、誰が作っても、見出しやボタンのデザイン、サイズ感など、サイト共通のデザインを保てるよう、初期構築時にWebデザイナーが緻密に計算したデザインをすることで、3年後5年後にも価値のあるWebサイトであり続けることができる。その根本は、企業サイトでもECサイトでも、自治体や採用サイトでも同じです。」(鳥飼氏)
デザインのトレンドを掴み、Webデザイナーとして、日々の成長を重ねることはもちろん、そこにクライアントの目的を実現する視点がなければ、ただの自己満足になってしまう。数あるWeb制作会社の中からラージックウェーブがクライアントに選ばれる理由は、まさにこのクライアントを第一に考える姿勢にある。信頼を積み重ねることで、次の仕事に繋げる。そのためには「当たり前なこと」を「当たり前にする」のが大切だと鳥飼氏は語る。
「クライアントの要望をしっかりヒアリングし、ベストな提案をする。そして、クライアントとの約束は是が非でも守る。当たり前なことを積み重ねて信頼に繋げていくことで、会社の未来が開けると信じています。どれだけ素晴らしいデザインをしても、どれだけ優れた技術があっても、約束を守れない会社と取引したくない。私自身がそう考えるからです」(鳥飼氏)。
このラージックウェーブの真摯な姿勢がクライアントからの大きな信頼に繋がっているのだ。
エンジニアの存在が重要!Webサイト構築をフックに新しい取引へ繋げる
ラージックウェーブは「デザインとITソリューションで、未来の『当たり前』を創造する」という言葉をポリシーにしている。
Web制作会社は、大きく分けて二つの系統がある。デザイン会社がWebサイトの制作を手掛けるようになったパターンと、システム開発会社がWebアプリの開発と一緒にWebサイトを構築するようになったパターンだ。ラージックウェーブは、後者にあたる。
「親会社の株式会社ラージックは、愛知県を中心にエンジニアリング・アウトソーシングサービスを展開しているIT企業です。世の中のニーズに合わせて、受託というスタンスでWebサイト構築を手掛けるラージックウェーブが設立されました。そのため、会社の雰囲気はシステム開発会社に近いものがあり、エンジニアが活躍できるチャンスが沢山あります」(鳥飼氏)。
ラージックウェーブは、Webサイトの企画から運用支援までワンストップで請け負うのを強みにしている。もちろん、その中にはWebアプリケーションやスマホアプリの開発も含んでいる。
「Web制作会社には、エンジニアが重要な存在だと考えています。単純にHTMLやCMS、既存のプラグインで構築するWebサイトは「機能」や「UX」という側面で他社と大きな違いを出すことは難しいですが、世の中のトレンドを反映させた自社開発のプラグインやWebアプリは他社との差別化に繋がり、クライアントにより最適化されたWebサイトを提供できると考えるからです。クライアントとの間に信頼関係を築き、Webサイト制作をフックに、永続的でクライアントのビジネスに深く入り込んだビジネスパートナーになることが、会社を成長させていくと考えています」(鳥飼氏)。
実際に、社会インフラ系の大手企業のWebサイトを手掛け、その後に、地域情報配信サービスのスマホアプリのデザインと開発を請け負った事例もある。このように、会社の核となるエンジニアリソースを増強し、デザインとITソリューションで、クライアントのビジネスに貢献する企業を目指している。
「最終的には、自社サービスの開発も念頭に置いています。そのためにもエンジニアのチカラが絶対に不可欠。今はWeb制作会社を名乗っていますが、10年後はアプリ開発会社になっているかもしれませんし、自社サービスを運営する事業会社になっているかもしれません。既存メンバーとこれから入社するメンバーで、ワクワクしながら、ラージックウェーブを進化させていければと願っています!」(鳥飼氏)。
採用サイトに「プロモーション動画」をプラスしてパッケージ化した本サービスは、企業をよりリアルに、より身近に、より魅力的にアピールできるツールとなっている。