「尖ったIT技術力」を持つ『働きがいのある会社ランキングNo.1』企業
1991年3月に設立されたアクロクエストテクノロジー株式会社の社名には<最先端(Acro)>を<追い求める(Quest)>という意味が込められている。設立当初からUNIXを導入し、2000年にはJavaで開発した自社パッケージシステムを販売。LinuxとJavaで開発した官庁ネットワーク監視システムを納入して、官報に「日本初のLinux、Javaのシステム」として掲載されるなど、ほぼ四半世紀に渡って“尖った企業”として存在感を示し続けてきた。
同社の技術の“尖り”を示す最近の事例をいくつか紹介しよう。
2018年7月、社員の吉岡 洋氏が、世界で初めて、検索エンジン『Elasticsearch』のオフィシャル認定「Elastic Certified Engineer」を取得。同月、谷本 心氏が日本人3番目となる「Java Champion」に選ばれ、8月には山本氏が所属するチームがKaggleのコンペティション「Home Credit Default Risk」で、7198チーム中2位になるなど、同社のエンジニアは目覚ましい活躍を見せている。
また、同社社員が著した書籍『なぜ、あなたはJavaでオブジェクト指向開発ができないのか』が、大学で教科書として採用されるなど、書籍や雑誌での執筆事例や講演登壇実績も豊富だ。同社社員で執筆した『Java本格入門』も2017年4月に発売され、同社の名前とともによく知られている。同社の新たな技術への探究心がさまざまな形となって表れている。
実は、同社が探求する“尖り”は技術だけではない。
同社は、働きがいに関する調査・分析を行う専門機関「Great Place to Work(GPTW)」が発表する『働きがいのある会社ランキング(従業員25~99名部門)』で2015、16、18年と3度、第1位に選出されている。2015年には、第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審査委員会特別賞を受賞するなど、組織づくりにおいても最先端を走っているのだ。
ITテクノロジー企業の“技術の尖り”と、働きがいのある会社としての“社風の尖り”を併せ持つのが同社の唯一無二の魅力となっている。テレビ東京『ワールド・ビジネス サテライト』等、数多くのメディアで紹介されていることから、視察に訪れる企業経営者も後を絶たないという。
ミッションは「アクロクエストの創り出す技術で地球を感動で進化させる」こと
先端技術を追う攻めの姿勢と、働きがいのある社風を同時に持つアクロクエストテクノロジー。まず、同社の事業概要について、代表取締役社長 新免 流 氏に伺った。
「現在は、二本の軸があります。ひとつはJavaの受託開発です。最近は、Javaのスペシャリストとして上位の設計からコンサルティングで入るケースが増えています。クライアントから寄せられる、Javaを使った新しいアーキテクチャで物を作りたいとか、従来の重厚長大なシステムから簡易に変更可能なDevOpsやマイクロサービスを前提にしたシステムに切り替えたいという相談に応えています」(新免流氏)。
前述したように、いち早くJavaに取り組み、高度な技術を培ってきた同社。新たな領域にも足を踏み出している。
「もうひとつが4~5年前からはじめた、データ分析、ビッグデータ、AI、そしてIoTという領域です。データ分析については、当社は、Elastic社と組んでいます。『Elasticsearch』はデータ検索エンジンとして、今、世界で一番人気と言われています。これをクライアントが必要とするシステムとして構築、チューニングしてサブスクリプション方式で提供し、積み重ねていくストックビジネスを展開しています。今後は、このストックビジネス、コンサルティングビジネス、通常の開発を三等分したバランスにしていきたいと思っています。効率をよくして利益分を研究開発に回したいですね」(新免流氏)。
クライアントは、大手、有名企業が多く、データ分析、機械学習、Javaの新規技術といった領域では、エンドユーザー企業との取引が増え、以前中心だったSIerとの付き合いの割合は減ってきているという。これは業界構造が変化したということ以上に、同社のストックビジネスが成長している証といえそうだ。
さらに同社では、『データRe+活用ビジネス』という、クライアントが大量に保存していた未使用のデータを使って、これまで入手できなかった新しい価値を創造する、新たなサービスにも挑戦するという。
同社の掲げるミッションは「アクロクエストの創り出す技術で地球を感動で進化させる」こと。新免氏にその想いを伺った。
「実用化していて、ユーザーが実際に利用できる技術でないと感動は与えられないと思います。新しい技術を一刻も早く実用化、実現化して、クライアントや人の役に立ち、価値を与えて喜んでもらいというのが一貫した想いです」(新免流氏)。
チーム一丸となって『価値ある人生を、価値ある仲間と、共に切り拓く』
『働きがいのある会社ランキング』で3度、No.1を獲得しているアクロクエストテクノロジー。同社はそのノウハウを「組織いきいき実践勉強会」や、副社長 新免 玲子 氏の著書『会社を元気にする51の「仕組み」』でオープンにしている。
「当社はカリスマではなく、チームワークの会社です。組織技術力と呼んでいますが、一人のカリスマがいるよりも、チームで組織的に動いていく方がより効果が出るし、成果が上がるという考え方のもとにやっています」(新免玲子氏)。
そのため、同社では“IT業界No.1”と評されるほど、社員教育に力を入れている。一人一人の能力や状況に合わせて詳細なカリキュラムを組み「履修カード」を活用して、着実に学びを進めていく。自分を成長させたいという意欲があれば、進歩できる。ハイレベルな先輩社員が在籍しているのも強みだ。
また、同社には特長的な制度が数多く整備されている。しかも、制度を決めるのは経営陣ではなく、毎月行っている「MA(Meeting of All staff=全社員会議)」。ここで社内のあらゆることを決定しているという。全社員の給与金額も全社員で決めている。この「全体査定(Happy査定360)」制度はメディアからも注目され、取り上げられることが多いという。
「(全体査定時に)コメント発表会といって、社員が全員に対して見習いたい点と改善してほしい点を発表します。見習いたい点をいうのは簡単なのですが、面と向かって改善してほしいところをストレートにいうので、言う側には大人としての態度が求められますし、言われる側も受けとめられる大人である必要があります」(組織価値経営部 マネージャ・鈴木達夫)。
全体査定の根底には、納得がいくまで話し合い、それぞれが改善の機会を得ることや、何が成功して失敗したかを全てオープンにすることで、評価を平等にしてチームとして一体感を得たいという想いが込められている。
中途入社の社員受け入れ体制についても、新免 玲子氏に伺った。
「MAの場で話し合い会社の方針を決めるのは、最初はどうしても戸惑いがあると思います。半年くらいは入社後のモラトリアム期間を用意して、プロセスを踏んで馴染んでいけるようにしています。当社の社員理念は『価値ある人生を、価値ある仲間と、共に切り拓く』です。これは価値ある人生を価値ある仲間と一緒に生きたいという意味ではなく『あなたは価値ある仲間ですか』という問いかけになっています」(新免玲子氏)
自分の価値を高め、未来を切り拓いていきたいという方は、ぜひ、志を持って同社の門を叩いてほしい。
アクロクエストテクノロジー 株式会社の社員の声

20代後半
2015年03月入社
最先端な技術は実環境で導入...続きを読む

30代前半
2013年04月入社
私自...続きを読む

20代前半
2019年03月入社