株式会社イーオン

英会話教室『AEON（イーオン）』を全国に250校以上展開する株式会社イーオン。1973年のスクールスタート以来、英語を学びたい人達を支え続けてきた老舗ともいえる業界大手の一つだ。

学校運営だけでなく、eラーニングやオンラインを駆使した語学教育事業や、語学教材の制作・販売、法人向けプログラム等を幅広く展開。また、最近は英会話だけでなく、中国語学校を開校する等、顧客ニーズに合わせて事業を拡大し続けている。

イーオンがスクール運営において何より力を入れているのが、ネイティブ外国人教師だけでなく日本人教師も一体となって生徒様を細かくサポートしていく体制づくりだ。

「日本人教師が学習面の細かいアドバイスをすることで、伴走しながら一緒に学ぶことができる点を、受講者の方々からも評価していただいています。教室の雰囲気も、生徒を歓迎するような温かさを大切にしていて、皆さんが安心して学べる環境を用意しています」（採用担当・野毛●氏）。

実は、同社は2018年よりKDDIグループに参画している。そして、そこを起点にデジタルシフトが急激に加速しているのだ。

「デジタルシフトという点では、正直、当社は業界内でも遅れていると自覚しています。グループに加わったのを機に、一気にデジタルシフトを進めていこうと社内でも機運が高まっていて、それに伴って外部からの人材採用も積極的に行っていく考えです」（野毛氏）。

真っ先に進めているのが、デジタルマーケティングの強化による「集客」への注力だ。
これまでは、広告課という部署が一括で行っていた様々な取り組みを細分化。2020年5月にはデジタルマーケティング課を新設し、最初の取り組みとしてコーポレートサイトの刷新に取り組んでいる。

「効率的に集客していくために、データ分析や解析に力を入れ、ホームページの運用や新たな施策づくりを随時進めています。会社の歴史においても、まさにターニングポイントとなるような、大きな取り組みがスタートしたわけですね」（野毛氏）

しかし、ここで一つ大きな課題がある。これまでマーケティングについては、社内のメンバーで“できそうな人”が中心となって回してきたため、プロフェッショナルな人材がおらず、専門的な知見はもちろん、ヒューマンリソースも圧倒的に足りないのだ。

「求めるのは、集客等、マーケティングのナレッジをお持ちで、運用から施策づくりまで広く任せられる経験者です。基本的にはホームページ等、現在あるものを分析・解析し、さらに良いものにしながら、集客面で成果を上げていくことがミッションとなります。まさに、オウンドメディアを戦術的に運用していく人、ということですね」（野毛氏）。

つまり、デジタル化推進のプロジェクトを中核で進めていく人材だ。「やりがいは間違いなく大きいはずです」と野毛氏は語る。

「基本的には任せたいと考えていますので、その方の裁量で、色々なアイデアを出して形にしていってもらいたいです。会社の歯車ではなく、責任あるポジションで主体的・積極的にチャレンジしてほしいと思います」（野毛氏）。

その時に、歴史も知名度もある「イーオン」というブランドを使っていろいろなことに取り組んでいけるのは、他ではできない仕事の面白さとなるはずだ。

「いずれは、この部署を背負っていってもらいたいので、マネジメントや組織づくりにもチャレンジしたいという人にはぴったりの環境だと思います。また、英会話や語学、教育にも興味がある方だと、さらに仕事を楽しめるでしょうね」（野毛氏）。

イーオンでは今後、AIの活用等も含めたデジタルシフトも加速させていく考えだという。AIをはじめとするDX推進等に力を入れることで、これまでに培ってきた「教室運営の価値」と「EdTech」のハイブリッドにもチャレンジしていく。

「KDDIグループに入ったことで、社内に新たな機運が高まっているのは間違いありません。AIを活用した英会話eラーニングシステムの開発・リリース等、これまでのイーオンにはなかったような取り組みが既に生まれ始めています。今後はデジタルコンテンツ課の立ち上げも予定しているので、楽しみは尽きないと思いますよ」（野毛氏）。

同社の職場環境について伺うと、野毛氏は「とにかく明る会社です」と笑顔で話してくれた。

「うちは、スクールで勤務していたメンバーが本社勤務に移行するケースも多いため、人とコミュニケーションを取るのが好きな人がとても多いです。会話も多く、すごくにぎやかな雰囲気の中で、皆さんがのびのびと仕事をしています」（野毛氏）。

本社勤務であっても、休日は土日固定の完全週休2日ではなく、日曜日プラス公休日という仕組みになるという。平日も含めて自由に休みを設定していける良さがあるので、ライフワークバランスが取りやすい。「始業時間も比較的遅めですから、通勤も楽ですね」と野毛氏。

イーオンの好きなところついて伺うと、多くのメンバーが口を揃えるのが「人の良さ」だ。

「本社も教室も、とにかく雰囲気が良いです。それは人の良さによるものだと思います。それでいて、過度に干渉せず自分のペースで働けるので、働きやすいですし居心地もいいですよ」（野毛氏）。

人と人の繋がりを大切にし、学校運営においても「人と向き合うこと」を大切にしてきたのがイーオンに根付いている文化、デジタル化を進めるとしても、そういった人間らしさは大切にしていく考えだ。

「会社として大きなチャレンジだからこそ、面白い仕事ができるのは間違いないと思います。その中心で、他ではできないインパクトの大きな仕事を一緒に楽しんでいきましょう！」と、野毛氏は最後に力強く語ってくれた。