TVCM開始でユーザー増が加速。圧倒的な精度と利便性で他社の類似サイトを引き離す
株式会社オープンドアは、旅行比較サイトの『トラベルコ』を運営する東証一部上場企業だ。海外版の『Travelko』と、日本の伝統工芸作品の紹介サイト『GALLERY JAPAN』も運営している。メインの『トラベルコ』は国内外のホテル、航空券、ツアーのほか、日帰り旅行や体験、アクティビティー、バスツアー、高速バス・夜行バス、レンタカー、海外Wi-Fiレンタルなど、旅行と周辺サービスを全方位的に網羅し、価格比較と予約までできるサイトだ。『トラベルコ』への掲載料と、ユーザーが『トラベルコ』を通じて照会、予約をすると発生する手数料、および広告料がオープンドアの売上になるというビジネススキームだ。
"あなたの旅の最安値を見つけましょ”のキャッチフレーズと共に、公式キャラクターの『トラベルコちゃん』が出演するTVCMを開始しており、最近目にした人も多いだろう。それまでは、その便利さから口コミでユーザー数を増やしてきたが、TVCMで一段と認知が高まり、現在、ユーザー数と売上の拡大が加速しているところだ。今後も積極的にブランディングを進めていく方針だ。
オープンドアの設立とサービスのスタートは1997年。最近でこそ様々な比較サイトが乱立しているが、『トラベルコ』は既に20年以上の歴史を持つ。変化の激しいIT業界の中で、激しい戦いを勝ち抜いてきたプレイヤーである。
「Webのコンテンツとして、旅行業は最も早くに大手各社が進出してきた領域です。ただし比較サイトという形式は、他にほとんどなかったので、我々がハブとなって情報を集約することに努め、大手との競争にも勝ち抜いてきました。」と振り返るのは、創業者である代表取締役社長の関根大介氏だ。
今や『トラベルコ』は業界で確固たるポジションを占め、大手旅行会社や航空会社などが軒並み参画していることはもちろん、専門旅行会社など中小規模の会社も網羅。比較サイトとして、他社の追随を許さない精度とユーザー利便性の高さを誇る。クライアント各社にとってもトラベルコの集客力は大きな魅力であり、Win-Winの関係にあるパートナーとして信頼関係を築いている。
大手家電メーカーの出身で、部品のカタログの検索からヒントを得て、旅行業に勝機を見出す。飽くなき探究心と行動力で、今日までオープンドアの発展を支えてきた。
国内外のホテル・航空券・ツアーはもちろん、日帰り旅行や体験、アクティビティー、バスツアー、高速バス・夜行バス、レンタカー、海外Wi-Fiレンタルなど幅広く価格比較ができるWebサービスだ。
世界展開へ、海外版も好評拡大中。壮大なサービスを支える技術力に強み
海外版の『Travelko』は、日本と同様のサービスを世界各国で展開することを目指し、まずはホテルと航空券からスタート。現在、英語、中国語、韓国語で展開し、日本はもちろん、台湾、中国、韓国、アメリカなどで、提携先となる現地の旅行会社や航空会社を開拓し、全世界に向けてサービスを立ち上げている。今後、世界のその他の地域へも展開し、サービスのメニューも広げていく考えだ。日本で始めた当初のように、比較サイトに馴染みのない国も含めて、ユーザーも開拓しながら進めていく。世界中の旅行者が、スマートフォン一つで最適な価格、サービスを選べる世界を実現する。
その壮大な世界観を支えるのがテクノロジーだ。システムの設計、構築、運用とすべて内製しているのがオープンドアの特徴であり、大きな強みにもなっている。内製を続けるのは、ユーザー数のほか提携先、領域、言語、国など全ての要素が増え続け、縦横無尽に広がるサービスを支えるには、統一した意思とチームワークでスピーディーに実現する体制が不可欠だからだ。創業当初からずっと、自前で一から全てのシステムを構築してきた。
