発行雑誌数は30誌以上、Webサイトを20以上有するメディア企業
株式会社日経BPは、主にビジネスパーソンに向けた専門雑誌の発行のほか書籍出版や展示会およびセミナーの開催、BtoB向けコンサルティングなどを手がける会社だ。金融や経済報道に強みを持つフィナンシャル・タイムズとともに日本経済新聞社グループの中核を成している。
日経BPの強みは、専門分野で役立つ深い情報を発信するターゲットメディアを数多く運営していることだ。経営・技術・生活を全方位的にカバーしている。創業以来の主要事業は、雑誌やニューズレターなどの紙による定期刊行物の発行。『日経ビジネス』や『日経コンピュータ』『日経メディカル』『日経エレクトロニクス』『日経トレンディ』『日経ウーマン』など発行誌数は約40を数える。雑誌は、宅配便や郵便などで読者の手元に直接届ける「直販誌」が主軸だ。「直販」のメリットは、読者の属性を踏まえたうえでコンテンツを提供できること。属性を把握することで、広告やセミナー事業におけるターゲティングを正確にできる強みがある。これがマーケティングの重要な源泉となっている。
主要ネットメディア数は30弱で、合計の月間ページビュー(PV)は約1億2000万、来訪者数は約2200万(MAU)に達する。国内の出版社の中ではトップクラスの規模で推移している。主要雑誌メディアとしては現在、34の雑誌・ニューズレターを発行。総発行部数は年間2000万部を数える。
専門性の高い分野をカバーすると共に、読者の属性を正確に把握して読者ニーズにマッチしたコンテンツや広告、セミナーやイベントを提供している。
各分野に精通した専門記者が情報を発信
編集記者や研究員は、それぞれの分野に特化した専門性を持つ人材。社員の約半数を占める記者が、自ら取材、企画、編集、執筆までを一貫して手がけるのが特徴だ。
編集記者には、理系人材も多く、社員の約4割の最終学歴が理系。社員全体の3人に1人は大学院卒だ。編集記者のなかには、情報処理技術者や一級建築士、薬剤師など国家資格を有している者もいる。
雑誌やWebメディアなどから得られたマーケティングデータを駆使して、展示会やセミナーを積極的に展開していることも大きな特徴だ。「xTECH EXPO」や「ヒューマンキャピタル」「東京ゲームショウ」などの大型イベントを年間通して手がけている。
デジタルカンパニーへの転換に寄与する新たな人材を募集
経営、技術、医療といった分野は、どの分野も大きな転換期にある。有象無象の情報が氾濫する中、50年の歴史で蓄えた信頼と専門性を、ウェブの世界でも多くの読者に届けていくのが日経BPの使命だ。日経BPの事業を、今より大きく成長させるため、新たにサービス開発を担当するエンジニアやデータサイエンティストを募集している。どんなに信頼性の高い情報であっても、伝える方法を間違えれば、届くべき人に届かない。今を第2の創業期と捉え、次の50年を担う人材とともに、事業拡大を狙う。