One to Oneマーケティングで輝かしい実績の数々。いち早くCCCM(MA)にも挑戦
株式会社ディレクタスは、一言で言うならば「One to Oneマーケティングを実現する会社」だ。「昔は押し売りでモノが売れたかもしれないが、今の時代は、企業と人との良いコミュニケーションなしには効果が出ない」。こう話すのは、同社代表取締役の岡本泰治氏だ。
ディレクタスは、コミュニケーション戦略の立案から、最適なマーケティングソリューションの導入・設計・運用、メールやWebなどコミュニケーションに必要なコンテンツの企画・制作、Eメール配信や各種ソリューションのオペレーションなどの運用アウトソーシングといった、企業と人をダイレクトに結ぶサービスをワンストップで提供する。
同社は元々、1993年に学生向けにDMを発送する会社としてスタート。カードや自動車などフレッシャーズをターゲットにマーケティングを展開したい会社のニーズを集めて成功をおさめ、以後、一貫してダイレクトマーケティングを手がけてきた。時代の流れとテクノロジーの進化に伴い、そのツールはDMからメールとなり、その手法も個人の特性に合わせたピンポイントなマーケティングへと進化させてきた。
近年は特にEメールマーケティング支援サービスで数々の実績を上げている。社員数約30人の少数精鋭の組織ながら、航空会社や自動車メーカー、総合電機メーカー、生命保険会社、ネット通販会社など数々の大企業をクライアントに、戦略立案から実際の運用までを支援し、確実に成果を上げて来た。
そして同社が今、他社に先駆けて数年前から取り組み、成果を上げているのが、多様なチャネルを組み合わせて、顧客の行動履歴に合わせたコミュニケーションを自動的に行うシステム、CCCM(クロスチャネル・キャンペーンマネジメント=マーケティングオートメーション)の導入・運用支援サービスだ。この一年余り、ダイレクトマーケティングの新しい潮流として注目を集めているマーケティングオートメーション(MA)の中でも、特にBtoC向けに高度なOne to Oneのアプローチを可能にするのがMAの各種ツールだ。岡本氏は先日、「日本で唯一のMAの専門書」と自負する『CCCM入門』(2015年7月、インプレスR&D社より発行)を上梓。岡本氏およびディレクタスは、この領域の先駆者として存在感を発揮している。
DM時代、Eメールマーケティング時代ともに、いずれも他に有力プレーヤーがいないなかで、先進性と独自性を強みに数々の大企業との取引をスタートし、成果を上げることで強固な信頼関係を築いてきた。MAの領域も、今、ようやく時代が同社に追いつく形で、にわかに注目を集め始めた。このホットな市場で、さらなる成長を目指す。
岡本泰治氏
コンサルティングから導入、運用、制作まで一貫支援。有名企業各社とも直取引
日本で「マーケティングオートメーション(MA)」が注目を集め始めたのは、この2-3年ほどだ。一方、ディレクタスは既に6年前からこの領域に取り組み、いち早くノウハウを蓄積してきた。同社の強みは、特定のソリューションに依存することなく、マルチベンダーでクライアントに最適なものを選べることと、もう一つは、これまで蓄積してきたEメールマーケティングを始めとするダイレクトマーケティングのノウハウがあることだ。ソリューションは戦略を持って、適正な運用ができなければ意味を持たない。その点、ディレクタスには、他社の追随を許さないOne to Oneマーケティングの実績とノウハウがあるのだ。
コンサルティングから実装、運用アウトソーシングやコンテンツ制作までワンストップで手がけられることも大きな強みだ。Webやスマートフォンのプッシュアプリ、LINEのチャットアプリ、あるいは従来のEメールや紙のDMなど、多彩なアプローチを駆使してコミュニケーションの可能性を大きく広げるMAにおいて、同社の全方位的な対応力は大きな力を発揮する。結果として、「コンサルティング会社、ベンダー、制作会社など部分的に競合する会社はありますが、丸ごとすべてで競合する会社はないと思います」と、岡本氏は言う。
アメリカで先行し、遅れること数年で日本でも、まさにこれからマーケットが盛り上がりを見せようとしている。既にMAの導入、運用にいち早く取り組んできた同社には、Eメールマーケティング時代からのクライアントに加え、紹介や問い合わせも多い。今後、この領域で事業が拡大していくのは、ほぼ確実な見通しだ。
最適なOne to Oneマーケティングを追及して、MAにたどり着いたディレクタスだが、もちろんこれが到達点ではない。これまでがそうだったように、今後も時代とテクノロジーの進化にあわせて手がけるサービスは変容し、拡大していくだろう。「たとえばウェアラブル端末もIOTも、オンラインにつながるものは全てOne to Oneコミュニケーションのチャネルとなるでしょう」と、岡本氏はその未来図を語る。クライアントファーストの姿勢で、常に最適な手法を模索する同社は、海外のカンファレンスにも積極的に参加するなど、最新のテクノロジーの研究や導入にも熱心だ。今後も常にこの領域の先駆者であり続ける。
ホットなMA領域で活躍するチャンス!働きやすさを追求する社風も魅力的
MAの認知が広がるにつれて問い合わせも増え、ディレクタスは今、拡大するニーズに対応すべく新しい仲間を求めている。一気に規模を拡大するわけではないが、何しろ今はお客様の引き合いに応えきれない状態にあり、体制を早急に整える必要があるのだ。
岡本氏は言う。「今、加わるにはとてもいいタイミングです。MAは新しい領域であり、まだ専門家と呼べる人はほとんどいません」。頑張り次第で、第一人者になれる可能性も大いにある。同社はトップランナーとして次々と事例を手がけ、ノウハウを蓄積している。週一回のミーティングでは、そんな事例をみんなで共有する。どんな教育研修よりも、最先端を学べる場と言えるだろう。
元々マーケティングが好きだったという岡本氏。「紙のDMから始まって、今は一人一人の嗜好とタイミングに合わせた最適なコミュニケーションを実現できるツールとテクノロジーがある。20年前にこんなことができればいいなと思ったことが、どんどん実現できるようになって、こんなにおもしろいことはありません」。これからますます進化し、できることが増えていくだろう。
一方で施策に対して結果が出て、それをもとに改善していくプロセスのおもしろさや手応え、クライアントサクセスに貢献する喜びは、テクノロジーどんなに進化しても変わらない。この仕事の根幹であり、やりがいでもある。岡本氏が目指すのは、「ダイレクトコミュニケーションで、日本一頼りになる会社」。十分な実績を上げている同社だが、岡本氏にとってまだ到達度は50%くらいだという。伸びしろは大きい。
少数精鋭の同社は、優秀な人に長く続けてほしいという意図で、自然と働きやすさも追求している。子育て世代が多い今は、育休明けの時短勤務の女性が4人いるほか、子どもを保育園に送るために時間差通勤をしているお父さん社員も。未就学のお子さんがいる人には所定の有休休暇のほかに年5日の看護休暇もある。子育て中のメンバー以外にも、残業は推奨しない。業務の波は避けられないが、効率的に働いてパフォーマンスを上げるのが同社流。そんな社風も魅力的だ。やりがいに働きやすさ、ノウハウと経験、自らの市場価値などこの会社で得られるものは極めて多いだろう。