「例えば…」と、その膨大なシステムのごく一部を明かすのは、既に10年以上、『トラベルコ』のシステム構築に関わっている事業本部システム部開発運用課次長の齊藤正純氏だ。「『トラベルコ』はあえてオンプレで、物理サーバーを100台以上稼働させて対応しています」と齊藤氏。なぜなら、全提携先のデータを瞬時に扱うには、物理サーバーでなければ速度が出ないからだという。
ユーザーに選ばれる、高い市場価値を持つサービスであり続けるために、様々な選択肢のなかから最良の技術や手法を選ぶ過程で、結果として昔からある安定した技術を選択することも少なくない。だが、同社は決して新しい技術に背を向けているわけではない。むしろ研究には積極的だ。社内では半年に一度、研究会を開催している。3~4人でチームを組み、『トラベルコ』に実装することを視野に、新しい技術をじっくり研究して成果を発表する場だ。実際にそこから多くのものを導入してきた。
「負荷対策をはじめ、どんなに手を講じても、拡大一途であるサービスを支えるために、常に進化が必要な刺激的な環境です。『ここまでやれば終わり』ということはなく、技術ハードルも高い。でもそれがやりがいであり、構築から運営までを一気通貫で手がけるなかで確実に技術力は上がっていきます」(齊藤氏)
創業当初から技術を重視し、現在も160名余りの社員のうち約4割がエンジニアだ。彼らの存在が、同社の強みの一要素になっている。
オープンドアでは創業当初からずっとシステムを自前で構築してきている。自社で全て創っているいるからこそ、高いチームワークを誇るのだ。
公正な評価と働きやすい環境が魅力。同好会活動やイベントもある楽しい社風
そんなオープンドアが掲げるミッションは「変化する市場ニーズに迅速に対応し、最速のスピードと最高のクオリティをもって顧客満足No.1を達成する」。社長の関根氏は「妥協せずに完全な仕事をする」と、力強く決意を述べる。システム部隊だけでなく、他の部署、職種の面々も、それぞれが自分の持ち場で最高のパフォーマンスを発揮すべく、努力を重ねている。関根氏は「一人一人がプロフェッショナルに。競争力のある人材に」と、社員への思いも口にする。
誰もが存分に力を発揮できるように、公正な評価と働きやすい環境づくりにも腐心する。特に評価は、成果を正しく評価し、しっかりと役職や報酬で報いるものとして、社員にも好評だ。システム部の齊藤氏も、「僕は既にこの会社に13年半いますし、システムのメンバーもほぼ辞めません。その要因は色々ありますが、正しく評価されているという実感があることが大きいと思います。エンジニアの評価は難しいですが、細かく評価項目を設定し、本当によく見てくれていると思います」と言う。
「プロフェッショナルであれ」と仕事に対しては厳しいが、これは仕事に対して本気であることの表れであり、プライベートではとても仲が良い。社員間のコミュニケーションは極めて良好で、福利厚生の一つである同好会活動も盛んだ。スキー、バスケットボール、ボルダリングといったさわやかなスポーツ系もあれば、観劇や工芸、変わったところではモデリング(=プラモデル)も。ミニ四駆のプラモデルを作り、走らせる楽しそうな社員の姿が印象的だ。毎年初夏には、社員とその家族が総出で、海で地引網を楽しむ。太陽の下、自分たちで魚を獲り、その場で食べる社員にも人気のイベントだ。
一部上場企業だけに労務管理も万全で、残業時間は平均してやく20時間程度だという。時間中は全力で仕事に挑み、オフの時間も充実している。頑張った分だけ正当に評価され、自らも成長できる。そして何より、世界を舞台にサービスを展開する。オープンドアはこのように、魅力的な要素にあふれる会社だ。
株式会社 オープンドアの社員の声

20代前半
2017年04月入社

30代前半
2016年02月入社
見やすくなっ...続きを読む

40代後半
2015年02月入社
当社のサイトにある旅行情報の...続きを読む