日本におけるeスポーツ発展の出発点。国内リーディングカンパニーとして設立。
株式会社JCG(JCG Co.,Ltd.)は、ゲーミング大会サイト「JCG」の運営管理をはじめ、コンテンツ編成配信や関連サービスの提供を行う会社だ。パソコン用機器の販売などを手がける株式会社マイルストーンと、個人でeスポーツ大会を運営していた松本順一氏が手を組み2013年4月に「コンペティティブゲーミング推進事業(JCG)」を創業。2017年5月にマイルストーンから事業分割し株式会社JCGを設立。本社は東京・五反田にある。
JCGの競合優位性は、国内マーケットでトップクラスの規模と実績があること。大会規模や参加人数の面では国内eスポーツ市場で圧倒的な地位を占めている。
【データ】
・大会参加者:延べ15万4000人
・運営サイト:1844万PV
・動画配信:265番組、1474万再生 ほか
※2019年6月時点
創設者の一人でJCGの代表取締役を務める松本氏は、高校卒業後アメリカの大学に進み、卒業後は日本国内でインターネット設計技術者として勤務していた。インターネット業界のオペレーターコミュニティ団体活動に従事するなど、“コミュニティ”のもつ独自性とパワーを実感。その後、外資系企業など複数社での経験を経て、2013年からeスポーツ事業の立ち上げ責任者となった。
その頃のeスポーツは、日本ではまだまだ本格的な動きは始まっておらず、有志の活動やゲームメーカーを主体とした、1ゲーム内での取り組みで閉じていた。一方、世界ではゲームメーカーだけでなくプレイヤーとファン、そしてそれらを顧客とする企業まで巻きこみ、世界中でプロリーグやプロチームが多数生まれる一大マーケットとなっていた。
そんな中で松本氏は、eスポーツのゲームプラットフォームサイト「JCG」を1から設計し個人で運営していた。当時は一般に開放されることが多かった大会プラットフォームを、JCGは自社運営することでゲーマーからの信頼と運営ノウハウを獲得。そして事業として発展させていったのである。
日本でのeスポーツは徐々に知名度が上がっているものの、まだまだマーケット拡大の余地は充分にある。その可能性の火を消さずに育て、より多くの人に魅力を知ってもらい、ともに成長していていくことがJCGのビジョンだ。
さらに2020年現在、コロナ禍の影響もありオンラインで行えるeスポーツは、世界的に大きな関心を寄せられている。JCGの強みの一つは、オンライン大会プラットフォームを持っており大会運営ノウハウを蓄積していることだ。万全の配信環境が整っている社内スタジオを完備しているため、プレイヤー・出演者・運営スタッフが自宅から参加できる大会を開催できる。今後もオンラインを活用し、安心してeスポーツを楽しめる環境づくりを強化していく。
スローガンは、「遊び以上のゲームを、みんなで。」
eスポーツの魅力は、真剣にゲームをするときの興奮、悔しさ、挑戦、駆け引き。そして、一瞬のプレーをわかちあう仲間とのつながり。夢中になってするゲームには、きっと”遊び以上の何か”がある。昔からゲームが好きな人はもちろん、今日初めてふれる人も。大会に出る人も、観戦する人も。ゲームに携わるみんなが夢中になれるシーンを、みんなと一緒につくっていきたい。そのような想いがJCGの根底にある。
また、ゲーム競技には、スポーツのような健全性やコミュニティによる人のつながりを通じて、肉体的・精神的な成長を高められる魅力もある。ゲームを単なる遊びで終わらせず、人々と社会の健全な発展に貢献できるものにしたいと考えている。そのためにも、一人でも多くの人にゲーミングの魅力を知ってもらい、体験し、ともに成長していける未来をつくることを目指している。
より多くの人々にeスポーツの魅力を伝えるためには、さまざまなノウハウが必要だ。たとえば、ゲームやプレイヤーの魅力を引き出す演出、プレイヤーが最高のパフォーマンスを発揮できる公正な競技運営、プロが育つためのアマチュア競技者やコミュニティの土壌。そして、対象となるゲームに最適化した大会運営Webシステム。こうしたコンテンツを、JCGは全て自社内でつくりあげ、世の中に提供している。つまり、JCGは「eスポーツを構成する全ての部門を社内に持つ専門集団」なのだ。だからこそ、高いクオリティとスピードを保ちながら、毎日でも見たくなる魅力的なコンテンツを配信し、関わりあうすべての人々を裏切らない運営体制を実現することができている。
「ゲームの魅力を伝えたい」「eスポーツを盛り上げたい」 そんなメンバーが集結
eスポーツを創り上げるプロフェッショナル集団であるJCGには、盛り上がる企画を仕掛ける「eスポーツディレクター」や、観客を魅了する映像・音響・照明に携わる「技術ディレクター」、eスポーツの新たなビジネスを生み出す「企画営業」、他にもデザイナーやエンジニアなど幅広い職種があり、様々なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっている。
平均年齢は、20代後半。もちろん「ゲームが大好き」な人ばかりだが、それに加えて、入社以前からプレイ動画の配信やSNSでの情報発信をしていたというケースが多いことも特徴だ。とにかく「自分の好きなゲームを他の人にも楽しんでもらいたい」という熱量が多いことの表れだろう。こうしたメンバー同士でアイデアと意見を交わしながら、企画を練り上げイベントをカタチにしていく仕事環境は、きっと大いに楽めるのではないだろうか。
また、JCGでは働きやすい環境が整っていることも特記したい。イベントの企画や運営などは、休みが思うように取れないイメージがあるかもしれない。しかし、JCGでは毎週2日の休みを確保し、加えて祝日も休み。土日が出社となった場合は、翌週の平日にきっちり振り替える。そのほか、年末年始休暇(5日間)や、年次有給休暇、慶弔・出産・育児・生理・介護休暇などの休暇制度もある。
その他の福利厚生としては、各種社会保険完備はもちろん、通勤交通費(規程あり)、賞与年2回(6月・12月 2018年度実績は各1.5カ月相当 ※業績による)など。教育研修制度としては、外部各種セミナーへの参加支援などが用意されている。エンジニアなどが業務に集中できるブースもあり、最新ツールの導入も申請しやすい風通しの良さや、スキルや知識向上の支援として参考書などの書籍購入補助もある。
今回の採用では、性別を問わず、学歴は専門学校卒(大学中退可)以上の人を求めている。求める人物像は、「eスポーツに対する情熱」、この1点だ。これまで採用してきた社員のキャリアは、ゲームイベント制作、配信、デザイン、動画制作、撮影、収録などの経験者が多いが、広告代理店営業、TV番組制作の経験者など、ゲーム業界未経験者も活躍している。JCGで「つくりたいもの」「実現したいもの」など情熱をもって取り組みたいことがある人に、活躍のチャンスは広がっている。