自社開発プロダクトを中核技術とした各種ソリューションサービスを通し、お客様の課題解決を実現
デジタルトランスフォーメーションへの取り組みやパブリッククラウドサービスなどの活用により、システム運用の対象になる資産はPCやサーバー、ネットワークやセキュリティ機器のみならず、モバイル、クラウド、コンテナやマイクロサービス、Webアプリケーション、IoT、制御・運用技術と多岐にわたって増加・多様化しています。企業のあらゆる業務を遂行する上でICT活用が欠かせない今、パフォーマンスを落とすことなく常に安定したシステム運用の実現や的確なセキュリティ対策の実施は、企業のシステム部門に求められる必須条件です。
アイビーシーでは、情報管理/性能監視ソフトウェアSystem Answerシリーズに加えて、ソリューションサービスを通してお客様のシステムの「見える化」から「分かる化」へ貢献することをコンセプトに、品質管理やセキュリティ対策といった企業の健全性を保つソリューション、運用管理サービスによる事業の継続性を担保するソリューションなどをトータルに提供しています。
IBCソリューション ピックアップ紹介
≪性能監視/情報管理≫
■System Answerシリーズ
抜群の操作性で、誰でも直感的にネットワークやサーバー機器、クラウド環境の現状把握が可能です。長期及び短期の傾向を的確に把握することで、障害の予兆を見逃しません。
≪次世代MSPサービス≫
■SAMS
ネットワークシステムの情報管理/性能監視に長年携わってきた性能分析のノウハウを活かし、将来的に障害を発生させないインフラ環境を目指すことを目的にしたMSPサービスです。
≪品質管理≫
■System Answer Quality Analyzer Option
ネットワークインフラの性能情報と経路上を流れるパケットデータを組み合わせることで、インフラ機器の性能情報から通信別の品質状況までを一元的に可視化することができます。
≪セキュリティ対策≫
ネットワーク機器、サーバーに対するセキュリティ対策、およびセキュリティ運用を支援できる製品およびサービスをご提供しています。
■tenable.io(脆弱性管理)
■IsmCloudOne(クラウド型エンドポイント管理)
■攻撃遮断くん(クラウド型WAF) etc・・・
≪クラウド≫
■クラウドインテグレーション
AWS、Microsoft Azureなどの主要なクラウドサービスをはじめ、お客様のシステムに適したクラウド基盤を提案から導入、構築までご提供します。また、「SAMS」による運用支援サービスを含め、構築から運用までトータル提案も可能です。
また、「お客様に対し上記のような特徴的かつ強力なプロダクトやサービスを専門的な技術力でサポートするコンサルティング部隊を擁している点も、アイビーシーの大きな強みといえる。」と営業統括部長の梶田将成氏は熱く語っています。
AIや機械学習を活用し、顧客のデータをネットワーク運用改善に繋げるサービスへ
2002年10月に同社を創業した代表取締役社長の加藤裕之氏は、LANやWAN、ブロードバンド等が興隆した当時、大手の当該機器メーカーで営業統括責任者を務めていた。顧客のネットワークのコンサルティングを通じ、トラブルが多い現状に対してネットワークの状況を可視化することに大きなビジネスチャンスを見出す。そこで独立して同社を設立、マルチベンダー対応のネットワーク監視プロダクトの開発に着手した。こうして2003年6月にリリースした独自製品が『BT monitor』であり、その後バージョンアップを繰り返し、現在も進化を続けている。
同社の掲げる理念は、次の3項目である。
●ネットワークインフラを通じ、お客様に心から喜んでいただける企業になる
●プロとしての倫理観と実行力を備えたプロフェッショナル集団になる
●お客様に可愛がられること、優れた人材を創出することを通じて社会へ貢献できる企業になる
この理念を実現させるために、次の7項目の価値(行動)基準を設けている。
●お客様が本質的に喜んでもらうために全エネルギーを注ぎ込む
●全ての状況においてチームプレーに徹する
●主役は常にお客様であり、現場である
●現場・お客様志向をベースに全ての問題解決に邁進する
●常に謙虚で未来のために変化し続ける
●自由かつ機動的にあり続ける
●常に元気で、明るく、楽しく、メリハリをもって仕事に取り組む
「代表が営業出身ということもありますが、全てにおいてお客様の発展に貢献できる人材となることを目指しています」とコーポレートサービス統括部統括部長の中峰規夫氏は言う。
また、今後の方向性としては自社独自のMSPサービス『SAMS』ブランドのさらなる強化が挙げられる。プロダクト&サービス統括部長の橋本和也氏は次のように説明する。
「“Speedy Action Management Service”という名称は、監視サービスに限定しているものではありません。お客様のシステム運用に関して、AIや機械学習といったテクノロジーも導入し、お客様のデータを活用してより有益な運用に改善していくサービスを追求していきたいと考えています」
橋本 和也氏
今後の同社の展開について語ってくれた。
早いうちからチャンスを与える裁量の大きさが特長
2019年6月現在、社員数80名弱という規模の同社。風土の特色を一言でいえば、“一体感”の強さにあるといえる。職種として営業や開発、コンサルタント、サポート、バックオフィス等に分けられるが、全員がワンフロアに集結している。パーテーションのないオフィスと上下関係のフラットなカルチャーで、風通しのいい組織を維持している。
「上司部下の縦ではなく、各職種の横の繋がりを重視する共同運営型の事業構造があります。このため、社内横断的なコミュニケーションの推進に熱心に取り組んでいます」(中峰氏)
社内行事として、キックオフや花見、BBQ大会等が行われているが、社員だけでなく家族も招いて“家族ぐるみ”のコミュニケーションも促進させている。
職種や階層を超えたプロジェクト活動として、AIやチャットボット等の先端技術を自社プロダクト/サービスにいかに取り込むかといったテーマで議論を進める「未来を考えるプロジェクト」を実施し、9月に成果発表会を行う。
前述のとおり人材力がキーポイントとなっている同社として、人材育成にも重点的に取り組む。その基軸となっているのが人事評価制度で、半期ごとに目標達成度を振り返る面談を実施し評価している。メンバーへのフィードバックを通じて、今後の成長に繋げている。また、年間MVPや社長賞等の表彰制度で、活躍した社員を顕彰している。e-ラーニングや資格取得支援制度、書籍購入支援制度でも、社員のステップアップを支援している。
同社は東証一部上場企業であるが、入社2~3年目という若手から大手企業のフロントを担当させることもあり、早いうちからチャンスを与える裁量の大きさも特長的だ。営業部門トップの梶田氏が34歳という若さであることは、そんな企業カルチャーの典型的な証拠といえる。
同社が求める人材像について、梶田氏や橋本氏は「素直で向上意欲のある人」と話す。
「大きなチャンスにもひるまずに前向きにチャレンジし、知らないことは素直に受け止めて貪欲に吸収する。そんな姿勢さえあれば、当社で成長していけるはずです」と橋本氏は期待を寄せる。