タワレコオンラインの検索機能も開発!クライアントのニーズを解決する受託開発
株式会社ウエルストーンの事業は大きく分けて二つ。受託開発を行うITソリューション事業とエンジニアリングサービス事業だ。
受託開発は100%エンドユーザー案件で、数々の実績を残している。例えば、タワーレコードの検索エンジン。タワーレコードのECサイト内で商品検索をする機能をウエルストーンが手掛けた。2,000万点の商品在庫から速く快適に目当ての商品を探し出す。「Search Formula-1」という海外ベンダーの最先端のエンジンを日本国内でいち早く導入した。
「タワーレコードオンラインは取引メーカーが600社以上に及び、1日に1万点の商品が入庫します。ビッグタイトルのリリース時は、最大分速300枚のオーダーが入ります。目まぐるしく商品在庫の状況が変化するなか、検索結果への反映までのタイムラグや大量商品の検索の高速化が必要でした。当社が開発を手掛け、AWS環境下でSearch Formula-1を使って、1秒以下の結果表示を実現。1分あたり5,000~6,000件のデータ更新を反映する検索処理を可能としました」(取締役 人材開発部長・石井則文)
そのほかにも、化粧品メーカー「POLA」のAIチャットボットや、クラウド型ドライブレコーダー管理システム『WEBドラサービス』のシステムを開発した。近年、同社が注力しているのは、RPAソリューション。RPAのリーディングカンパニーであるUiPath社とパートナー契約も結んでいる。
「RPAもAIも、エンジン開発は外部ベンダーが行います。当社は、外部ベンダーが開発したエンジンを使って、クライアントのニーズを解決するシステムを構築します。当社には、流通業界やアパレル業界等で長年にわたり手掛けてきた業務アプリケーション開発の経験と実績があり、クライアントの望むシステムを構築します。Search Formula-1を使った開発も続けています」(石井氏)
現在は、コンビニ各社が自前でシステムを構築し同社の事業は縮小したが、2004年にファミリーマート、ローソン、ミニストップ、スリーエフ等と提携し、日本初のコンビニ受取サービスを展開した実績もある等、常に新しい技術でクライアントや社会のニーズに応えてきた会社なのだ。
キャリアパスに沿った案件を選んで経験とスキルと実績を積めるSES事業
華麗な開発実績がある受託開発事業だが、売上比率でいえばウエルストーンのメイン事業はエンジニアリングサービス(SES)だ。大手SIerからの直取引案件が多数あり、金融保険、通信、流通等を得意分野としている。
案件の幅・質共に高く、最新技術に携わるチャンスもある。要件定義、基本設計といった上流工程から、保守・運用までシステム開発のあらゆるフェーズで参画しているため、エンジニアがキャリアパスを構築するには最適な会社といえそうだ。システム運用やインフラ構築、あるいは汎用機や組込系の開発から、Web開発へキャリアチェンジしたい人が数多く同社の門をたたいている。
「当社ではエンジニアが自らキャリアパスを考え、どんな案件に就きたいかを重視しています。今できることだけをしていては、エンジニアも会社も成長しません。それよりも、どんな仕事がしたい、どのような技術を身につけたい、こんな現場で働きたいというエンジニアの希望を最優先に、案件に着任していただいています。直近2年で入社していただいた方々は、みなさんご希望の案件に着任できていますが、それは当社の持つ強力な営業力と、エンドユーザー案件開拓施策などに支えられています。」(石井氏)
技術力・ビジネス力・人間力を高める研修プランが準備される等、社員研修制度が充実し、受験料・報奨金サポートといった資格取得支援もあるウエルストーン。エンジニアがキャリアパスを構築するのに最適な環境が整っている。
「自分のキャリアパスに沿った案件を選んで、経験とスキルと実績を積み上げられるだけでなく、当社は受託開発も手掛けているため、エンジニアリングサービスからの転身も可能です。企画から開発、運用保守までを一気通貫で、しかも複数プロジェクトを並行して担当するため、フルスタックエンジニアとして活躍する道も続いています」(石井氏)
