IT技術によるイノベーションで、ライブ・エンタテインメント市場の変革・発展をリードし続ける
ライブ・エンタテインメント市場の変革・発展を目指し、業界最大級のチケット販売サイト「イープラス」を運営しています。1999年の設立当初からずっと、そのサービス価値は”IT技術によるイノベーション”によって実現されてきました。
主軸であるプレイガイド事業では、業界最大級のチケット販売サイト「イープラス」の運営を中心に、公演の主催者・参加者の全員がハッピーになるようなトータルソリューションを提供。コンサートや音楽フェスティバルのチケットを事前にインターネットで予約・購入できるプラットッフォームはもちろん、当日券の決済や、会場で提示するチケットもスマートフォン等のデバイスで完結させるサービス(電子チケットシステム「スマチケ」)を先駆けてリリースしています。
根底にあるのは、エンタテインメントを作る人・楽しみたい人の思いを叶えたい、という純粋な願いです。人気アーティストの公演をできるだけ”平等に”多くの人が楽しめるような販売方法は何か?という疑問から生まれたのが、「プレオーダー」という自動抽選式のチケット販売システム。イープラスが発案し、今では業界のスタンダードとなっています。
またこの春、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が業界に影響を与えている中で、早期から数々の取り組みを実施。「エンタテインメントを作る人・楽しみたい人」のためにどう貢献できるのか?このような未曾有の事態に真摯に向き合い、会社としてできることをこれからも模索し続けていきます。
✔️活動が制限されたアーティスト・プロダクションのグッズ販売手数料を50%免除
✔️3月末、無観客スタジオライブ中継イベントを主催
✔️新型コロナウイルスによるライブ中止を受け、アーティスト向けにライブ配信サービス提供
✔️新型コロナウイルスによる興行主催者のイベント中止払戻し費用全額を負担
(詳しい情報は、会社ホームページのプレスリリースをご覧ください。)
資本が集まりやすい大型アーティストだけでなく、まだ知名度は低いけれど本当に実力があるアーティストのPRを応援したい!という思いから生まれた取り組みも多くあります。チケット販売のプラットフォームを一般のユーザーにも開放した「WEBオープンシステム」は、アマチュアのミュージシャンから学園祭の出し物まで、自由にチケットを発行して販売・購入ができる仕組みをサービス化したもの。様々なジャンルのエンタテインメント情報を独自に集めたWEBメディア「SPICE」の運営も手がけています。
圧倒的なスパイクトラフィック、不正防止、座席配置アルゴリズムを掛け合わせるハイレベルな開発
イープラスが開発・提供するプロダクトの種類は多岐に渡ります。チケット販売サイト「イープラス」はECサイトの形を取っていますが、いわゆる一般的なECサイトと比べるとはるかに高度な技術によって成り立っています。例えば有名ミュージシャンの全国コンサートでは、全国各会場の何万席という異なる座席配置に対して、販売開始の定刻になった瞬間に、数十万人単位のユーザーが一気にアクセスします。圧倒的なスパイクトラフィックに耐えるシステムを実現する技術、転売目的の購入など不正を見抜くセキュリティの技術、さらに1人・2人・3人・10人……何人ごとにチケットが購入されてもできるだけ会場内でピッタリと座席に収まるように配置するアルゴリズム、それらを1秒でも早く処理して決済を完結させる技術など、その複雑性は想像以上のものです。
そして今日本で年間600件以上開催されていると言われる、音楽フェスティバルに特化したスマートフォンアプリの開発も行なっています。複数のフェスティバルから自分が行きたいものを選んだり、新しいアーティストの楽曲をアプリ内でSpotifyと連携させてサクサク予習したりすることも。それぞれのフェスティバルごとに作られたアプリの中では、当日のタイムテーブルから自分だけの鑑賞スケジュールを作って管理することもできます。直近では物販の予約購入の機能もリリースし、将来的には飲食なども、音楽フェスティバルに内包されるあらゆるサービスへITソリューションを提供しています。
他にも電子チケットシステム「スマチケ」に伴うIoT技術や、WEBメディア「SPICE」でのデジタルマーケティングなど、ライブ・エンタテインメントとIT技術とのあらゆるタッチポイントでどんどんイノベーションを起こし続けています。
ユーザー約1500万人のデータとコンテンツをマッチさせる高度なマーケティング技術
約20年前、日本で初めてインターネットでのチケット販売を行なったイープラスは、当時から無料の会員登録を必須としていました。ECサイトでのデータマーケティングの思想を早くから実践しており、現在ではユーザー約1500万人の嗜好データが蓄積されています。チケット販売サイト「イープラス」でどんな公演情報を閲覧・購入したのか?嗜好性にどんな傾向があるのか?という膨大なデータを瞬時に処理し、そのユーザーが利用するイープラスサイトやアプリ、WEBメディア「SPICE」においてトップ表示するレコメンドの内容を1人1人にカスタマイズ。CRMにおいては、イープラスのメールマガジン会員に対して全員に異なる内容を発信。1人1人の興味関心と、取り扱っている毎週1万件以上の公演を短時間でマッチングし、自動で文面を作成、配信しています。
エンタテインメントの嗜好性は、ある意味その人のライフスタイルとも大きく繋がっていると考えています。イープラスに蓄積された膨大なユーザーのデータは、日用品や食品といった単なる購買行動のデータに比べてよりユニークでバックグラウンドに背骨が通った内容となっており、様々な分野のマーケティングに活用できます。例えばアドテクノロジーとの掛け合わせなど、将来的な新規サービス開発の可能性も無限大です。
ライブレストランの運営や、自社開催の音楽フェスティバルも!リアルなイベント事業を展開
イープラスはIT・WEBで完結するサービスだけでなく、リアルなイベント事業も展開しています。物販のEC大手や大型コンビニチェーンから派生したチケット販売ビジネスの事業展開とは異なり、設立当時から音楽や演劇などの芸術によるライブ・エンタテインメント業界への思いを貫いてきたイープラスならではの事業展開です。
渋谷の道玄坂にオープンしたライブカフェ「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」では、良質な音楽と飲食を気兼ねなく楽しめる空間を実現。チケット販売だけでなく演奏機会の創出によってアーティスト活動を応援すると同時に、もっとカジュアルに生演奏を楽しみたいというユーザーのニーズを叶えています。
数多くのイベント、ライブ、公演の主催も行なっています。2018年から2年連続で開催している「e+ presents STAND UP! CLASSIC FESTIVAL」には、自社のアーティストだけでなく多くの若手実力右派のアーティストが集結。野外で食べて飲みながら、子どもから大人まで気軽に楽しめるカジュアルなクラシック音楽のフェスティバルを実施し、好評を博しました。
音楽レーベルの運営も2つ手がけており、アーティストの育成やプロモーションを直接手がけながら、自社でコンテンツを保有することでさらなるビジネスの拡大にも繋げようとしています。