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インタビュー画像代表取締役社長 矢部寿明 1993年生まれ。慶應義塾大学卒。大学卒業後、GE(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)に入社。ファイナンスのリーダー育成プログラムであるFMPに所属し、北アジア3ヶ国のファイナンス業務などに従事。2018年3月より、BASEへ入社。子会社BASE BANKの立ち上げ、将来債権譲渡のスキームを活用した「YELL BANK」の企画・開発や融資事業の立ち上げなどを行なう。2019年2月退社し、Crezitを創業。

2019年3月に矢部さんはCrezitを創業しましたが、どのようなサービスを展開しているのでしょうか?

領域はBtoBtoCのフィンテックで、「Credit as a Service」という様々な事業会社が個人向け金融サービスを立ち上げ、運用できるプラットフォームを開発・提供しています。 このプラットフォームは契約から与信審査、債権管理、回収まで一連の流れを低コストかつ迅速に管理できるシステムです。たとえば、ECサイトの運営会社が自社で後払い・分割払いサービスを提供できれば、消費者はその場でスムーズに与信を受けて商品が購入できます。同様に、賃貸仲介業者が融資サービスを提供すれば、消費者は借りたい部屋をスムーズに借りられますよね。 従来、個人向けの融資には、クレジットカードや消費者金融がありました。現在では「あと払い」サービスなども普及していますが、いずれも立ち上げにはコストも手間もかかってしまいます。そこで、Crezitがプラットフォームとして必要な機能を用意して、事業会社や金融機関がこのインフラの上で金融サービスを立ち上げてもらえればいいのではないかと考えました。 事業会社向けにはユーザーインターフェイスを提供し、金融機関向けには基盤システムを提供しています。海外の先行事例をみると同様のサービスは既に登場していますが、僕らはユーザーアプリケーションも業務のSaaSも提供しており、融資サービスを生み出すための機能を重視しています。

ここまでのお話ではBtoBサービスとしての印象が強いように感じましたが、サービスとしてはあくまでBtoBtoCを意識しているのでしょうか?

僕たちは「信用を最適化して、人の可能性を解き放つ」をミッションに掲げています。そのため、導入するのは事業会社や大手金融機関ではありますが、あくまでもこのプラットフォームを通して最終的に金融サービスが届くエンドユーザーであるコンシューマーにフォーカスしたいですし、個人の与信を最適化したいと考えています。 様々な事業者が金融サービスを提供できる世界を構築し、個人のチャレンジのハードルを下げていきたい。だからエンドユーザーが法人のプロダクトは絶対にやりません。

このプラットフォームが普及したときに、消費者にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

消費者サイドのメリットとしては、金融サービスを利用する心理的ハードルが下がります。 たとえば、新社会人が職場近くの賃貸物件を借りようとしたときに「60万円の敷金礼金が必要です」と言われたとします。そんなときに、「モバイルから分割払いを申し込めますよ」というサービスがあれば、手軽に新しい生活をスタートできますよね。 こういう時に、従来でしたら親に借りるか、ローンを組むか、選択肢も少なければ、その体験性は実際のカスタマージャーニーからは分離されていました。また、個人の借入にはマイナスイメージがあり、心理的なハードルがあります。しかし、借入のブランドや体験、認知が変われば、生活に対する投資がしやすくなります。

ブランドが変わるだけで、そんなにハードルは下がるものなのでしょうか?

それが意外に下がるものなんです。たとえば、以前若い世代にヒアリングしてみたところ、「Crezitのシステムなら借りてみたい」と話してくれました。 先日も複数の学生に「引っ越し費用が必要な時にどうしますか?」と聞いてみると、一番回答数が多かったのが「親から借りる」で、「消費者金融や銀行から借りるのはちょっと嫌」と話していました。でも我々のサービス(形式)なら借りたいと言うんです。 消費者さんが我々のサービスを誤認しているわけではなく、金利や契約形態も理解したうえで、心理的な障壁が下げられているんです。金融へのイメージがブランディングや体験で変わりうるものだと証明している意見なので、我々としては道筋があると感じています。

Crezitは単にプラットフォームを提供するだけでなく、「お金を借りる」というイメージを変えようとしているのですね。

そうですね。似たような事例にノーベル賞を受賞したグラミン銀行が考えられます。マイクロファイナンスを提供するグラミン銀行の平均金利は、実は年20数%です。日本の消費者金融の平均約定金利は16〜18%で、どちらもユーザーにとっては決して高くない金利です。両者は同じ金融価値を生み出していますが、文脈が違うので借入のイメージが変わっています。もちろん市場的な違いは十分に理解した上です。 僕は、金融の本質的な役割は、「お金を貸す」ではなく、「何かをするためのサポートをする」だと考えていて。先ほどの賃貸を例にすると、消費者は「いま引っ越したい」という願いを叶えるためにお金を借りるわけです。 そういった願いを応援できる事業者が増えれば、消費者に届ける価値を加速させられるはず。僕たちはこの循環を実現するプラットフォームを提供したいのです。

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