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株式会社大阪エヌデーエス

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • サービス系

車載機器市場で成長に拍車。基盤系開発に強みを持つ「進化する強い会社」

企業について

株式会社大阪エヌデーエスは、エンタープライズ分野(業務系)とエンベデッド分野(組込み系)の2分野を柱とするコンピュータソフトウェアの開発会社である。現在(2016年4月)の社員数は約80名。1969年創業とソフトウェア開発会社としては長い歴史を持つ会社だ。

創業時はエンタープライズ分野からスタートし、エンベデッド分野には1976年に参入している。現在、比率としては、売上も技術者の数もほぼ半々。同規模の開発会社の中で、エンベデッド分野の開発に同社ほどのヴォリューム感で取り組む企業は決して多くはない。しかも40年以上という長いスパンで実績を作ってきた会社となるとさらに数は絞られるだろう。

エンベデッド分野の開発では、有力家電メーカーや自動車部品メーカーとの直取引に加え、最近は半導体商社との協業も増えている。特に成長している市場は自動車関連の開発だ。自動運転システムや高度道路交通システムの実用化に向けた動きが加速する中で、同社においても車載関連の開発プロジェクトが活性化している。

エンタープライズ分野では、ミドルウェアと呼ばれる基盤系システムの開発に強みを持つことが最大の特徴だ。アプリケーションの開発を手がける会社は数多くあるが、基盤系を得意とする開発会社は多くはない。コンピュータシステムが複雑化、高度化する昨今、大手SIerのパートナーとして、金融業、大手鉄道会社、航空会社、官公庁など、幅広い業種業界の大規模基盤システムの開発に上流行程から携わっている同社のノウハウは、従来以上にその必要性が増して来ている。

以上が同社の各分野における開発会社としての特徴だが、分野を問わず、同社が開発する上で重要施策として取り組んでいるのは、開発の前段階であるシステム企画における「要求開発方法論」(以下、要求開発と表記)だ。要求開発とは、「システムの要求は予め顕在化・明文化されてない」という考え方のもと、システムの要求をユーザーとともに技術者がファシリテートする形で明文化(開発)していくという手法である。システム開発の目的が多様化するにつれ、システム開発をめぐるトラブルが増えてきた。それを防ぐために生まれたものだ。代表取締役社長・平山武司氏は、次のように説明する。

「ある調査によれば、作られたシステムの4割は使われていないとのこと。お客様はコストも期間も4割分無駄にしており、開発会社側も4割分余計な仕事をしていることになります。誰もハッピーになっていない。だとすればいかに無駄なシステムを作らないかも我々の選択肢の1つです。また、それがお客様満足を高める方策でもあります。なぜそのシステムが必要なのか、そのシステム作ることによってお客様にどういう価値をもたらすのかを徹底的に追及しようと、2009年に「NDS要求開発宣言」を策定し、取り組み始めました」(平山氏)

「NDS要求開発宣言」は、同社が要求開発で目指すものを明文化したものだ。

(1)ビジネス戦略に直結したITシステムを提供する
(2)お客様と共に真の要求を開発する
(3)新たなITビジネスを開拓する
(4)開発者として説明責任を果たす
(5)IT技術者の価値を高める

の5項目で構成される。もともと「顧客(エンドユーザー)の業務の最大化」に主眼を置き、本質的に必要とされるシステムの開発を目指してきた。大手SIerからの一次受け案件でも、初期段階から入り込み提案書も一緒に作る。そのような姿勢を貫くことで独自のポジションを確立してきた。その流れを一層加速するものとして取り入れているのが要求開発だ。

大阪エヌデーエス社自体の設立は1993年。しかしその歴史は1969年にさかのぼる。東京に設立された株式会社ニッペーデンサン(1974年、株式会社ニッポンダイナミックシステムズに商号変更)が、1976年に開設した大阪支社を分社化して設立したのが、大阪エヌデーエス社である。先代から会社を引き継ぐ際に平山氏が決断した。

「当時はITバブルが崩壊した直後。その危機的な状況を乗り切るためには、東京依存ではだめだと考えました。社員は関西出身者が大半ですし、地場の関西で仕事ができるようにならなくてはならないという思いがありました。要するに究極の権限移譲です。それまで東京主導で動いていたのでメンバーも戸惑っていたし、苦労もありましたが、それを乗り切ったことが今につながっています。」(平山氏)

分社化と同時に、エンベデッド分野の開発を大阪に集約した。同分野の主要取引先が当時、躍進していた関西の家電メーカーだったことが大きな要因であり、それが現在の強みの1つとなったのだが成長の要因は他にもあった。

「当時からシステム開発の業界はトラブルの連続でした。弊社もとんでもない修羅場を数多く経験してきました。そういうときによく言われたことは、“エヌデーエスは逃げない”ということです。苦しい時のエヌデーエス頼みとも言われました。トラブルが発生した際に、契約上の責任は果たしたと言って、逃げる会社は少なくありません。しかしエヌデーエスは最後までやり切る。もちろん弊社も大赤字を出したことは何度もあります。社員が疲弊しきって労災事故になりかけたこともありました。それでも最終的にはやり遂げてきた歴史があります」(平山氏)

そういった歴史を振り返り、改めて策定したのが現在の経営理念だ。顧客満足、会社の革新と発展、そして社員の自己成長・自己実現の三位一体。それは同社の母体となったニッポンダイナミックシステムズ社時代に育まれ、受け継がれてきたDNAでもある。

