エンジニア1人1人の成長にフォーカスし、会社全体の技術力を底上げ
1988年より金融システム開発、組込みシステムの開発、RFIDシステムの開発など、さまざまな企業のシステム開発を手掛けてきた株式会社ネビット。金融業界を中心に、堅実に実績を築いてきた老舗のシステム開発会社だ。
創業以来30年間以上心がけてきたのは、エンジニアを“技術”と“ヒューマンスキル”の両面からサポートすることだと代表取締役の浅利氏は語る。
「エンジニア一人ひとりの腕を上げていくことに力を注ぎ、会社として着実に技術力を向上させてきました。その一方で大切にしてきたことは、“人間力”です。ヒューマンスキルがないとお客さまは安心してプロジェクトを任せることができません。コミュニケーションスキルや人間的な魅力もこの仕事の鍵となるのです」(同氏)
そんな同社では、エンジニアを育てるために、時にはワンランク上の案件に全社で挑戦することもあるとか。技術はもちろん、これまでにない経験を積むことで人としてさらなる成長を目指す。会社全体で人材を育てていくという意気込みが感じられるエピソードだ。
高い専門能力に加え、どのようなお客様の業務システムにも安心して参加できる人間力。そんな“ICTのプロフェッショナル”を育ててきたことが、これまでの成長につながっているのだろう。 その真摯な仕事ぶりはクライアントから高い評価を得ており、現在では汎用機やサーバ、パソコンをベースに展開している。「おかげさまで大手SIerなどから信頼され、最先端のテクノロジーに関わる案件も増加しています」と浅利氏。少数精鋭の会社だからこそできる洗練されたソリューションは、今後もさまざまな企業から支持されるだろう。
金融業界で築いた専門性を活かして、新しい最新の技術にも挑戦
ネビットの強みは、常にニーズが高く安定している金融系基幹業務システム開発に従事していること。そして、新しいことに最新の技術に挑戦しつづける“進取”の社風だ。
同社はこれまで銀行、損保、生保、クレジット会社など金融系の基幹業務をもとに専門性を磨いてきた。金融業界は時代の影響を受けて波が出ることがなく、空洞化することもない、抜群の安定性を誇る。さらに、ほとんどのプロジェクトは大規模開発の長期案件ばかりと、同社は非常に安定した事業基盤をもつ。その背景にあるのは、エンジニアには一つの場所で長く活躍してほしいという想いがある。
「“すべての社員に第一線で活躍して欲しい”、そんなこだわりがあります。そのため、常にニーズがある業界にあえて特化し、安定性のある長期案件に力をいれてきたのです」(浅利氏)
同時に、新しい分野に挑む姿勢も忘れない。システム開発業務を中心に行ってきたが、近年は最先端のテクノロジーに挑戦する案件も増加しているという。エンジニアにとっても新しい技術に触れられる機会は非常に貴重なものだろう。
「IT業界の将来を担うソリューション技術にも、新しい事業分野として力を注いでいます。昨今、IoT、AIがブームとなっておりますが、当社も自然言語処理を中心としたアプリケーションの自社開発を行っており、今年中に発売をする予定です」(同氏)
新しい技術を取り入れ、クライアントのニーズに応え、どんな時代にも見合ったサービスを提供する。そんなぶれないスタンスが、これまでの実績を築いてきたといえよう。さらなる高みをめざして、ネビットは未来に向かって躍進し続ける。
安定市場でエンジニアとして長く活躍できるスキルを取得
ネビットの社員の年齢は、20~60代までと幅広い。そのため、若手にも責任のある仕事を任せる傾向が強いという。もちろん経験豊富な先輩社員が分からない部分はしっかりとフォローするので安心してほしい。
「IT企業としては老舗ですが、社内は年功序列とは無縁。若手に任せる風土が根付いています。新卒入社2年目でベテランよりも上の案件に挑戦というのも当社では普通のことです」(同氏)
意欲的な若手エンジニアが、存分に力を発揮できる会社である。実際に、「初心者ですが、銀行システムのテスト業務や、大手データ会社の会社の倒産情報を収集するシステムの開発などの責任ある案件を任されました」と入社2年目の社員も語る。
気になるのは配属先での環境だが、同社ではチーム単位でプロジェクトに参画している。配属先のプロジェクトには、必ず同社の社員が在籍しており、先輩社員に支えられながら仕事に取り組めるので安心だ。さらに、社員同士の繋がりをとても大事にしており、委員会制度を用いて食事会や懇親会、勉強会など、様々なイベントを企画。社員交流のチャンスが多いので、孤独感を感じることは少なそうだ。
ネビットで働く最大の醍醐味は、大規模開発プロジェクトの上流から保守・運用まで、幅広い工程にチャレンジできることだろう。基幹業務システムのWeb化、クラウド化、モバイル対応などで、最先端のテクノロジーにも携われる機会も多い。また、大手SIerなどから信頼されている高い技術力があり、案件の種類の幅が広いのも魅力だ。たとえば、COBOLのスキルを最大限にいかし、重要なプロジェクトを通じて金融系の基幹業務のプロを目指していくこともできる。一方、開発経験が浅くても、多様な経験ができるので、「安定した環境で最先端の技術に挑戦できる」という、まさに良いところ取り環境だと言える。
「ニーズが高く、安定している金融系基幹業務システム開発で専門性を身につけるということは、長い将来に渡って揺らぐことのないライセンスを得ること」と浅利氏は強調する。さらに、金融機関系システムのオープンWeb化へのニーズが高まっている今、Javaをはじめとするスキルが急速に重要度を増している。そんな2つの魅力のある仕事である。社会的な意義も高く、確かなキャリアを身に付けられるチャンスとなるのではないだろうか。