900以上ものECサイトの構築を手がける信頼と実績のSIer
900以上ものECサイトの構築や動画配信プラットフォームの提供等を通じて、ネットビジネスを成功へと導く多彩なソリューションを提案し続けているソフィア総合研究所株式会社(SRI:Sophia Research Institute)。
ジャスダックに上場している株式会社ソフィアホールディングス傘下のSIerで、株式会社ソフィアシステムズ(1975年設立)の100%子会社として2004年12月に設立された。
当初は動画配信プラットフォームの提供を主軸としていたが、グループ企業のホールディングス化、さらにはECサイトの構築を強みとするアーツテクノロジー株式会社との合併を経て、サイトの設計開発から運用保守までトータルなサポートを可能とする現在のビジネスモデルを築き上げてきた。
同社の最大の特徴は自社のデータセンターを運営している点。インフラも含めた構築と24時間365日体制のシステム監視サービスも手がけている。
2017年5月現在、同社にはおよそ40名の従業員が在籍しているが、同規模の会社でデータセンターを保有している会社は少なく、"ワンストップでソリューションを提供できる"という他社には無いサービスが同社の独自性として発揮されている。
また、これまで手がけてきた案件のほとんどはクライアントとの直接取引、いわゆるプライム案件でやってこれたのも同社ならではの特色だ。厳密に仕様書に基づいた業務のみを進めるような形の受託開発ではなく、上流から下流まであらゆる仕事に対応できる柔軟性と経験値、また実際の開発へと結びつけることのできる実行力と技術力をも兼ね備えたSIerとして、着実に発展を遂げてきた。
実績の一部は導入事例としてHPにも掲載されているが、日本テレビの24時間テレビのチャリティーページや、テレビ東京のグルメ通販サイトの構築等、全国から多くの反響が見込まれる案件もあり、同社への期待の高さが伺える。
プライム案件を中心に取り組む同社では、エンジニアにとって大きな裁量の仕事を任されるチャンスも多く、クライアントの声を直接聞きながら開発に携われることを楽しい、やりがいとして感じられる人にとってはまさに理想的な環境だろう。
2016年度より新規事業への取り組みをスタート。VR、センシング技術の活用
本格的なITを活用したイノベーションの到来をむかえ、ITを取り巻く状況の変化を好機と捉え、2016年度より新規事業への取り組みを本格的にスタートさせている。
具体的に例をあげると、VRによるソリューションとIoTを活用したこどもの見守りシステムなどだ。VRに関してはゲームや動画のコンテンツを制作するのではなく、VRの技術中心にARや時にはプロジェクションマッピング等を利用し、莫大な投資を余儀なくされるアトラクションのリニューアル等を比較的低コストで効率的に創造する新しい試みだ。
またIoTを活用したこどもの見守りシステムも近日中にリリースを予定している。従来からの位置情報によりこどもを見守るアプリだが、スマートフォン全盛時代に合わせた最新の機能やインターフェイスを搭載し、見守りのあり方に一石を投じるサービスになると考えている。まだ詳細は書けないが、サービスの全体像の中にはアナログな見守り方法ともシステマチックに連携できる仕組みを組み入れる予定だ。
ちなみにこれとは別に昨年には顔認識技術とサーモセンサーを組み合わせることにより、熱を感知し感染症の早期発見を促す試みを、奈良先端科学技術大学院大学と共同で実証実験したニュースリリースも発表している。
代表取締役社長の高橋林広氏によれば、いずれもビジネスとして成功するかは未知数で今後も検証が必要だが、イノベーションが起きている今だからこそ新しい技術、ノウハウを積極的に取り入れることはエンジニアの技術力、モチベーションの向上につながる。多彩なソリューションをワンストップで提供できる同社の強みをさらなる高みへと押し上げることを確信しているようだ。
事業の中核を担うECサイトの構築をはじめとした受託のシステム開発と、データセンターの運営、決済代行の3つの事業はそのままに、新規事業への取り組みを本格的にスタートさせた同社では、事業規模の拡大を見据えた増員を予定している。
"ワンストップでソリューションを提供できる"のが他社にはない強みだ。
実績と挑戦を両立させる、社員を後押しするカルチャー
これまで見てきたように、確かな実績と未来への挑戦を両立させている同社。若干40名の社員でそれを実現している背景には、挑戦を是とするカルチャーがある。
社内では社員からの発信で企画がスタートすることも多く、その一例として、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール『Tableau』の取り扱いを開始。5月に開催された通販ソリューション展では予想をはるかに超える反響に手応えを感じている。「自社内でも開発できたら良いね」といった会話で盛り上がるなど、社内のモチベーションも日に日に高まっており、次なる挑戦にも期待ができる。
また、グループ会社を一堂に介し、飯田橋駅より徒歩5分の現オフィスに移転したのは2015年のこと。全グループ参加のボウリング大会を開催したり、毎月異なる会社や部署間で飲み会を実施したりするなど、事業領域の異なるメンバーと情報交換、交流を持てるのはグループ会社ならではの特色だ。会社の垣根を越えてフラットに付き合える幅広い人間関係ができるのも魅力のひとつと言えるだろう。
プライム案件を中心に取り組むSIerとして発展してきた同社だからこそ、納期をはじめ無理難題を課されるような案件も少なく、残業は月平均30時間、結果的に女性や子育て世代のエンジニアにとっても働きやすい環境が整えられている。
また成果としてアウトプットできることは前提だが、社外への研修や講習会等への参加、就業時間中に勉強時間を設けることにも寛容で、じっくりと腰を据えてスキルを磨きたいエンジニアにとっては非常に魅力的な環境と言えるだろう。