株式会社ネオインデックス

株式会社ネオインデックスは、1999年の設立から「1ピクセルまでこだわったオーダーメイドのWEBサイトづくり」をコンセプトに、実績を積み重ねてきたWeb制作会社だ。東京池袋本社は、海外のデザインスタジオをイメージしたという開放的なオフィスで、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡オフィスと全国展開している。

同社は、年間問い合わせ数が2,000件を超える（2022年実績）など、制作実績のクオリティで注目を集めながら、働きやすさを追求していることでも知られている。その概要を、代表取締役社長の萩原 俊介氏に伺った。

「当社は、Web制作会社にしては珍しく『みなし残業ゼロ、18:30完全退社』を実現しています。そして、好きなタイミングで取れる、『午後休憩30分』も用意しています。仮眠しても、お茶やゲームを楽しんでも、外出をしてもいい自由な時間です。30分休息を取ることで脳のリフレッシュができ、会社にとってメリットしかなので“必須”としています」（萩原氏）

オフィスには、休息用に広く明るいスペースが用意され、緑やリクライニングチェアなどが配置されている。休息を“必須”としている理由についても詳しく聞いてみた。

「当社では、設計、デザイン、コーディングに集中できるような環境を整えています。しかし午後は、どうしても脳が停滞してきて、クオリティも生産性も上がらないので、休憩を少しでもとりましょう、としています。眠たいまま1時間やるよりも、10分寝た方がその後の50分はパフォーマンスが上がると考えています」（萩原氏）

また、2023年も本社採用とフルリモート採用を実施し、働き方の多様性にも積極的に取り組んでいます。

このように、“1ピクセルまで制作のクオリティにこだわる”ために、社員が疲弊しないような環境を整えているのだ。それが仕事の質を高め、クライアントの満足度を上げていくという良循環につながっている。元々は他社と同様の、一般的な制作スタイルを取っていたという同社だが、約15年前にシフトチェンジをしたという。

「当時のやり方では仕事の質も量もこの先10年は持たないと思いました。そこで、逆転の発想で、みんなが決まった時間に帰ることができ、休みもとれて、プライベートも確保できて、しかも、給料が上がっていく仕組みはできないかと考えました」（萩原氏）

その結果、たどり着いた答えが、働きやすく、快適な環境でハイクオリティなアウトプットを効率よく出し続けることだったという。現在のオフィス環境は、その象徴と言えるだろう。

働きやすい環境から、結果を出し続けている株式会社ネオインデックス。クライアントには大手上場企業や著名芸能人、ミュージシャンがずらりと並んでいる。

その実力を示す例は、Googleの検索で簡単に確認することができる。例えば「ホームページ制作　東京」「ホームページ実績」「ホームページ作成費用」など、“ビッグキーワード”の領域で自社サイトの上位表示として評価されている。

「Web広告ではなく、自然検索からの問い合わせがきます。企業の幹部やWeb担当者が、当社サイトや制作実績にあるデザインやHTMLソースを見て、一本釣りで指名してくるケースが多いですね」（萩原氏）

前述したように年間問い合わせ数は2,000件を超えており、制作も常に6ヶ月先まで予約で埋まっている状況だ。同社はこれを機会損失と考えており、体制を強化していこうとしているところだ。これだけ反響があるのなら無理をして請けることも可能ではないか？と、萩原氏に伺った。

「ここで無理をしたり、前倒しをしたりして受注を重ねることはしません。まず、クオリティを担保すること、そしてクライアントの満足度を維持することが大切です」（萩原氏）

あらゆる面で“ハイクオリティ”を追求して、無理を重ねて質を下げることはしないというポリシーを同社は徹底して守っている。それを如実に表しているのが同社の提供する「定額制プラン」だ。同業他社の中でも珍しいビジネスモデルだが、現在同社のクライアントの95%がこの定額制プランを選択しているという。

10年以上前は大手広告代理店からの案件を受注していたが、深夜や土日の対応を余儀なくされ、会社として疲弊していたという。そこで、心身ともに健康的に働くことが制作クオリティに影響を与えると考えた同社は、定額制プランという新たなビジネスモデルへと踏み出した。企業と直接取り引きに拘り、高品質なホームページと丁寧なアフターサポートで、理想的にクライアントと中長期的なパートナー関係の構築を実現し、同社は大きく飛躍することになる。

「細かな画像やバナーを変えたいというリクエストにも追加料金なしで、無制限でお応えしています。さらに5年に1度無料でホームページをリニューアルすることも可能なサービスで、クライアントへのフォロー体制も万全にしています」（萩原氏）

驚くべきことに、デザインやシステムやアフターサポートへのクレームはゼロだという。ここまでやって「18：30完全退社」を実現できているというのだから驚異的だ。同社はサイトを構築する際、自社製のCMSを活用したり、本質となるデザインの部分やSEO内部対策を作り込んだり、クライアントが更新するCMSと当社で更新サポートする部分を切り分けたりするなど、フローのデザインを徹底することで高効率化を達成しているという。

順調に成長を続けている株式会社ネオインデックス。今後の目標を萩原氏に伺った。

「定額制プランの契約数2,000社を目指しています。これから3年ほどで全国で60名体制を実現したいと考えています。現在はオーダーメイドで、1サイトあたり納品までに2～3ヶ月程の時間がかかっていますが、このクオリティを維持したまま短納期で納品できるよう、会社全体として生産性を挙げていく必要があると思います」（萩原氏）

すでに独自のCMSシステムを開発している同社。今後はさらにデザイナーやシステムエンジニアなどのメンバーを迎え入れ、スピード感を上げていきたいようだ。

「定額制プラン用の自社CMSをブラッシュアップしつつ、新しいシステムを開発していきたいと考えています」（萩原氏）

デザインやコーディングに携わる制作チームも、CMS開発やシステム保守に携わるSEチームにも、同社はしっかりとした教育メニューを用意している。800社を超えるクライアントがいて、レベルに応じた作業が必ず発生している状況のため、実践の中で腕を磨いていくことができるという。

快適なオフィス環境で、雰囲気は和やか。女性社員は毎週1度のランチ会を開催するほど仲が良いそうだ。さまざまな“働きやすい”制度も整備されている。

そして、『みなし残業ゼロ』で『18：30完全退社』と言う社風の恩恵か、なぜか当社は入社してからみんな結婚するんですよ（笑）。きっとプライベートが充実していることと思うと、とても嬉しいですね」（萩原氏）

そんな同社にはどのような人が合うのだろうか。

「まず、この空気感に合う人だと思います。『好きこそものの上手なれ』と言いますが、当社もレベルの高い”ものづくり”がしたい、一流のデザイナーになりたい、プロのクリエイターになりたい、レベルの高いシステムエンジニアになりたい、そして、何よりクライアントにご満足していただきたいという熱量のある人ですね。当社でしたらプライベートの充実をメインに、快適な環境でスキルアップしながら仕事を続けていくことができると自負しています」（萩原氏）

さらに先、同社が極めようという“理想像”とはどのようなものだろうか。

「スペースシャトルのボルトを作っている大阪の町工場があります。以前にそのボルトがなければスペースシャトルが飛ばなかったという記事を読んで、クライアントにとって、当社がいなければレベルの高いWeb戦略、集客、企業PRができなかったという、企業にとってなくてはならない存在になりたいと思いました。そこから、そういう理想像に向かって”初志貫徹”の精神で日々経営しています」（萩原氏）

ワークライフバランスを重視し、プライベートの充実を第一に、納得して仕事に取り組みたいと考えている方は、ぜひ、同社の門を叩いてみてほしい。