社会インフラシステムの開発から、ネットワークの運用・構築などミッションクリティカルな領域が中心!
情報システムの企画提案から設計、開発・構築、テスト・検証、そして運用保守までワンストップで提供しているアクモス株式会社は、JASDAQスタンダード上場企業である。公共系や産業系、製造系などのシステム開発に強みを発揮しており、自社製品ソリューションSYPROBUS(シンプロバス)シリーズでは消防通信指令システムから標的型攻撃メール訓練ソリューションまで、多様なシステムを手掛ける。今後は特にセキュリティ対応を強化したネットワークの設計・構築・運用に力を入れていくビジョンを掲げている。
発電所やダム、上下水道などの制御システムをはじめ、官公庁の情報公開Webシステムや製造業向け基幹システム、消防・救急の指令システム、さらには人工衛星に関する様々なシステムといった、社会インフラに関わるシステム開発が占めている。直接の受託先は大手電機メーカーおよびそのグループ会社が中心であり、その他、官公庁や国の研究機関もある。
ネットワークインフラの構築では、教育機関の情報ネットワーク(サーバー37台、端末約1万7000台、ユーザー約11万人)、行政情報ネットワーク(サーバー14台、端末約5000台、ユーザー約8000人)のシステムの提案・設計・構築・保守やハイブリッドクラウドの導入など、着実に実績を重ねている。大手通信会社から受託するとともに、共同して構築に当たり、いずれも極めてミッションクリティカルなシステムやネットワークを扱っている。セキュリティなどの高度な技術力や知見、そして何よりも信頼性が問われるといっていい。
SYMPROBUS(シンプロバス)は、システムインテグレーション製品群の共通ブランド名で、
SYM(シン)は「ともに」
PROBUS(プロバス)は、「誠実」
この二つの言葉を組み合わせたブランド名には、ICT企業として、協調を大切にする「ともに」という気持ちと安全を重視する「誠実」な考え方に基づいて、暮らしにかかわるシステムインテグレーションに携わっていきたいという思いを込めて名づけられている。
「創業当時から着実に実績を積み重ねてきた結果、多数のお客様の信頼を得てお取引を継続することで、安定的な事業体質が築かれていると自負しています。そこはお客様のご期待も強いので引き続きサービス力向上に努めていく一方、今後は特にセキュリティに特化した技術分野に力を注ぎ、当社の新たな特長づくりを成し遂げていきたいと考えています」と代表取締役社長 清川 明宏氏は力を込める。
SIer、NIerとしての実績にセキュリティ領域をプラス 事業を磨き込み、特色に!
1991年に会社設立後、1994年2月に商号をアクモス株式会社に変更。1996年には株式公開を果たす。1999年には特色あるサービス提供を行うため、ITや人材サービスの企業をグループ会社化し“連邦経営”に乗り出す。そして2005年、現在の事業の中核となるIT事業の強化のため、茨城ソフトウェア開発を株式交換により完全子会社化。2008年、茨城ソフトウェア開発を合併し、上場会社のアクモスは事業持株会社となって新体制がスタートした。つまり、現在のアクモスのIT事業は茨城ソフトウェア開発に由来し、40年という歴史と実績を有することになる。 システム開発、ネットワーク、サーバー構築、運用保守監視など同社のエンジニアがカバーする領域は広い。
2017年6月末現在の社員数は230名。ここ数年は新卒採用は15名を目標にしており、経験者採用も通年で行っている。
「人材採用は事業成長には不可欠。経験者採用で入社した社員も、中堅エンジニアや管理職として多数活躍しているので、安心して転職の選択肢にアクモスを考えてほしい」と清川氏は語る。
同社は、2016年度から2025年までの3年3期の長期ビジョンを策定し、取り組み始めたところだ。その第1期、2019年6月までのテーマは“変革”。「情報セキュリティ対応強化」「(自治体、自動車、医療など)業種特化型ICTサービス」などの事業への変革を推進する。
