コンサルテック業界を築く 戦略立案~実行支援まで|プロフェッショナルな人材500名が奏でる『オーケストラ型コンサルティング』
新しい手法で次世代のコンサルティングを手掛ける会社がある。コンサルティング4.0を掲げ、『オーケストラ型コンサルティング』を推進するコロニー株式会社だ。
『オーケストラ型コンサルティング』は、プロフェッショナルな人材を集めて状況にマッチしたチームを作り、企業の経営課題の解決や新規事業の立ち上げをサポートするコンサル手法。一般的なコンサルティングファームとは異なり、チームを構成するコンサルタントは、フリーランスや他の企業で働く優秀な人材ばかりなのが、『オーケストラ型コンサルティング』のキーポイントである。
「元コンサルティングファーム、メガベンチャー、大手企業、起業経験者に限定して、約500名の外部パートナーと連携し、クライアントのニーズに合わせたチームを編成して課題解決にあたります。多彩なスキルを持ったメンバーでチームを構成するため、戦略立案から実行支援までを一括で支援できるのが特徴です」(代表取締役・清水勇樹氏)。
一つひとつの社名は挙げていてはキリがないほど、総合商社、メガバンク、外資系企業、広告代理店、メガベンチャーと、コロニーでコンサルタントとして活躍している人材のバックグラウンドは幅広い。エンジニア・デザイナー、事業開発・起業経験者も多く、コロニーのコンサルは新規事業の立ち上げを得意としている。
「ITPM・PMO、営業戦略・アライアンス推進なども手掛けていますが、当社の案件で多いのが新規事業推進。当社のクライアントは大手企業が多く、どこも新しい事業を立ち上げるのに人材が不足して困っています。経験豊富な当社のコンサルタント陣なら、スピーディに事業を立ち上げられ、柔軟なチーミングで、立ち上げまで一気に支援いたします」(清水氏)。
新規事業にはリスクが伴うものだが、少数精鋭で柔軟なチーミングが出可能なコンサルチームで動くことで、リスクヘッジにもなり、クライアントのメンバーがチームに入ることで人材育成の効果もあるという。
「GAFAに代表されるようなアメリカの先進的な企業は、たくさんの社員を抱えていますが、実際にプロジェクトを立ち上げるのは少人数のチーム。ビジネスにおいてスピードが要求される現代、新規事業の立ち上げもアジャイルで行うのがポイントです。プロジェクトオーナーの立場でクライアントのメンバーが携われば、軌道に乗った事業をクライアントに任せる際もスムーズに移行できます。後は、ここを可能な限り実践的なレベルで型化して、新しい市場を作っていきたいですね。」(清水氏)。
『オーケストラ型コンサルティング』は、プロフェッショナルな人材を集めてクライアントの現状にマッチしたチームを作り、企業の経営課題の解決や新規事業の立ち上げをサポートするコンサルの新しい手法だ。
プロの事業化集団が新規事業を生み出していく“コンサルティング4.0”
有能な外部パートナーのスキルを最大限に生かすべく、少数精鋭のコンサルチームを編成する『オーケストラ型コンサルティング』。コロニーの社員は、実際のコンサルティングに加わることもあるが、主な仕事はクライアントとのコミュニケーション、そしてプロジェクトの進行管理である。
「当社の社員はオーケストラで言えば指揮者の役割。クライアントからニーズをヒアリングして、プロジェクトの進行を管理し、クオリティをチェックします。コンサルティングの品質に関しては、当社が担保します。だから、当社の責任も重大。コンサルタントマッチングサービスではありません」(清水氏)。
コンサルタントに求めるものは、社会の変化と共に変わっていく。企業で活躍した人材が自らの経験値を元に経営や事業に関してアドバイスするコンサルティングからはじまり、分析して過去のデータを判断の指標にして経営のサポートをするコンサル、あるいは事業全体のグランドデザインを描いたりプロデュースしたりできる人材が、クライアントの既存ビジネスの枠を超えた新しい価値を創造する。そして、コロニーが掲げる“コンサルティング4.0”の時代が訪れ、プロの事業化集団をクライアントに合わせてチーム化し、スピーディに新規事業を生み出していく。
「外部パートナーをうまく組み合わせ、事業の進行に合わせてアメーバのように形を変えるチームで、新規事業を生み出し、それをスケールしていくのが、新しいコンサルティングの姿。アメリカでは主流になりつつある手法ですが、日本で『オーケストラ型コンサルティング』を手掛けているコンサル会社はほぼありません」(清水氏)。
自由な働き方やキャリア形成ができる社会へ!新手法のコンサルで目指す先
コロニーが提供する『オーケストラ型コンサルティング』。実は、もう一つ別の狙いがあるという。それは日本人の働き方、キャリア形成の変革だ。
「当社の外部パートナーは、さまざまなバックグラウンドを持っており、それぞれがこれまでに培った経験やスキルをマネタイズするのに、『オーケストラ型コンサルティング』が最適だと考えています」(清水氏)。
例えば、エンジニアの場合、スキルを積み重ねて秀逸なシステムや便利で快適なサービスを生み出せるようになっても、事業会社に所属していれば仕事の範囲は限られてくる。SIerにいてもクライアントのニーズに合わせたシステムを開発に限定される。『オーケストラ型コンサルティング』でエンジニアスキルを生かせば、上流工程のさらに上、企画段階から参画することができる。
「自分で事業を起こしてその傍らで『オーケストラ型コンサルティング』に参加する、あるいは大手企業に勤めながらプライベートの延長で他社の事業に自らの経験を生かすなど、社会の働き方の多様化に貢献したいと考えています。アメリカ留学中にシリコンバレーで働いた経験から、日本の人材はもっと自由な働き方ができると感じています。自分のスキルや経験を活用できる場へ積極的に出ることで、さらなるキャリアアップも望めます。コンサルティングを手掛けた会社に転職することも可能なので、転職エージェント的な使い方もできます」(清水氏)。
コンサルティングの新しい形、そして今よりも個人のスキルや経験を生かして自由に働ける社会を目指して、コロニーは自社サービスも念頭においた事業展開を模索している。
「“ひとりひとりが個性や能力を発揮し、自分らしく生きることができる社会創り”を目指しています。『オーケストラ型コンサルティング』は、そのための方法でもあります。今後は『オーケストラ型コンサルティング』の普及・推進、そして新しい働き方・キャリア形成を広めるために自社サービスも積極的に提供していく考えです。そのために、インハウスのエンジニアやWebデザイナーを増やしたいです」(清水氏)。
2018年1月の創業以来、大手企業を中心に、100社以上の企業から依頼があり、月平均100案件が平行稼働。昨対比500%以上の成長を遂げ、2021年の上場を目指して躍進中のコロニー。人が自分らしく生きるという大きなミッションを共に成し遂げるメンバーを求めている!