新鮮な野菜・フルーツを使ったヘルシーフードで、オフィスで働く人と企業の健康を支援する
株式会社KOMPEITO(コンペイトウは、食の福利厚生サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」を企画・運営する会社だ。2012年9月に設立され、東京・渋谷に本社オフィスを置く。
従業員の健康管理に気を配る「健康経営」への高まりを受け、「OFFICE DE YASAI」は新しい福利厚生サービスとして注目を集めている。また市況がマイクロマーケット化する中で、オフィスに直接・安価にデリバリーするサービスの需要も強まっている。
このような背景を受け、「OFFICE DE YASAI」は2020年12月時点で累計2000拠点以上の導入実績。数名規模の少人数オフィスから1000名以上の大企業まで、利用人数に合わせたプランを提供し、売上高は前年比約200%で成長している。
共同創業者で代表取締役を務める渡邉瞬氏は、新卒で株式会社日本能率協会コンサルティングに入社。
主に地方メーカーのSCM(購買、物流)効率化のコンサルティングに従事した。
その後2010年ごろから農業コンサルの研究をスタート。農業界の活性化に向け大きなインパクトを与えるべく、新たな流通の仕組み構築に取り組んでいた。
もう一人の共同創業者で、KOMPEITOの執行役員を務める川岸亮造は、日本能率協会コンサルティングでは渡邉氏と同期。
製造業向けの組織活性コンサルなどを経験するうち、農業や一次産業にも興味を抱いた。生産者と話す中で、「コンサルティングではなく、努力する生産者が直接的に報われそうなサービスを立ち上げられないか」という気持ちが強くなり、渡邉氏とともにKOMPEITOを立ち上げた。
「オフィスに産直野菜を届ける仕組みは、自分たちの野菜を誰が食べてくれている。という実感を生産者さんがイメージできるため、生産者にとっても活力になっています」と渡邉氏は語る。
さらに「OFFICE DE YASAIは、オフィスで働く人々の野菜不足を解消するだけでなく、コミュニケーションツールとしても活用されていることを実感しています。オフィスを健康にすることで、日本の会社がもっと活力を持てればいいなと思います。」とも語る。
フレッシュ野菜やくだもの、無添加総菜などを定期的にデリバリー
「OFFICE DE YASAI」は、ハンディサイズの野菜やフルーツ・無添加のお惣菜などを、オフィスで気軽に食べられる「置き野菜」サービスだ。新鮮でおいしいヘルシーフードを、企業のオフィス内に設置した冷蔵庫・冷凍庫に、定期的にデリバリーする。生野菜やサラダ、フルーツといったフレッシュフードのデリバリーを週2回以上おこなえる事業者は、業界でも稀有の存在だ。
「OFFICE DE YASAI」が選ばれる理由の1つに、商品へのこだわりがある。
食材はできる限り国産にこだわり、契約生産者からの仕入れを推進。また、オフィスワーカーに不足しがちな栄養素をバランスよく摂取できるよう、専属の管理栄養士が商品を厳選している。さらに、地方の6次産品をはじめ手に入りにくい商品を意識して選定するなど、幅広いラインナップを用意している。
安全・安心を追求した商品管理・流通管理も大きな特徴だ。2014年には商品管理システムの構築のため、キユーピー株式会社と協業。流通管理では新聞や牛乳の販売店とコラボレートし、温度管理を徹底した独自の配送システムを築き上げた。配送個数や商品内訳などを管理する自社システムも開発した。
「健康経営」の推進による生産性アップや従業員満足度の向上など、企業経営の施策として受け入れられている面もある。
“従業員に喜ばれる福利厚生”を考える企業にとって、導入や運用の手間がかからない「OFFICE DE YASAI」は便利な存在だ。また、他社との差別化による人材採用の強化や、従業員同士のコミュニケーション活性化にも役立つ。
従業員にとっても、健康的な食事をオフィスで手軽に、かつリーズナブルに摂ることができるのはありがたい。日本の福利厚生サービス利用率は30%程度だが、「OFFICE DE YASAI」の利用率は90%を超えている(※回収率から逆算により算出)。
今後の展開予定は、新鮮な野菜やフルーツを軸とした健康的な置型社食サービスとして、業界No,1の座を取りに行く。
そして単なるフードデリバリーサービスではなく、オフィスワーカーが求めるあらゆるものを届けられるプラットフォーマーを目指す。
農業の発展、取引先・サービス導入企業企業の成長、そして“その先の日本”をつくる
2021年2月時点の従業員数は30名で、平均年齢は約31~32歳。男女比はおおよそ6:4の比率で、女性役員も在籍している。
新卒・中途の比率は、ほぼ全員が中途入社。オフィス内ではフランクなコミュニケーションが交わされ、スピード感や一体感を大切するカルチャーだ。社外のイベント・展示会・講演等ではトマトの被り物を被った「トマトマン」を登場させるなど、ユーモアにもあふれている。
休みは週休2日制(月8日以上)で、年間休日は126日。主な福利厚生は、社会保険完備はもちろん、「OFFICE DE YASAI」のサービスを受けられる。社内行事は四半期に一度、社内懇親会が開かれ、ほぼ全員が参加する。社員発案イベントや社員旅行、社員が所属するフットサルチームの応援といったイベントも開催される。
今回の採用では、年齢、性別、学歴は問わない。求める人物像は、ベンチャー企業という動きのあるビジネス環境で、楽しみながら働ける人、双方向コミュニケーションが取れる人、また、自ら動き・働きかけることができる「自走自発」型の人だ。
中途採用者にはさまざまなバックボーンを持つ人がいて、KOMPEITOのビジネス・理念に共感できる人なら、どんな人でも活躍できる。
KOMPEITOという社名は、お菓子のコンペイトウのように、いろいろな「色味」や「とげ」を持った集団になりたい。
そんな人たちが集まる会社になりたい、という所から来ている。一人ひとりが個性と熱意を発揮して、世の中にインパクトのある事業を成し遂げたいと真剣に考えている。
またKOMPEITOは今後のスタートアップ企業の在り方として、既存のビッグプレイヤーを動かしながら世の中を変えていく。
実際にキユーピーやJA全農などの大手企業と協業しており、新しいスケールモデルを柔軟に創造しようとしている。
この数年間で「OFFICE DE YASAI」は着実に広まり、多くの人が利用するようになった。これからはサービスや商品、そしてKOMPEITOという組織をより魅力的に変えていく第2フェーズへ突入していく。「食を中心とした新たなサービスを生み出し、つくり手とつかい手を豊かにする」をビジョンに、KOMPEITOは世の中にシゲキをつくっていく。
株式会社 KOMPEITOの社員の声

30代後半
2019年04月入社
OFFICE DE YASAIのサービスとその魅力をより多くの人・企...続きを読む

20代後半
2019年01月入社
サービスを運用する中でのお客様のサポート全般を担ってます。...続きを読む

20代前半
2019年04月入社