PMIコンサルティング株式会社

PMIコンサルティング株式会社は、コンサルティングファームとして、さまざまな顧客の戦略立案や、ビジネスモデルの構築を行う企業である。

同社の特徴は、人の学習と成長のメカニズムに着目したコンサルティングを行うこと。「経営ビジョンが浸透していないのはなぜか」。「マネジメント層の質を高めるには何をすべきか」。「育成施策の効果が出ないのはなぜか」。企業が抱えている、さまざまな課題。いずれも共通しているのは「人」が常に介在し、その基軸にいるということ。この「人」の問題を解決することなく、放置し続ければ、やがて企業の成長力・競争力も衰退してしまう。どんなにすばらしい経営戦略であっても、成功するか否かは、それらに取り組む「人と組織」がいかに学習して、いかに成長できるか、にかかっている。PMIでは、企業が抱える問題の根本的な要因はどこにあるのかを「人」を通して徹底的に追究することで、真の問題解決をし、成長へと導いている。

PMIの創業者である有田晩生氏は語る。
「いかに優れたコンサルティング・ソリューションを駆使しても、それだけではお客様を真の成功へと導くことができません。すべての問題は、『人』に起因しているのです。全ての経営課題の根幹にある『人』の問題に対し、真正面から対応することができるコンサルティング会社を創りたい。それがPMIコンサルティング設立の理由です」

企業が抱える問題をさまざまな視点から研究・解明し、組織を「知的生産活動の場」として高度に変革させていく。そして企業成長の鍵を握る「人の力」を最大限に引き出し、発揮できる仕組みを創り出し、その支援を行う。

このような活動を行うことによって、PMIはさまざまな経営課題を解決しながら、組織をあるべき姿に確実に導いていくことができる「パートナー」として、企業と社会の発展に貢献していくことをめざしている。

PMIは、顧客の抱える問題を解決するために、つねに顧客視点で考え抜くこと、顧客の中にいる「人」を深く洞察すること、そして個々の顧客にとって最適化されたコンサルティング・ソリューションを創り出す、真のプロフェッショナル・サービスを提供することを信念としている。

そして設立以来、一貫して追求し続けているテーマは、「人を知り、人に働きかける」。そのため、PMIのコンサルタントには、人を深く洞察し、人に働きかけるカウンセリングやヒューマンアセスメントなどのスキルを習得する必要がある。そこでPMIでは、専門のトレーニング（SFD:Skill Development Framework）を実施。PMIのコンサルタントは、それぞれに得意分野があるが、全社員が「人」に精通している、という強みを持っている。

代表取締役社長の辰井伸洋氏は「私たちメンバーの一人ひとりは、洞察力に磨きをかけ、見えない先を見ようとするプロセスを大切にしながら、新しい組織社会への画期的なコンセプトとアイデアを創りだすことに精力的に挑み続けます」と宣言をする。

PMIのコンサルティング・ソリューションは、「人」を深く洞察することから始まる。あるサービス業の実例を見てみよう。

その企業は、市場の競争が激化していて、自社の競争優位性を確保するため、現場社員の能力の底上げが必要だった。しかし、「各組織の『あるべき人材像』が明確に定義できていないため、社員のキャリアの目標が不明確」。「短期の業績が重要視され、中長期的な人材育成ができていない」。「Off -JTを実施しても、一瞬効果があるだけで、すぐ元に戻ってしまう」、という課題を抱えていた。

そこでPMIが注目したのは、同社のなかで優れたパフォーマンスを常に発揮している、優秀な社員の存在。それらの人々に対してアセスメントを実施。高い成果を発揮している要因を洗い出し、整理することで、彼らの行動特性を明確にし、体系化した。そして、人の学習と成長を高度に実現する場づくりを最大の特徴とするPMIは、体系化した行動特性をもとに、能力向上のための階層別トレーニングプログラムを作り、現場のパフォーマンスの底上げにつなげた。

さらに、このプロジェクトはPMIとクライアントと協同で行い、PMIが持っているスキルを社内に移転。現在、この活動はすべて内製化し、以前より効率的に運用している。

PMIは、今まで企業経営へのコンサルティングビジネスを通して培ってきた経験を、今後、教育、芸術、政治、スポーツなどのあらゆる分野で、国境を越えて広く社会に資する叡智として高め、その叡智を新たなビジネスへと結実させて行くことに、挑戦していく予定だ。