今後に向けた展開としては、IoT市場の成長が加速する中で、エンベデッド分野とエンタープライズ分野の融合に取り組む。特に活性化している分野が車載機器だ。車載分野はこれまでにないほどドラスティックな変貌を遂げようとしている。世界的な自動車メーカーでさえも、一メーカーでは追いつけないほどの変化である。そこに同社が蓄積した知見を生かせるビジネスチャンスが広がっている。そのチャンスを確実にものにしていく考えだ。また、技術の面では、組込みLINUXに本格的に取り組むべく、経営資源を投入していく計画である。

「大阪エヌデーエスは、開発が大好きな人間が集まっている会社です。その開発をよりスムーズに、あるいは付加価値の高いものにしていくために様々な工夫をしています。要求開発もその1つです。決して要求開発コンサルタントを育てたいわけではない。どこまで行っても、マネジメントだけ、あるいはコンサルティングだけをやる会社にはなりません。開発会社であるという本質は忘れたくないと考えています」(平山氏)

その上で同社が掲げるのは“進化する強い会社”というビジョンだ。「進化する」とは環境に適応し続けることだ。創業から47年間も事業を継続できたことは、進化し続けた証である。今後も進化し続け、まずは50年、さらに60年、70年を迎えたい考えだ。そして「強い会社」とは「継続できること」である。ただ生きながらえるだけではなく、社員が、そして会社が輝きながら継続をしていく。決して規模の拡大のみを目的とするのではなく、社員が自己実現を図りながら、安心して働き続けることができる。そんな会社として存続し続けられることが「強さ」だと平山氏は語る。

そのようなビジョンを実現していくために社員に求めることは“自主・自立・自律”の精神である。その想いは、40年前に東京依存を脱却するために同社を独立させた際の精神にも通じている。

「会社があって社員がいるのではなく、社員一人ひとりが集まって会社になる。それが基本的な考え方です。一人ひとりの社員が活躍することが会社の輝きになっていく。だから弊社では「自らが」という言葉をたくさん使います。会社なので目指すところは一緒ですが、そこにどう行き着くかは各自が考える必要があります。全ての仕組みがそういう発想で動いています。人事制度にしても、立候補しない限り自動的に昇進するような制度にはしていません」(平山氏)

自主・自立・自律の精神は、「三位一体」の理念と融合し、同社の企業文化として定着してきた。例えば、現在、実行中の中期経営計画は、若手リーダー層が中心となり、合宿などを行いながらボトムアップ型で策定したものである。

そんな同社が中途採用で重視していることは、自社にはない様々な価値観や経験を内部に取り込むことだ。組織が進化し続けるためには、必要不可欠な要素である。そして、求める人材は、同社に入社して実現したいことを明言できる人材だ。

「自分が何をしたいか。それは自主・自立・自律を量る際の試金石となります。ピント外れであっても、それを即答できる人は、普段からそういう行動をしている人です。そのような人材は、社内で様々な軋轢を起こすかもしれません。でもそれが会社の進化に繋がります。金太郎飴になるのが一番怖いわけです。だからまずは、これがやりたいというビジョンを持っているかどうかを重視して選んでいます」(平山氏)

このような価値観のもとで運営される同社には、そこに集う技術者にとっては“自分の居場所”と思える居心地の良さがある。「いろいろあっても、最終的には“ここにいて良いんだ”と思える」と平山氏も自負する。エンドユーザーに本質的な価値を提供する“価値ある技術者”を本気で目指せる場所。それが株式会社大阪エヌデーエスである。

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インタビュー

株式会社大阪エヌデーエスのインタビュー写真
取締役 事業推進 統括マネージャ・金谷年丈氏 1965年3月生まれ。マイコンの組込み系エンジニアを志し、大阪電子専門学校へ入学。1986年4月、卒業と同時に、新卒で株式会社大阪エヌデーエスの母体である株式会社ニッポンダイナミックシステムズに入社。東京本社勤務を経て、1993年、大阪支社分社化を機に帰阪。入社以来、エンベデッド分野のエンジニアとして、室内オーディオシステムやVTRをはじめとするAV機器、コードレス電話など、数々の組込み系の開発に従事。またエンタープライズ系のプロジェクトにも従事し、部門長を経て現在に至る。

── 現在の採用の背景をお話しください。

弊社が主軸としている開発分野は、エンベデッド分野(組込み系)とエンタープライズ分野(業務系)です。エンベデッド分野では、現在、自動運転の急速な発展もあり、車載関連の開発に注力しています。一方、エンタープライズ分野で注力しているのが、ITアーキテクチャです。現在、IoTというパスワードが頻繁に使われることに象徴されるように、組込み系と業務系、それぞれの要素技術の融合が求められています。そのベースになるのがITアーキテクチャです。弊社は、もともと基盤系の開発に強みを持つ会社ですが、その知見がますます求められています。
車載関連、IoT、いずれの市場も今後、... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社大阪エヌデーエス

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

サービス系 > 人材サービス(紹介/派遣/教育/研修)

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

資本金

3,000万円

売上(3年分)

2017312.62億円

201639.14億円

201538.28億円

設立年月

1993年07月

代表者氏名

代表取締役社長 平山 武司

事業内容

エンベデッド製品・システムの企画サービス
エンベデッドソフトSIサービス
車載エンベデッドソフトSIサービス
エンタープライズシステムSIサービス
新業務システム構築支援サービス
IT人材教育サービス

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

80人

平均年齢

40歳

本社住所

大阪府大阪市中央区城見1丁目4番70号 住友生命OBPプラザビル8F

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