株式会社マノア・リノ

元々 IT 業界で活躍していたメンバーが、2016年10月に設立された株式会社マノア・リノ。

現在の同社の事業の柱は、SES 事業。これまでの仕事の中で、エンジニアとのかかわりも多く、経験を活かせる事業で、企業としての土台をしっかり作ろうと考えたのだという。

「 SES 事業の楽しさや面白さをもっと伝えながら、チームワークで働ける会社を目指しています。当社の一番の特徴は、名だたる大手企業との直接取引が多いところです。それはひとえに、営業力の強さでもあります。新規開拓からじっくり取り組むだけでなく、一つ一つの出会いや縁を大切にしながら、信頼される関係づくりに力を入れてきました」（代表取締役・武井健朗氏）

主要取引先には、IT 業界に詳しくない人でも一度は名前を聞いたことがあるような、大手上場企業がずらりと並んでいる。ゲーム制作会社、デジタルコンテンツ開発会社、人材サービス会社、インターネット広告会社など、業種も多岐にわたっている。また、鎌倉に本社を置く面白法人カヤックの SES 採用代行を任されるなど、顧客からの信頼も厚い。

「自らが手がけたゲームやアプリを通じて、たくさんの人たちに影響を与えるようなダイナミックな仕事ができます。また、お客様と近い距離で仕事ができるので、感謝の声やユーザーの反応がリアルに聞けることも、仕事の醍醐味だと思います」（武井氏）

同社にはもう1つ、設立の背景がある。

「プロスポーツ選手のセカンドキャリア支援事業を手がけたかったのです。実はメンバーの中に元Jリーガーがいて、彼が引退後に築いたネットワークを有効活用できるビジネスを自分たちで立ち上げたいと考えたことも、当社を設立した大きな理由だったんです」（武井氏）

事業規模としてはまだまだ小さい。しかし、引退後に不安を抱える現役選手も対象に、ビジネスマナーやPCスキルなどのビジネス基礎力や語学力を高める講習を開き、引退後にスムーズにセカンドキャリアに移行できるようなサポートを続けている。すでに支援実績も出ているそうだ。

また、元日本代表の現役Jリーガーとアドバイザリー契約を結ぶなど、プロスポーツ選手とのパイプもしっかりある。事業として着々と育ってきているという。

2つの事業を展開する同社が、今後新たに予定しているのが、「自社サービスの開発」および「受託開発事業」への注力だ。この4月で5期目を迎えるところだが、好調に推移するSES事業のおかげで、会社としての土台はしっかりとしたものができた。次のフェーズとして、そう遠くないうちに新たなチャレンジをするつもりだという。

「大手の有名企業と取引があるということは、有名なゲームタイトルや、みんなのスマートフォンに入っているような人気アプリの開発に関われるチャンスが多分にあるということです。特にゲームやエンタメ系の開発案件が多いので、そういうものに興味がある人にとっては、楽しい仕事が選べる環境だと思いますね」（武井氏）

スポーツ事業を手がけていることから、福利厚生の一環として、サッカーや野球などのスポーツを皆で試合を見に行ったりすることもあるそうで、スポーツ好きには最高の環境かもしれない。
また、社員のキャリアアップに対しても、非常に手厚いのも特徴だ。

「特にエンジニアの場合は、挑戦したい仕事や、今後どうなっていきたいのかについて細かくヒアリングし、それに見合った現場を探すようにしています。社員一人ひとりの声をしっかり聞く会社なので、もっと伸ばしたいスキルがある人や、新たに挑戦したいことがある人は、どんどん声を挙げてほしいと思います。経験が浅い人でも、みんなで将来を一緒に考えながら、成長のためのお手伝いをします」（武井氏）

これまでに、Web系しか経験がなかったエンジニアが次のチャレンジとして念願だったゲーム案件に携わったり、会社のサポートのもとで新たな開発言語の勉強を始めたメンバーもいるという。

「参考書やセミナー、講習会への参加といった費用は全て会社が負担します。進んで勉強したい人に対しては惜しまずバックアップしています」（武井氏）

同社がメンバーに求めているのは、「感謝の気持ちを持つこと」と、「現状に満足しないで常に成長を求めること」だという。

「それぞれの仕事を忠実にやっていく中で、働く仲間のことを思いやれたり、感謝の気持ちを持って接し合えたりすることが、何より大事だと思っています。社員同士のコミュニケーションが多い会社だからこそ、相手の立場に立ち、相手がどう感じるかを考えて行動・発言できることが必要なのです」

チームワークを重視するからこそ、インセンティブは個人だけでなく、チームに対しても用意しているという。「頑張っている人をきちんと評価できる会社でありたい。会社としても2期連続で決算賞与を出していますし、できるだけメンバーに還元することで皆が幸せになれる環境を作っていきたい」と力を込める。

「現状に満足せず、お金でも技術でもなんでもいいのですが、常に上を目指そうと目標を持てる人でないと、うちには合わないかもしれませんね」

組織面においては、良くも悪くもこれから創っていく会社だと言えそうだ。育休や産休などを含め、制度についてはこれから1つずつ整えていくつもりだ。

「事業拡大中だからこそ、組織づくりを一緒に楽しんでくれるような人だと嬉しいですね。こんな制度があればモチベーションが上がる！という意見があれば、どんどん提案してほしいと思います」

現在の社員数は30名。まだまだ初期メンバーの募集で、活躍できる土壌はたくさんある。

「自分の経験を伝えていきたい、教育に携わりたい、組織作りに興味がある…など、想いがある人には、いろいろことができる会社だと思います。『関わる全ての人が、大きく輝けるように』という想いを込めてつけた社名の通り、マノア・リノで新しいチャレンジをして、大きく輝いてほしいと思います」