独立を決めたとき、正直どのようなお気持ちでしたか?
創業時から、親会社に依存しない会社にしようと決めていました。実際にそうなっていましたし、経営数値を見てもtruestar単体で自立できている状態でした。土台はすでにできていた、という感覚です。 設立から10年目が近づいていたタイミングで、次の10年をどう作るかを真剣に考えました。truestarとして全責任を背負い、自分たちの判断で会社を動かせる状態にすること。それがメンバーにとっても、クライアントにとっても、長期的に正しいと判断しました。MBOはその答えでした。自分たちの意志で、次のステージへ踏み出す決断でした。 独立後は、経営的な自由度が大幅に上がりました。親会社や兄弟会社との調整が不要になったこと、資金調達により財務面でも大きく改善したことで、自分たちの判断でスピーディーに動ける。それがメンバーにとっても、できることの幅が広がることに直結しています。
truestarをどのような会社にしたいですか?
「データ分析」を軸に据えていること自体は変わらないと思います。ただ、「データ分析」の定義は広く捉えています。可視化・データ基盤構築・課題解決に派生するものすべてが含まれます。重要なのは、クライアントが気づいていない課題を一緒に定義するところから関わること。そこがtruestarの仕事の起点です。 その上で、AIによって人間が果たすべき役割は大きく変わると思っています。これは脅威ではなくチャンスです。机の前に座って一日中カタカタやるような仕事でAIと勝負してもかないません。クライアントのそばで、実際に目で見て肌で感じて、密にコミュニケーションをとって、本質的な課題を掘り起こせるか。そこからAIを武器として、ビジネス成果まで強くコミットする。人間にしかできない仕事を、これからのtruestarの中心にしていきたいと思っています。 雰囲気については、もう少し賑やかなオフィスにしたいですね。就業後とか執務室から出ると明るく賑やかなメンバーも多いんですが、業務中はその空気がなかなか執務室に持ち込めていない。もっと気軽に声をかけ合える雰囲気を、これから意識的に作っていきたいと考えています。 そんなことを言っている私自身が、人事から「一番話しかけづらいですよ」と指摘されたりもするので、まずは私から変わらなければいけないですね。 いずれにせよ、性別や年齢、雇用形態を問わず、メンバーが生き生きと難題解決に取り組んでいることが感じられる環境にしていきたいです。
今いるメンバーの強みと、来てくれたら化学反応が起きそうな人のイメージは?
技術や経験的な要素を抜きに、人間的に「いい人」が集まったな、とは思います。採用でも常にそこは意識して選考してきていたので、それらの取り組みが奏功したのだと思います。 指示待ちで立ち止まるようなタイプはいないのではないかと感じていますし、無理難題でもとりあえずなんとかしようとTRYする姿勢は、クライアントからもご評価いただいています。また、困っている人を見ると、たとえ自分が忙しくても助けに来てくれるタイプも多い。これがtruestarらしさだと思っています。 化学反応については、入ってくる人がどうこうよりも、迎え入れる側次第かなと思います。これまでとは違う次元で事業成長を行うには、ベンチャースピリットや野心が豊富な人材も増やしていく必要があります。物事の捉え方や進め方の違いに戸惑うことも当然起こるでしょうし、一定のハレーションは覚悟の上です。その上で、自分とは全く異なる人材から学びを得ようとするのか、理解できないと扉を閉じてしまうのかは本人次第です。前者には大きな化学反応が生じるチャンスがありますし、後者には何もありません。 truestarは、次の成長に向けて多様な人材に数多く加わってもらうステージに入ります。メンバーにはぜひ、その環境をチャンスととらえて、自分自身に化学反応を起こすきっかけにしてほしいと考えています。
今のtruestarは、組織としてどのような時期にありますか?
今年3月にMBOを行ったタイミングで、ベンチャーキャピタルからの出資もいただいています。会社を短期間で大きく成長させることは、ご出資いただいた株主に対する経営者としての責務です。したがって、これまでにないスピードでビジネスを加速させる必要があります。 これは、多くのメンバーにとっては未体験なゾーンに突入することを意味します。コンフォートゾーンから未体験ゾーンに入ると、これまでより重い荷物を背負ったり、これまでより早く走ったりする必要があります。難題とぶつかることも増えるでしょうし、痛みや苦しみを伴うこともあると思います。 しかし、その試練を超えた先には一段も二段も成長した自分自身がいるはずです。そういう体験ができるフェーズの会社にいることを、自分の人生やキャリアにおけるポジティブな事象と捉えて、一緒に立ち向かってほしいと思います。