エーテック株式会社

Web・モバイルコンテンツの企画開発とスマートフォンアプリ開発の2本柱で事業を展開しているエーテック株式会社。
インターネットが世の中に普及する以前の1991年にインターネット・プロバイダーとして設立された同社は、設立以来、時代の変遷と技術の進化を敏感に捉えながら軸となる事業をWebサイトの制作、モバイル向けコンテンツの制作、さらにはスマートフォンアプリ開発へと発展させてきた。

常に新しい技術を取り入れ、クライアントの細かなニーズに応えることを信条としてビジネスに取り組んできた同社。
Web・モバイルコンテンツ事業においては「TAKEO KIKUCHI」、「TOMMY HILFIGER JAPAN」、「mod’s hair」など、独自の世界観を大切にする有名ブランドのWebサイトや、ユーザーが必要な情報にいち早くたどり着く効率性が求められる不動産・求人情報サイトの開発などで実力を発揮している。

また、同社の案件は全てクライアントとの直接取引であり、そのほとんどが紹介や継続的な依頼によるものだ。大手有名企業を中心に多くのクライアントから支持を得ている理由について、代表取締役の鈴木雄三氏は次のように語る。
「当社の一番の強みは、フレキシブルかつスピーディーにお客様の要件に応えられることです。業界黎明期からWebサービスの開発に取り組んできたノウハウと実績を元に、お客様の細かなニーズを丁寧に拾い上げ、形にできる力がお客様からの信頼に繋がっているのではないかと感じます」

少数精鋭チームならではの機動力の高さを強みに、最新のテクノロジーやトレンドを敏感にキャッチしながらクライアントのビジネスの成功に貢献していきたいという同社。
そんな同社のもう一つの軸となるビジネスが自社オリジナルのスマートフォンアプリ開発である。

同社がスマートフォンアプリの開発に挑戦することを決めたのは、日本でiPhone3Gが発売されたばかりの2008年頃のこと。やはり非常に早いタイミングでマーケットに参入し、試行錯誤を重ねながら様々なアプリを世に出してきた。

同社が特に大きな存在感を発揮しているのが、乳幼児向け知育アプリの分野だ。乳幼児とスマートデバイスの親和性の高さに着目した同社は、他社に先駆けて乳幼児向けアプリを次々にリリース。
初めて開発した「さわって生まれる! 動くお絵かき」がいきなりのスマッシュヒットとなり、その後リリースした「電車が動く！走るお絵かき」もiPhone版で無料教育カテゴリ第1位・無料総合ランキング第11位、Android版でも教育カテゴリ、人気無料で第1位を獲得した。
同社のアプリはアプリレビューサイトでも数多く紹介されるなど、小さな子どもを育てる親たちの間で、「定番アプリ」として高い人気を集めている。

また知育以外の分野でも、シンプルなデザインが魅力の「標準時計」は全世界で5万ダウンロードを達成。Evernoteへのデータ送信アプリであるPostEverシリーズもiPhone版有料仕事効率化カテゴリ第1位を記録するなど、ヒットアプリを生み出し続けている。
最近では「がんばれ！ルルロロ」や「ひつじのショーン」など、人気アニメの公式アプリも手がけている同社。
今後の方向性について鈴木氏は「強みと実績のある知育アプリの分野を更に強化するとともに、ビジネスアプリなどにも挑戦したいと考えています」と次の一手を探し始めている。

常に時代の流れを先読みし、新しいことにチャレンジし続けてきた同社。そんな同社が今新たに力を注いでいるのが、アジアマーケットを中心としたグローバル展開だ。
2013年3月にベトナム支社を設立。大手クライアントのWeb・モバイルコンテンツ開発に携わってきた実力溢れる現地メンバーが揃い、2014年6月から本格的な営業活動をスタートした。既に日本と中国のクライアントから複数案件を受託し、日々開発に取り組んでいるという。

米中央情報局（CIA）の「The World Fact Book」によると、日本の平均年齢が45.8歳であるのに対し、ベトナムの平均年齢は28.7歳。ベトナムは大きな将来性が期待されるとともに、その技術力の高さも注目の的となっている。
鈴木氏も「ベトナムに魅力を感じている理由はコスト面よりもむしろ技術力とモチベーションの高さだ」と力を込める。
さらに、ベトナム支社設立にこめた思いについて次のように語る。
「数年前から海外進出の拠点を探して各国を視察していたところ、ベトナムの勢いに大きな衝撃を受け、帰国後すぐに会社設立に向けて動き始めました。世界の技術者に劣らない優秀な人材を揃えることができ、グローバルマーケット進出の拠点として幸先の良いスタートを切ることができたと確信しています。まずは足元を固めながら、リソース不足により日本では受けきれない受託案件を積極的に受注しオフショア開発を進めるとともに、アジアマーケットのクライアントにも価値を提供していくことを目指していきます」（鈴木氏）。

今後日本本社は上流工程を担当する企画・クリエイティブチームとし、サービス開発はベトナムで行うという体制を整えていきたいという同社。そして今回募集するのは、クリエイティブチームのコアメンバーとして活躍し、日本とベトナムの架け橋となってチーム作りを担ってくれる人材だ。

会社設立からもうすぐ25年という歴史のなかで、今こそまさに「第二の創業期」だと強調する鈴木氏。
「将来の当社の幹部候補でありクリエイティブチームのリーダーとして、ベトナムのメンバーをディレクションしながらサービスを作り上げていく実力がある方を求めています」（鈴木氏）。

先に示した日本の平均年齢や日本の将来を考えると、これからは「会社」・「日本」という枠を取り払ってグローバル競争のなかで生き残れる実力を身につけることを考えなくてはならないだろう。そのためには新しいことにチャレンジしながら、いち早く成長できる環境に身を置くことが重要ではないだろうか。
そして間違いなくエーテックにはその環境が用意されている。というのも、グローバルな視点で働くことができるだけではなく、これまで同社を離職したメンバーの主な理由は「独立・起業」だという。鈴木氏自身も「当社で実力をつけて早く独り立ちしたい、という気持ちで仕事に取り組んでもらいたい」と独立志向は大歓迎だ。

そんな同社が今求めているのは「グローバルマーケットへの進出」というビジョンに共感し、その原動力として活躍してくれる人物だ。
「常に成長」を行動指針し、落ち着いた雰囲気のなか、メンバー同士が協力し、切磋琢磨し合いながら実力をつけられる風土を持つ同社。アジアの勢いを強みに会社を成長させられるエキサイティングな環境は、大きな魅力ではないだろうか。

「当社の方向性に少しでも興味をもっていただけたら、是非お会いしたい」というメッセージをくれた鈴木氏。グローバルマーケットを視野に、高いモチベーションをもって働くことを望む方に、是非おすすめしたい企業である。