アント･キャピタル・パートナーズ株式会社

日本に数多くある投資会社の中でも、他社と一線を画すのがアント･キャピタル・パートナーズ株式会社。<br /><br />2000年の設立以来、企業買収、経営統合による迅速な企業成長、時価総額の増大を投資手法として成果を上げてきた。同社の投資の方針は、“リードインベスター”であること。投資先に対しては、他社を抑えて一番大きなポーションをとっていくスタイルだ。これにより実現する「徹底した経営支援」は同社独自の投資手法である。<br /><br />単に企業に投資するのではなく、“経営者と同じ志を持って一緒に歩んでいく”のだ。まさに投資会社の領域を超えた投資会社と言えるだろう。<br /><br />「M&Aの積極活用による成長加速および出口戦略」も同社独自の投資手法である。プライベート・エクイティ投資部門では、出口戦略にM&Aやトレードセールの手法も取り込みながら、企業買収（ロールアップ戦略）を含む企業価値増大を図りつつシナジーが期待できる戦略投資家への株式譲渡等により短期間で投資成果を実現している。<br /><br />この基盤を支えているのは金融会社・事業会社出身者、弁護士・公認会計士などの多彩な業務経歴と高い専門性を持つメンバーである。<br /><br />「我々の投資委員会では、担当者が自らプレゼンします。一番に現場を知っているのは担当者ですから」と話すのはベンチャーキャピタル投資担当の常務執行役員の谷本氏。<br /><br />他の投資会社では、部長クラスが役員にプレゼンを行う事が多いという。同社のこのフラットな組織運営が個性豊かなメンバーの持ち味を生かし、同社の強みとなっていると言えるだろう。

「私たちはコンサルティングだけではなく、投資先企業に入りこんで筋肉質に改善する為に自ら行動します。その範囲も部分的ではなくて全体に及ぶのです。<br /><br />まさに経営陣と一体になって経営をやっています」と語るのは、プライベート・エクイティ投資グループの飯沼シニア・パートナー。同グループでは1つの投資先に対し、3-4人のチームが構成され、このうち1人は必ず投資先に常駐となる。投資先の信頼を得る為には、何より“目に見える形”での改善結果を出す必要がある。<br /> <br /><br />「自分達が実際にやって、短期間で結果を出して見せないと誰もついて来てくれませんよ」とも同氏。投資先企業の従業員から度々、人生相談を持ちかけられる事もあるという。これも信頼されている証だろう。<br /><br />投資先の従業員から“ありがとう”というメールが届いた時などは「目頭がジーンと熱くなります」と同氏は語ってくれた。<br /><br />“常駐”という形態はとっていないが、人に感謝される喜びを味わえるのはベンチャーキャピタル投資グループでも同じである。<br /><br />「経営陣から重要な事を相談され、アドバイスをし、実際にその方向に向かって進み出して成功の兆しを感じた時の喜びは格別」と谷本氏。これが同社での仕事の醍醐味であろう。

思い入れのある投資先でもいつかは引き上げる時が来る。そのタイミングは同社の判断であるが、社員個人の判断で“もう少し投資先企業の成長の手伝いをしたい”と転籍を希望する社員もいると言う。<br /><br />同社は快く送り出すが、転籍者が“自分の役割が終了した。別の会社の手伝いがしたい”と希望すれば再度受け入れる仕組みも持っている。社員一人一人の意思が尊重され、自由に伸び伸びと仕事をしていることが窺える。<br /><br />「社内は緊張感がありつつ、和気藹々としていますよ」と谷本氏は笑顔で語る。役職者であっても“○○さん”と呼ぶ風通しのよい雰囲気があり、上司と部下の意見交換も活発のようだ。

投資会社が経営者と組んで事業を成功させる。そして、何十億という資産を持った経営者が“また新しい事を一緒にやろうよ”と投資会社をノックする。<br /><br />こんなサーキュレーションがアメリカ、そして中国でも既に確立されている。「日本でもどんどんこの形が増えていくだろう。次もまたその次も選ばれるのが私達の投資のスタンスである」と断言する谷本氏。<br /><br />この長期のスタンスを更に確立する為に、同社は、腰を落ち着けて、投資業務に関わるプロフェッショナルな人材を待っている。「この仕事は本当に面白いですよ。<br /><br />サラリーマン的な発想が大嫌いな人、仕事を通じて人生をエンジョイしたいと考える人には最高の職場です。」谷本氏がエキサイティングなメッセージを送ってくれた。