21世紀元年の2000年に設立された株式会社ケン・トゥエニ・ワン。社名の由来は「ケン」には創業者の野間口兼一氏の名前、「トゥエニ・ワン」は数字の21であり、創業者の同氏が21世紀を代表するサービス業を目指すという意志が込められている。<br /><br />同社は現在、空港内のレストラン経営を中心に事業を展開している。成田・羽田の両空港内に3店舗所有しており、安定した収益を誇っている。<br /><br />「空港内のレストランというのは様々な規制があり、競争をさせないのです。また、競合はあまり強くないので、ちょっとしたサービスの差別化により、売り上げを上げることはそこまで難しくないんです。ただし、制約がありますので、あまり派手なことはできませんが。」と野間口氏は語る。<br /><br />実際に、羽田空港内のそば処「竹生」は羽田第一ターミナル内の飲食店の中で、1坪あたりの売上げは1位。成田空港内の「えびす亭」においても成田第一ターミナル内の1坪あたりの売上げは2位であり、確固とした実績を残している。<br />特に、そば処「竹生」の店舗は、人気が高い。リピート率が高く、利用者の顧客は約8割が40代以降であり、出張で羽田空港を利用するビジネスマンの心を掴んでいるようだ。<br /><br />「空港内のレストラン経営は、まだまだ改善の余地はありますが、常に安定した収益をもたらすのです。この安定した収益をベースに国内、さらにはアメリカへの新規出店を行っていきます。」と同氏は今後の展望を語る。