ビジョンとテクノロジーが融合しBizteX誕生へ
BizteX株式会社は、定型作業を効率化するクラウドRPA(*1)ツール「BizteX cobit(ビズテックス コビット)」を運営するスタートアップ企業です。同サービスはコーディング不要で、Webを中心とした定型業務を直感的に自動化出来るクラウドサービス。
オンプレミス型の構築が多い既存RPAに対して、国内で初めてクラウド型RPAを同社は開発し、業界の開拓者として市場をリードしています。
(*1)RPA(Robotic Process Automation)とは、パソコン上で行う定型業務をデジタルロボットが自動化する概念。
創業者である代表取締役CEO・嶋田光敏氏は、2015年7月に前身となる企業を設立。
その後、2017年4月の社名変更を経て生まれたのが同社です。
嶋田氏は、ソフトバンク株式会社にて法人向け営業として達成率1位を獲得した経歴をもち、
その後、新規事業開発室長として、法人向け電力小売りPJ、IBM WatsonPJなど、多くの事業立ち上げを行ってきました。
どのような思いを持ち起業に至ったのでしょうか?
「私は、2007年に志願して東京に転勤するまで、生まれ故郷の香川県で働いていました。モノ・ヒト・カネ・情報が集まる東京と比べて、四国はあまりにもそれらが乏しい。情報格差を肌身で感じていました。」(嶋田氏)
ITの力でそのギャップを埋めることはできないかと、嶋田氏は起業を考え始めました。
「そうして、孫正義氏による起業家の発掘・育成スクール "ソフトバンクアカデミア"に参加したのです。そこで、”登る山を決めることが成功の秘訣”という言葉を聞いて、なるほどと。さらに経営知識を学ぼうと、グロービス経営大学院で学びました。そこで、学長 堀義人氏の"志を語れ"という話を聞いて、孫さんが言っていたことと一緒だなと。心にあったこの2つが繋がりました。」(嶋田氏)
それは、起業家として生み出したものを世のためにどう使っていくのか?という問いでした。2人の起業家から感銘を受けた嶋田氏は、起業への思いを強くしていきました。その過程で、ソフトバンク在籍中に指揮をとっていたプロジェクトで定例業務が多かったことに思い至りました。
「ルーティンワークは、企画などのクリエイティブな業務と比較して、担当者のモチベーション維持が難しかった。それを課題として実感していたんです。」(嶋田氏)
そんな嶋田氏のビジョンに共感したのが、取締役CTOの袖山剛氏でした。
「元々は、前職の退職直後に自分で会社を作っていました。しかし、嶋田と出会い熱い思いに触れて、これは面白そうだ!一緒にやってみたい!経営者として事業を創出してみたいと思い、現在の事業の共同創業という形での参画を決めました。」(袖山氏)
このようにして、ビジョンを持つ起業家 嶋田氏と高い技術力を持つエンジニア 袖山氏が出会い、現在の同社の形が生まれました。
ソフトバンクにて新規事業開発を担当し、様々なサービスを立ち上げた経験を持つ。
大きな成長が見込まれるRPA市場において「国内初のクラウド型」の先行優位性を発揮
RPA市場はその市場の成長性の高さから、有力海外メーカーや国内大手ベンダーなどプレイヤーも多い市場です。
その中で既存のRPAツールは、オンプレミス型が多く、導入には数ヶ月の構築期間が必要です。
それに対して「BizteX cobit」は、従来のRPAサービスの様に専用のデスクトップPCやサーバーを構築する必要がなく、普段利用しているPCからWebブラウザを立ち上げるだけでロボットの「開発・管理・運用」ができる、スモールスタート可能なRPAサービス。
加えて誰でも直観的に使える操作性の高いUIなので、開発経験がない方でも簡単に操作可能なことも強みです。
具体的な導入事例を紹介します。
日本の船舶代理店である、ウィルヘルムセン・シップス・サービス・ジャパン・プライベイト・リミテッド社には、Webなど様々な媒体からマーケット情報を定期収集し、まとめるという定例業務があります。業務拡大の基礎として重要な情報なのだが、今まで手作業だったため、情報の取り漏れやアップデートの遅れという課題でした。
働き方改革の推進により、就労時間を長くすることもできません。そこで導入されたのが「BizteX cobit」でした。
導入後は、手作業で1週間210分ほどかかっていた作業時間が、実に5分へと短縮。時間として約1/40、年間にすると約160時間以上の削減効果がありました。同社の掲げるミッション「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」を、体現した事例です。
同社がミッションを達成することで、実現したい世界とは?
「8時間の勤務時間が4時間になったら、4時間の余暇が生まれます。ワークスタイルが変化すれば、ライフスタイルが変わる。労働時間が短くなっても質の高いアウトプットが出せるならば、GDPは上がります。人々が幸せな生活を送りながら、生産性の高さを誇る国。想像すると、ワクワクしませんか?」(嶋田氏)
同社での仕事を楽しむためには、このビジョンへの共感が欠かせません。その上で、自分の領域を限定せずに何でもチャレンジするマインドがあると、よりフィットする環境だと言えます。
「テックカンパニーとして、エンジニアが自由に発言してもらえるカルチャーです。とは言え、何でも好き勝手に言っていいわけではありません。謙虚に、他者への尊敬を持ち、仲間を信頼する。この3つを大事にした上でコミュニケーションを取りたい。例えば、コードが悪かったとしても、それは書いた人が悪いわけではない。そこを忘れて責めるようなことはしないし、して欲しくないですね。」(袖山氏)
実際、社内での様子はフラットで自由な雰囲気はありつつ、互いを尊重しあっているのが分かります。
「エンジニアに関しては、週2回の出社以外はリモートでの勤務も可能。もし週5で出社する場合は、上限10万円までで座りやすい高機能な椅子を自由に選んでもらい、購入できます。」(袖山氏)
テックカンパニーとして、エンジニアが働きやすい環境を整えています。
同社は、今後クラウドRPAの開拓者として展開を加速していきます。まだスタートアップフェーズの現タイミングでの参画は、成長の原動力となり、中核を担うポジションとなることを期待できます。
「最先端の技術を追及し、グローバルで戦える環境を一緒に作りましょう。テクノロジーを主軸にして働き方を変え、世の中の無駄をなくしていきましょう!」(袖山氏)
「クラウドRPAで世界ナンバー1を取って行きたい。エンジニア、マーケッター、セールスなどで、プロフェッショナルを募ります。ぜひ一緒に、ワクワクしながら戦っていきましょう。ご応募待っています!」(嶋田氏)