機械学習、クラウドコンピューティングサービス、ソフトウェア開発のプラットフォーム、アジャイル、スクラム。受託開発では最新技術と最新環境で開発に携われるチャンスがあり、相応のスキルを要求されるが、やりがいもあるため、ウエルストーンに入社してフルスタックエンジニアの高みを目指してほしい。
「エンジニアリングサービスでの経験が受託開発で生かせるだけでなく、受託開発で培った技術が、エンジニアリングサービスでも武器になります。今後はエンジニアリングサービスと受託開発の割合を50:50にまで高めていければと考えています。そのためにも、一人でも多くのエンジニアに当社でスキルアップしてほしいと願っています」(石井氏)
■中途入社した若手のキャリアチェンジ実績
・運用保守エンジニア → 開発エンジニア
・インフラエンジニア → Pythonエンジニア
・半導体組込エンジニア → Rubyエンジニア
・Java開発エンジニア → 上流工程担当のソリューションエンジニア
■中堅社員のキャリアイメージ
・開発から上流に移りたい →上流案件に入り、いずれはPM・PLを目指す
・長年いち開発者として実績あり → 技術向上できる環境でスペシャリストを目指す
・PM歴は長いが、開発者としてスキルアップしたい → 自らも手を動かせる案件でリーダー・サブリーダーとして活躍する
育成に本気のSESを目指す。正当な評価とキャリアパスの構築に役立つ、独自に作り上げた「社員評価制度」
定量的かつ具体的な基準で、エンジニアの経験と成果を正当評価する「社員評価制度」も、エンジニアがウエルストーンで働くメリットの一つだ。いくらスキルを磨いて経験を積んでキャリアを構築しても、会社から納得できる評価をされなければ、モチベーションをいつまでも高く保てない。その点、ウエルストーンの社員評価制度は見える化されており、評価に納得できるだけでなく、キャリアパスのマイルストーンにもなる。
ウエルストーンの社員評価制度を少し詳しく説明したい。まず、すべての社員は1~6の等級に分けられる。
・実務レベルでプロジェクトに参画し、戦力の一員として貢献するレベルは「2級職」
・プロジェクトで中心的な役割を果たし、事業活動を意識した会社貢献をできれば「3級職」
・自社のサービス戦略実現に向け、案件創出・メンバー管理・高い専門技能習得を行えれば「4級職」
といった具合である。
4級職以上は、後輩・部下の成果向上を担う「アチーブメントリーダー」、顧客ニーズをキャッチアップし、ビジネス展開のプランニングを手掛ける「ビジネスコーディネイター」、技能の専門性を活かし自社のサービス戦略に貢献する「テクニカルイノベーター」と三つのキャリアが選べる。
「現場で技術を極めたいエンジニアも、マネジメントで活躍したい人も、自分が描くキャリアを選べます。等級はさらに細かく5つのレベルに分かれており、それぞれ期待成果が定義されています。エンジニアは順次ステップアップすることで、昇給していく仕組みとなっています」(人材開発部 主任・片山 恵里)
それ以外にも、開発プロセスや業界知識、言語等、168項目の評価基準を設定し、自己評価と上司評価によってスキルを数値化。これによりエンジニアのスキルが定量的に評価されるため、自分の評価に納得できる。
「2014年にエンジニアによって検討・立案された社員評価制度を導入しました。2019年には、社員や求職者にとって魅力的に映る会社づくりの一環として給与・休暇等、社内制度も見直しました。システム開発会社にとってエンジニアは大切な資産です。彼らが快適に働けるようにバックアップするのが営業部や管理部門の使命だと思っています」(片山氏)
平均残業時間は月17.8h。稼働時間は週単位で把握しフォローし、年間休日は120日以上。入社時から有給休暇が付与され、社員旅行やバーベキュー等の社員同志の繋がりも強化中。エンジニアが安心して働いてキャリアを積むには、会社のサポートが不可欠だ。
1991年の創業以来、長年にわたってエンジニアと共に成長してきたウエルストーンには、エンジニアにとって理想的な環境が用意されている。