顧客に価値のあるサービスを展開し、着実に成長を重ねる
2013年4月に設立して以来、顧客の課題解決と向き合い成長を続けてきたエクスコア。
現在は、インターネット広告事業を中心としたオールインワンのWebマーケティング事業を手がけている。
エクスコアの主軸となっているのは、インターネット広告事業だ。
本来、フィーを収益とする事業構造的に少額予算の顧客は広告代理店の立場からすれば受けづらい案件となるが、エクスコアでは月額数万円から可能な少額のリスティング広告パッケージプランを、全国の顧客に提供している。
また顧客に対して誠実に向き合う営業スタイルで、「常にお客様の立場・目線になって、課題解決・目的達成のために、全力で取り組みます」という言葉を体現しながら業務に取り組んでいる。
「どの代理店も注力するポイントだと思うのですが、契約前の顧客へのヒアリングや企画提案などのやりとりに加え、ご契約後の運用力はもちろん、顧客への対応スピードなど、顧客と関わる1つ1つの瞬間にこだわり抜いて対応をしている自負があります。どの媒体の広告を打つのかでは差別化ができない業界がゆえに、企画や対応などの質にこだわることを現場では徹底しています。」と代表取締役の岡田圭司氏は語る。
同社のサービスは3ヶ月単位の契約であるが、高い契約継続率を誇り着実に顧客の数を増やしている。
売り切りの商材ではないインターネット広告運用業においては、契約後の顧客満足度が高い状態を維持し、契約継続率が高いことが何よりも重要である。
その点、同社は真正面から顧客と向き合い高い契約継続率を誇っていることが何よりの強みと言えるだろう。
このように2013年の創業以来インターネット広告事業を主軸に着実に成長をしてきた同社。
2つの事業に共通して言えることは、顧客に対しての向き合い方だろう。
創業7年にして7億5000万円にまで成長してきたのも、この顧客への姿勢が理由の1つであると言える。
顧客へ誠実に向き合う姿勢を大切にする理由とは
岡田氏は、元々テレビや新聞などの4マス媒体を扱う広告代理店を経営していた。
しかし広告事業を展開している最中、インターネット広告が広告市場を席巻するのを目の当たりにし、インターネット広告のビジネスモデルや手法を学び直そうと決意。
大手インターネット広告代理店に入社をする。
入社初月に、40~50名の営業部で2位に対して3倍の業績を叩き出し、半年間売り上げトップを続ける。
そして半年後にマネージャーに就任し、3年後には事業部を任されるポジションにスピード昇格をしたという。
「当時のインターネット広告の世界では、例えるなら100円のペットボトルの水に3,000円という法外な値段をつけて販売するといった行為が行われていることに驚きました。そこで、自身は誠実に顧客と向き合い営業活動をすることで、高い業績に結びつけることができたと思っています。」(岡田氏)
6年間の勤務を経て、2013年に3名のメンバーと共に株式会社エクスコアを設立する。
掲げた企業スローガンは「関わる全ての人が誇る会社を創る」
その意味について岡田氏は次のように説明する。
「関わる全ての人とは、エクスコアの顧客であったり社員のことを指しています。顧客に対しては、当社との取引の中で、高い成果を出すこと、対応のスピードや質を向上させることで満足度を向上していくことを目指しています。また社員には、顧客へ高い価値提供ができることや、働きやすい環境を作ることでエクスコアを誇りに思ってもらう。顧客と社員が高いレベルでバランスを取っている状態を、常に目指していきたいという想いがあります。」
この「関わる全ての人が誇る会社を創る」という理念は、岡田氏の過去の経営経験や、多様な顧客と向き合ってきた経験から生まれた理念であると言える。
今後のビジョンは、売上高10億円を目指すと共に、海外進出を計画。
近年中に、ベトナムで海外拠点を構える予定だ。
「海外拠点では、現地でエンジニアを採用し、Webサイトの制作などにおいて対応できる量と質を向上させていきたいと考えています。そして、現地で雇用を生み出し、現地のエンジニアと共に、社会的価値の高い自社のプロダクトを生み出し収益をあげていくことを目標に計画を立てています。」(岡田氏)
「現場が育つマネジメント」を行う会社だからこそ得られる成長機会
設立当初から岡田氏は一切営業活動をせず、現場のメンバーに任せるという方針を現在まで貫いている。
「全てはエクスコアが持続的に成長を続けるためです。私は企業の中でそれぞれの役割分担を徹底することが重要だと考えました。私は代表としてエクスコアが現在目指すべき目標を提示し続けること、つまり自らが率先して道を切り拓く役目を担います。そして現場では、会社が目指すゴールに対して自らが取り組むべき目標を現場自身で設定し、目標達成に向けた戦略や行動を取り続けることを促進する役割として継続してきました。結果として現場が自発的に行動する文化が育ち、現在では私がいなくても現場が回り成長し続けています。
そして、現場のマネジメント層も部下に対して最終的に自立できるようなマネジメントを実践しているため、属人化させない企業文化ができあがっていると感じます。」
個人のビジネススキルの向上が顧客貢献に繋がると考える同社は、社員のスキルアップを歓迎する文化がある。
また現在、年功序列ではなく成果主義での評価体制をとっており、若手の成長に大きく期待をしている。
例えばインターネット広告事業部の責任者は現在31歳。
また入社3年目の社員はリーダーとして自らのチームを率いる経験をしている。
また3~5名程度の少人数チームのため、1人1人に対してのフィードバック量も多い。
そのため、業務改善におけるPDCAサイクルを高速で回すことが可能だ。
結果として、業務を覚え成果を出すまでのスピードが非常に早いことが同社の特徴だ。
目標を掲げ、目標を達成するためのPDCAサイクルを回す習慣が身につくため、目標に対するコミットへの意識が高い社員が多い。
そのような目標達成意欲の高い社員だからこそ、自ら業務知識を習得し、時には勉強会なども実施する。
相互に刺激しあいながら日々の業務に取り組んでおり、社員の成長を後押しする環境を作っている。