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株式会社アコースティック

  • IT/Web・通信・インターネット系

『技術力』と『サウンドクリエイティブ』を両輪に挑戦をつづける

平均年齢20代

企業について

携帯着メロの公式サイトである「ベストヒット&リミックス」、「贅沢なオルゴール」などを利用している方もいるだろう。携帯キャリア公式サイトにおいて、音楽の配信サービスを中心に事業を展開してきた、株式会社アコースティック。東横線祐天寺駅近くにオフィスを構える。ここは、「楽天」がスタートアップ時に入居していた場所でもある。<br /><br />99年、慶應大学のビッグバンド・ジャズのメンバーであった3氏が、音楽と技術を融合したサービスを研究開発するところから、会社の歴史は始まった。研究室やバンドの仲間を中心とするメンバーで、ウェブアプリを受託開発して資金を稼ぎつつ、自動作曲・編曲エンジンの研究を行っていた。磯子の団地の一室でのリアル・ベンチャー時代のさなか、携帯コンテンツが興隆し始めたが、会社としての信用もなく、なかなか技術が売れない苦しい時期を味わった。<br /><br />そんな折、クリエイター養成学校デジタルハリウッドが主催する企業説明会にて、同社が開発した自動着信メロディアレンジシステム「remix4U(リミックス・フォー・ユー)」をプレゼンする機会を得た。そこでコンテンツプロバイダのメディアシーク社からスカウトを受け、携帯キャリアに入り込むきっかけを掴む。その後2001年から順次、各キャリアの公式サイトへと成長をしていった。<br /><br />同じ頃、JETROのベンチャーインキュベーションプロジェクトでシリコンバレーへの進出を果たし、現地に法人を創業、AT&Tワイヤレス社と着メロサービスを始める。この時点でアコースティックは現地法人の子会社の形を取ることになり、ベンチャーキャピタルの出資も受けるが、AT&Tワイヤレス社がシンギュラー社に買収されたことをきっかけに現地の着メロ事業は縮小、日本の同社の株式は携帯ゲーム配信会社ジー・モード社に売却された。

このフェーズにおいて、同社は、核となる着メロ関連商品・技術(「ベストヒットリミックス」「贅沢なオルゴール」「贅沢なピアノ」「メロメロ☆メロディ」などの着メロサイト、自動編曲システム「remix4U」のASPサービスなど)に加え、ジー・モード傘下に入ったことによる、「動画ビジネス」という新しい柱と安定した資本を手にし、いよいよ第二創業期に入る。<br /><br />2006年10月には、韓国のPeering Portal社と音楽・動画配信ソリューション「PCube Stream」の販売契約を締結するほか、モバイル向け長時間動画配信システム「movie4U(ムービーフォーユー)」をリリース。独自開発した携帯端末向けの動画圧縮技術を使って、低ビットレートでも高品質・スムーズな再生を可能にした。<br />「movie4U」は現在、モバイル向けプロ野球公式戦のライブ配信サービスに使われ、既に多くのユーザに利用されている。<br /><br />「動画については話題が増えてきていますが、市場は未成熟です。今から参画の意志表示をすること、先手を打って時機が訪れたら一気に開花させるのが、当社のやり方です。」と本田氏。<br /><br />また、着メロ分野では、中国・タイ・ロシア・スペイン・米国などで公式サイトを展開した経験のある同社。<br />海外ビジネスの一からの立ち上げを、「自分たちの作った技術、サービスを中国やタイの人々が使ってくれていると知ったとき、感慨深い気持ちになった。」と話す。日本のような特異な携帯文化がないため、ビジネス規模は小さいというが、先手を打つことで、チャンスが来たときには爆発的に市場を広げるのだ。<br /><br />ナンバーポータビリティーの開始によるユーザの流動化も、一部のコンテンツ会社には打撃を与えたが、同社は全く新しいオルゴールサービスのリリースをぶつけたことで、むしろ追い風にしてしまったという。<br /><br />こうした戦略的な「反応のよさ」は、苦労の中で培った同社の財産だ。メンバー全員が緊張感を共有し、技術を高め続けてきたからこそ、そして資金の心配がなくなった今だからこそ活きてくる。<br /><br />Felica、GPS搭載携帯端末やHSDPA端末の登場による携帯の高速化や技術革新、ソフトバンクモバイルの参入をはじめとする市場の大きな変化など、モバイル業界は未知の可能性に溢れている。「新しい市場で、自分のやりたいことを実現しチャンスを掴むことができるのは、大企業よりもスピードと機動力のあるベンチャー企業です。」その言葉はこれまで同社が辿ってきた道のりに裏付けられている。

