株式会社ベクトル

生活者をとりまくメディア環境の変化や情報量の激増、企業のマーケティング活動が急速な進化を遂げている昨今、単なる広告訴求では消費行動に繋がりにくい時代と言われています。
その中で有効なコミュニケーション手法として効果を発揮し、注目を集めているのが、ベクトルグループの主力事業である「PR（Public Relations）」です。PRとは、企業の商品やサービスがメディアにニュースとして報道・掲載されたり、様々な企画やコンテンツによるアプローチを通じて人々の心を動かし、世の中を動かしていくためのマーケティング手法です。

ベクトルは1993年、代表取締役の西江肇司氏が学生ベンチャーとして起業し、98年にPR事業を中心とした体制に移行。以来、戦略的なPRを強みとするコミュニケーションファームとして、商品やサービスの情報をメディア（TV・新聞・雑誌・Web）で紹介してもらうパブリシティ業務を筆頭に、Webマーケティングやクリエイティブ領域、動画コンテンツ、アドテクノロジー、さらにはタレント・インフルエンサーキャスティングを活用した立体的なコミュニケーション戦略の企画立案から実施までワンストップで提供してきました。PR先進国である欧米のPR手法をいち早く日本に持ち込むことで、時代に先駆けた事業展開を実現しています。

現在は、これまでの「PR会社」という枠組みから脱却、事業を拡張し、幅広い領域において新規事業を開発・提供するコミュニケーション領域のFAST COMPANYを目指しています。グループ全体でエコシステムを構築。サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

ベクトルは、社員数が一定数以上に増えると分社化する「アメーバ経営」を徹底して拡大してきました。PR事業を手がけるのは主に株式会社アンティル、株式会社プラチナム、株式会社イニシャルの3社。他にも、関連する領域で、Webマーケティング事業を手がける株式会社シグナル、プレスリリース配信サービスを手がける株式会社PR TIMES、ビデオリリース事業の株式会社NewsTV、タクシーサイネージ等のモビリティメディア事業を手がける株式会社ニューステクノロジーなどを展開。

組織が大きくなりすぎると責任の所在があいまいになるという弊害を取り除き、それぞれの専門分野を深耕するためにこのような形をとっています。その結果、若いうちから大きな責任と権限を持って事業に携われる醍醐味が味わえるのが当社の特徴です。
グループ各社でナレッジの共有は進めつつもお互いに切磋琢磨しスキルやノウハウを磨き合い、専門性を深め合うことで、グループとしての総合力を高めています。

なお近年は、インフルエンサーD2C事業を手がける株式会社Direct Techやライバーマネジメント事業の株式会社Liver Bank、タレントキャスティング事業の株式会社Starbank、総合メディア事業の株式会社スマートメディアなど事業領域を拡大し、40を超える子会社とともにベクトルグループを形成。国内だけでなく、中華圏、シンガポール、ベトナム、インドネシア等にも拠点を設け、日本企業の現地でのPR活動をサポートしています。

従来の「PR会社」の概念や枠組みに囚われず、クライアントの成長や成功にとって必要なコミュニケーション手法を追求し、サービスと領域を拡大し続けた結果、*米国のPRプロフェッショナル向け専門誌「PRWeek」が2020年に発表した「PRWeek Top Consultancies 2020: Asia-Pacific」において1位にランクインし、アジアNo.1のPR会社という評価を得ることができました。