スポーツ選手のコンディションとパフォーマンスを管理する『ONE TAP SPORTS』
共同代表の形をとっている珍しい会社です。
スポーツ選手のコンディションとパフォーマンスを管理する『ONE TAP SPORTS』を提供している、株式会社ユーフォリア。
日本代表チームが目標であったベスト8に進出し、日本国中に歓喜と感動をもたらしたラグビーワールドカップ2019日本大会。その日本代表チームの大躍進を陰で支えたのが、『ONE TAP SPORTS』である(“ONE”には“ワンチーム”、“ONE TAP”には“1本の指で簡単入力”、“TAP”には“Top Athlete Performance”の意味が込められている)。
『ONE TAP SPORTS』で出来ることは大きく次の3つ。
①毎日の健康状態(コンディション)やトレーニング、食事(栄養)の管理
・選手のコンディションを可視化し、トレーナーや栄養士などのスタッフが選手全員のコンディションを簡単かつ詳細にチェックできる。
・日々のトレーニングを記録し、結果や負荷量を可視化。
・日々の食事内容や栄養状況を記録し、スタッフが適切にフィードバック可能に。
②測定データから選手の成長を分析
・体組成やフィジカルテスト結果などの測定データの管理。
・身長、体重などを入力し成長(速度)曲線を見える化。
③ケガや障害の状況や処置内容の管理
・スポーツ障害報告書を簡単に作成。ケガの履歴を一括管理。
・処置やリハビリ内容を記録・管理。
「従来、トレーナーやコーチの“勘と経験”で行われていたトレーニングに、”主観データ”と“客観的なデータ”を掛け合わせて、科学的に分析し、アスリートひとりひとりのコンディションを可視化することで、ケガの防止に役立てるだけではなく、コミュニケーション活性化やチームパフォーマンスの向上に貢献出来ていると自負しています。」とCo-Founderの宮田誠氏は言う
チーム強化のためには、トレーニングによって個々の選手のパフォーマンスを最大限に高めていく必要がある。しかし、追い込み過ぎるとケガやメンタルの不調を招くリスクがつきまとう。『ONE TAP SPORTS』は、選手のコンディション(体調や睡眠、疲労度など)やトレーニング内容および結果、栄養の摂取状況といったデータを一元管理し“見える化”することで、トレーニングや食事などの最適化・精緻化を図ることができる。
現在では、サッカーの83チーム、ラグビーの42チーム、野球の26チームなど、約40競技におけるプロなどのトップチームを中心に350チームが導入している。
海外進出にもすでに取り組み始めており、サッカーのカンボジア代表チームへの導入が決定。今後、東南アジアのトップチームを中心に広めていく計画だ。
目下、NECと組んでAIによる提案・予測機能の開発を進めている。これにより、専属のコーチやトレーナーを持てないアマチュアチームや学校の部活などでも活用できるようにする。さらに、高齢者施設におけるリハビリテーションや子供の発育管理などにも裾野を広げ、市場を広げていく構えだ。