クリエーターズルームからは、携帯の着メロが聞こえてくる。賑やかな同社のオフィスは、本田氏率いる「優秀な『仲間達』」が集まる。本田氏は、「彼らと、好きな音楽で商売ができるという、恵まれた会社です。辛いときを経験したのも幸せだった。だからこそ、社員ありきの会社。彼らがやりたいことと市場をすり合わせます。自主性を持った仕事をしてもらうことで、最小限のルールの中で全力で取り組んでいける環境を保ちたい。」と基本的なスタンスを示す。<br /><br />自由ないで立ちで、仲良く仕事をしている社員たち。<br />「アコースティック」という社名は、デジタルな携帯の世界とは正反対だが、そのロゴとカラーのイメージに、アナログなアコースティックという語が温かみを添える。音楽理論を熟知したアナログのクリエイターと、デジタル分野を担当する技術者が、しっかりと連携してきたことで、同社の商品が魅力的になったという背景もある。<br /><br />「アコースティックとは、音楽の単語ですが、当社のビジネスは、音楽や動画だけに拘らず展開して行きます。ただ、事業ドメインが増えても、愛着のあるこの社名は変えたくないですね。」と温かい笑顔を浮かべる本田氏。<br /><br />同社では、日々技術革新が進むモバイルインターネット業界において、新しい製品、サービスの開発に即戦力として参加することができる。ベンチャーだからこそ、自分と会社の成長を実感でき、経営を間近に感じながら、年齢に関係なく責任あるポジションを任される。社員の平均年齢は役員が30代前半、社員は20代後半である。<br /><br />携帯端末は「欲しいものを手に入れる最も身近で最強のツール」になると考える同社。具体的には、近い将来「100Gのメモリーと1000万画素のカメラと20Mbps以上の通信機能を兼ね備えた端末」がほとんどの人の手に渡る社会になると見る。世界に先駆けて、日本で現実になると思われる、近未来だ。それを牽引していこうというのが同社の取り組みである。<br /><br />「携帯を通じて情報を手に入れ、携帯が個人のコミュニケーションの中心になり、流行がはじまる。テレビを中心とする今のメディアのパワーバランスが逆転するかもしれない。」と語る本田氏。「そこで僕らは何をサービスとして提供しているだろうか。」と常に問いながら、開発、サービス企画を行っているという。<br /><br />日本の携帯文化を支える技術をリードし続けてきた、若い力のみなぎる同社。世界に向けて羽ばたこうとしている。

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インタビュー

株式会社アコースティックのインタビュー写真
<strong>代表取締役社長 本田 貴久 氏</strong> 1973年2月生まれ。上智大学文学部新聞学科を1995年に卒業後、山一證券に入社、本店勤務を経て株式会社マクニカに転職。3年間の勤務の間にTV会議システムなどインターネット技術の販売マーケティングに携わる。学生時代から続けていたアルティメットフリスビーで、ボストンクラブチームからスカウトを受け、退職して渡米する。2000年に帰国後、立ち上げ期のアコースティックに参画、2002年10月より現職。

── アルティメットフリスビーで留学されたとはすごいですね。

アルティメットフリスビーをご存じない方のために紹介すると、いわゆるフライングディスク(円盤)を投げてパスをつないで得点を競うスポーツで、あまり知られていませんが、攻守ともに激しく走り回り、サッカーよりも心肺機能を要求される競技と言われています。。実は私自身、世界大会に出て優勝した経験があるんですよ。
滞在期間の関係で学生ビザを取得する必要があったので、週に何度か英語学校に通い、あとはフリスビーをする生活でした。
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企業情報

会社名

株式会社アコースティック

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
平均年齢20代
資本金

5000万円

設立年月

1999年10月

代表者氏名

代表取締役社長 本田 貴久

事業内容

携帯コンテンツサービス事業、携帯サイト企画・開発・運用事業、携帯ソリューション事業、次世代インターネット配信プラットフォーム開発事業を進めております。

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株式会社ジー・モード 当社役員

従業員数

30人

本社住所

東京都 目黒区祐天寺 2-8-16 KITビル 4F

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