網屋の網は、「世界をつなぐ網」であり、そして「人と人とを紡ぐ網」です
当社の社名「網屋」は、インターネットインフラを構築する「ネットワーク」に由来しています。
オフィスのスペースという小さな領域のLANネットワークと、はるか遠くの広大な世界へと繋がるWANネットワークを紡ぐ(つむぐ)ことが創業時の事業基盤でした。
創業当時は、お客様環境のITネットワークインフラを構築することが目的でしたが、全ての端末がインターネットに接続する現在では、インフラの構築だけでなく、そのネットワーク及びシステム全体を「安心・安全」に利用できるようにすることが必要不可欠となっています。
そのため、セキュリティを核とした事業とネットワークインフラを核とした事業の両軸での提供がお客様から求められるようになり、現在では、ネットワークセキュリティ対策製品の開発および販売を行うSAP事業(セキュリティ オーデット プロダクト)と、ITネットワークインフラを設計、構築するIT基盤事業の2つの事業を軸に、お客様のICTインフラに関わるニーズを総合的に提供しています。
今ではこれらの2つの事業を通じて、ネットワークに重要な「安心・安全」をキーワードにしたセキュリティのプロジェクトも事業の大きなシナジーを発揮しています。
セキュリティと利便性をキーワードに、製品・サービスの開発に注力しています
<網屋のメイン事業>
●SAP事業 : ネットワークセキュリティ対策製品の開発・販売事業
●IT基盤事業 : ITネットワークインフラの設計・構築・運用事業
【SAP事業】
現在、企業にとって機密かつ重要な情報資産は、ユーザーPCには保管されず、ファイルサーバやDBサーバなど中央に集中保管・管理されています。「ALog ConVerter」は、そのサーバ群からユーザーのファイル操作の履歴を取得するソフトウェア製品です。
昨今では、他国からのサイバーアタック事件がよく取り上げられますが、実際には従業員の在職中あるいは転職時に機密情報を盗み、競合先や転職先に持ち込む身近な事件のほうが圧倒的に多いのが実情です。
日本よりも転職の機会がはるかに多い海外企業においては、この問題はより深い悩みの種でもあります。「ALog ConVerter」は、重要ファイルに対するユーザーの挙動を簡単に掴むことができるため、世界的需要にもマッチしています。
しかし、このサーバログは、世界的には未開拓のマーケットであり、市場もまだ未成熟です。
現在、日本のITプロダクト、特にソフトウェアではゲームコンテンツ等の一部の分野を除き、世界のマーケットに通用する商品が存在していません。世界の企業に日本のソフトウェアを活用して頂けることを期待し、当社では台湾に子会社を設立し、アジアの販売展開の機軸としています。将来的には海外の拠点展開の加速化を図ってまいります。
【IT基盤事業】
「Verona」、「Hypersonix」は、いずれも当社の設立当初から行っているネットワーク事業の中で、サービス化した商品です。
昨今、企業のITネットワークインフラは複雑かつ多様性を増し、高額なネットワーク機器の購入と複雑な設定技術が必要になり、企業の負担が増大する一方です。
これらの課題を解決するために、初期構築から設定変更、監視、運用まで全てのシステムインテグレーションをクラウドでリモート管理する次世代型のネットワークの仕組みとしてサービス化したのが、クラウドVPNサービスの「Verona」と、クラウド無線LANサービスの「Hypersonix」です。
これらのサービスを利用することにより、お客様はITのインフラ運営の膨大なコストと手間から解放されるだけでなく、例えば企業内の特定グループ間の通信だけをプライベートライン化する、などの細やかなネットワークも簡単に構築できるようになります。
当社は、今後も、セキュリティと利便性をキーワードに、お客様の多様な要求にお応えできる製品・サービスの開発に注力してまいります。
網屋は「人」を大事にする会社、社員を第一義にする会社です
網屋は「人」を大事にする会社であり、社員を第一義にする会社です。
会社は、ひとつのコミュニティであり、コミュニティには「ルール」と「助け合い」、「調和」と「共感」、そして「共成」が不可欠です。
個人の様々な価値観を尊重しつつ、同じ夢と同じベクトルを共有し、成長を継続することが当社にとってなにより重要です。
社員の成長と幸福こそが、お客様・取引先・株主・投資家、そして世界を幸福にする第一歩であるという理念のもとに、まだまだ十分とは言えませんが、次のような取り組みや制度を実施しています。
【教育】
●しっかりとしたビジネススキル(ヒューマンスキル)の上に、テクニカルスキルを身につけることを社会人形成の基本にしています。
●教育機関に加入契約し、経営層から若手社員の全階層に対応した120種類(ジャンルは経営、売上アップ、業務管理、マネジメント、ビジネススキル等多彩です)もの教育カリキュラムを、従業員が自由に選択し、回数に制限を設けず受講できる制度を導入しています。
●平成26年度4月~27年3月の1年間で、国の教育助成金を一部利用して200日分の技術教育(社外の集合教育)を実施しました。
【資格・語学支援】
●資格取得支援 : 情報処理試験や職務で必要なベンダー資格などを取得する際の支援を行っています。
●語学支援制度 : TOEICと中国語検定を対象に、語学力UPを支援しています。
【福利厚生】
退職金制度(正社員)/慶弔見舞金制度/育児・介護休業制度/福利厚生保険制度/契約保養所(東急ハーヴェストクラブ) 等
【クラブ活動】
●クラブ活動支援制度 : スポーツや文化などのクラブ活動を促進し、従業員同士の交流を活性化するとともに、日頃の運動不足の解消や心のリフレッシュを促すことで、従業員の健康をサポートすることが目的です。
現在は、野球部/フットサル部がこの制度を利用し活動しています。
●ゴルフ : 当社はgolf人口も多く、春と秋に7~8組でgolfコンペを行っています。
網屋の網は、ネットワークの網であり、セキュリティの網であり、世界をつなぐ網であり、そして「人と人とを紡ぐ網」です。
これからも従業員の幸福を希求し続けてまいります。