「まずはベンダーを熟知し、セキュリティに配慮したネットワークインフラ構築のご相談に乗れる、お客様のセキュリティパートナーとなることを目指します。従来の“何でもそつなくこなせる”存在から、“セキュリティに特化した企業”にシフトしていく期間です」と清川氏。
次の2022年6月までは“発展”をテーマにこの専門分野を深耕。そして最後の、2025年6月までは“進化”をテーマに収益の柱となる自社ブランド事業の創出を目指す。
同社がセキュリティにフォーカスしているのは、現実的なマーケットニーズの大きさと、同社の技術力やノウハウが高く評価されていることによる。
「価格競争に陥ることのない、付加価値を認めていただける領域として、今後もセキュリティ領域をより磨き込み当社の特色にしていければいいと考えています」と清川氏は強調する。
離職率5%!トップとの距離が近く、なんでも相談しやすい環境が魅力です!
社員数230名の風土の特色は“フラット”であること。社員の多くが「トップとの距離が近く、なんでも相談しやすい」と話す(PRタブ参照)。2017年10月から服装の軽装化であるビジネス・カジュアルスタイルでの勤務を通年化したのも社員の意見を反映したものだ。その結果、IT業界にあって離職率5%程度という低さを誇る。また、2017年1月に行った社員アンケートで、「アクモスの魅力は?(単一回答)」の設問に対し、1位の40.9%が「人間関係」、2位の15.1%が「社風」と回答している。
「他社に転職してから、やっぱり当社がいいと戻ってくる社員もいます(笑)」(清川氏)
もう一つ、2015年より部門別採算制度「ウィングシステム」を導入、“全員参加経営”によって一人ひとりが自主的に責任を持って仕事に取り組める風土が築かれつつある点も見逃せない。「ウィングシステム」とは、時間当たり付加価値を指標として、“ウィング”と呼ぶ6~7名ほどのチームごとに採算管理を行う仕組み。
具体的には、「年度計画マスタープラン」を作成し、そこから全社予算を作成、マスタープランはじめ予定採算表や実績採算表を活用して月次でPDCAを回し、全社の採算管理を行う。
「時間当たり付加価値」は全社員にオープンになっている。“ウィングリーダー”に自チームの経営を任せることで、収益性向上を図るとともに当事者意識、経営者意識を持った人材育成を目指しています」(清川氏)
技術面では、情報処理技術者試験や「CCNP」などベンダー系の認定試験に合格した場合の褒賞金や、e‐ラーニング受講費用負担などの支援を行っている。評価制度として、ITSSに準拠した専門性の評価を含む人事評価制度を導入している。社内のコミュニケーション促進の面では、「親睦会」が組織され、新年会や花見、新人歓迎会、社員旅行などのイベントを企画。決算期のキックオフイベントの懇親会では、チーム対抗ゲーム大会などで大いに盛り上がるという。
前述のとおり、ミッションクリティカルなシステムやインフラを多く手掛ける同社は、比較的大人しく真面目な人柄の社員が多く集まっているという。
「もちろんそういった人材は重要です。一方、中途採用においては、少々型破りでもよく発言したり大胆な意見も言うような方に来ていただいてもいいと思っています」(清川氏)
同社には、社名の頭文字になぞらえた「5つの価値観」がある。
Accountability【責任】プロフェッショナルとしての責任を全う
Collaboration【協調】お客様や仲間と力を合わせる
Mind【誠実】愚直なまでの誠実さ
Output【創出】創意工夫し、新たな価値を生み出す
Stretch【成長】たゆまず成長する
「社員は、上3つは十分できていると思います。今後はさらに下2つを追求してほしいですし、そういう方にぜひ来ていただきたいと思っています」と清川氏は期待を寄せる。
アクモス 株式会社の社員の声

30代前半
2011年04月入社

30代後半
1999年04月入社
・顧客の要件を満...続きを読む

30代後半
2005年04月入社