株式会社COCOROZASHI

コミュニケーションツールとしてはもちろん、今や20代30代向けのプロモーションツールとしても強い影響力を持つようになったインスタグラム。株式会社COCOROZASHIは、ウェブプロモーション領域では初となる法人向けのインスタグラム特化型集客支援サービスを自社開発し運営する企業だ。24時間自動プロモーションを可能にしたAIロボット『タグロボ』は話題を呼び、都内のヘアサロンを中心に1,000店以上の導入実績を持つ。

同社は既存事業で得たノウハウと経験をベースに、2020年6月に新規事業をリリース。
「自分たち史上、最高であり続ける」をモットーとする同社は更なる成長を求め、原動力となる人材を募る。

創業者であり代表取締役を務める久野 創氏は、前職でWEBプロモーション事業を行うベンチャー企業に創業時から参画し、事業部長として年商6億円規模まで成長させた人物。プレイヤーとしてもWEBとSNSを駆使しての販促プロモーションで、年間3億円もの売上を叩き出した経験を持つ。インスタグラムを用いたプロモーション領域において、トップランナーと呼べる。

そんな久野氏は、前職時代インスタグラムは開拓の余地があるビジネスフィールドであり、マーケットとしての可能性を感じた。こうして2016年8月に同社を設立し、主力となるインスタグラム特化型集客支援サービス『タグロボ』をローンチしたのだ。タグロボのメインターゲットは、200万〜300万店あるといわれる美容室、飲食店、ネイルサロン。中でも反響が大きかった美容室に集中してマーケティングを行った結果、現在では1,000店以上もの美容室が『タグロボ』を導入している。

美容室オーナーや美容師とのネットワークが広がっていく中で、久野氏は美容業界を取り巻くある状況に疑問を抱くようになった。
それは、集客に高いコストをかけざるを得ないという実態だ。美容室経営にとって非常に重要な集客において、他の追随を許さない圧倒的な影響力と知名度を持つサービスがある。多くの美容室がその集客サービスを利用していて実際に効果もあるのだが、なにしろ高額の利用料が必要となる。人気エリアに出店している美容室の場合、そのコストは月の売上の1/4に匹敵するほどだというから驚きだ。

久野氏は、そのコストが経営を圧迫していると嘆く経営者を間近で見てきた。
「代替サービスがない現状では、やめたくてもやめられない。そんな声を多く聞いて、なんとかしなければならない！という使命感が生まれました」と久野氏は力をこめる。
しかし、あまりにも巨大なサービスゆえに同じやり方では勝ち目はない。自分たちの強みは何かを突き詰めていき浮かび上がったキーワードは、やはりインスタグラムだった。

新サービスはインスタグラムのハッシュタグを組み合わせることで、自分の理想のスタイルとそれを作り出せるスタイリストや美容室を検索し、予約まで進めるというこれまでにないサービスだ。例えば、「#マッシュレイヤー」、「#ハイトーンカラー」といった具合にスタイルやカラーはもちろんのこと、エリアまでも細かく指定して検索できる。これまではエリア検索との併用ができなかったが、それを可能にしたのが同サービスならではの機能だ。こうして表示される画像を見比べながら、タップするだけで簡単に理想に近い美容室へたどり着けるのだ。

「均一化された予約サービスでは味わえないワクワク感を感じてもらえます。われわれは、新サービスで “予約体験のエンタメ化” を目指しているのです」と久野氏は自信を覗かせる。

新サービスは、他社の既存サービスより格段に安価なコストで提供予定だという。その背景には、前述の通り美容室の抱える集客コスト高を改善したいという思いと共に、「美容師をアップデートする」というビジョンがあるためだ。久野氏は次のように話す。
「美容業界が抱える課題には集客コストの他、美容師の離職率の高さもあります。これは、長時間労働になりがちなことと給与が安いことが要因と考えられる。当社のサービスで集客コストが抑えられて、かつ収益が上がれば、その分を美容師の給与として還元してもらえる。美容業界全体が抱える課題の解決につなげたいのです」久野氏の言葉が一層力強くなった。

ユーザーがワクワクする使用感があり、美容室側にとっては品質が高い上に安価ならば使わない理由はない。両者を意識した構造にすることで、これまでの美容室予約に変革を起こそうというのだ。
「現在、一丸となって新規事業にチャレンジしています。今から参画する人は、“自分がサービスを大きくしたんだ”という価値を感じられるはず。絶好のタイミングです！」と久野氏。

これまでになかったスタイルであり、唯一無二となる新サービスの立ち上げにイチから携われるチャンスだ。

久野氏に話を聞いていて「周囲への感謝」「リスペクト」というフレーズが幾度となく出てくることに気づいた。ビジネスを進めるにあたり久野氏は、人への思いを何よりも大事にする。そのルーツは、幼い頃の原体験にあった。

久野氏の実家は美容院を経営していたが、久野氏と妹が小学生の頃に両親は離婚。以降母親は喫茶店を開業し、定休日を設けず働き続けて兄妹を育てあげた。20歳を過ぎた頃久野氏は母に、なぜ休まないのか問いかけたという。すると、久野氏の母は「せっかく来ていただいてお休みだったらお客様が悲しくなる。お客様がいてこそのお店で、仕事は私の生きがい」だと笑顔を見せた。

「その言葉に強く胸を打たれました。儲けたいとか休みたいといった私利私欲を超えて、仕事とは、商売とは、お客様とは何か。母の背中を見て、事業に対する姿勢や気持ちなど、多くのことを学びました。心から母を尊敬しています」と久野氏は、思いを馳せるかのように遠くを見つめた。それ以来、久野氏にとって母の姿こそがビジネスの指針であり基本となった。だからこそ、社内でも「周りに感謝し、リスペクトする」という考えを折に触れて社員たちへ伝え浸透させている。社員間のフラットな関係性のベースは、双方によるリスペクトだ。実際久野氏自身も社長と呼ばれることを嫌い、社内では皆役職名は使わない。

そして、もうひとつ同社のカルチャーを語る上で欠かせないフレーズが「成長」だ。
「前代未聞！日本初！誰もやったことがない！とにかく自分たちしかできないことをやりたい。刺激に満ちた毎日を送りたいんです」小学生と一緒ですよと久野氏は笑った。無邪気に夢中になって、仕事に熱狂したいのだと話す。

「他者に勝つことでなく、昨日の自分以上になることが大事。自分史上最高を目指そうと常に社員に言っています。“昔はこうだったんだよね”と過去を自慢することは一番カッコ悪いから、今を全力で生きよう！最高であり続けていこう！そう言っています」

「そして、急激な成長は体に負荷がかかるので痛みを伴うことも多い。その“成長痛”を楽しもうという話もよくします。とにかく社員には成長し続けてほしいし、成長を追い求めてもらいたい。現状に満足してほしくないんです」久野氏は社員と仕事に対する思いの丈を情熱的に語った。

採用にあたっても、こういった価値観を共有できるかどうかを重視している。
刺激とワクワク感を感じながら仕事に取組み、どこよりも早いスピードでの成長を目指したいならば、同社はとても適した環境だ。

まずは、直接代表と会って話をしてみてはどうだろうか。