株式会社SAVAWAY

株式会社SAVAWAYは、ネット通販のサポート専門会社だ。ネットショップの多店舗展開をサポートするシステムを自社で開発し、日本国内のEコマース企業や店舗向けに提供。ネットショップ運営の各種ノウハウをパッケージ化することで、 短納期・低コスト・省力化・効率化を実現している。

創業者の代表取締役・川連一豊氏は、起業前、大手モールに出店するネットショップの店長を務めていた経歴を持つ。その店長時代に、商品企画から携わり開発・販売した低反発枕が大ヒット。その経験を活かし、静岡県浜松市にて2004年に現在のSAVAWAY社を設立した。

2005年に川連氏のノウハウを詰め込んだショッピングカートシステム『マルチドメインカート』をリリースして以来、毎年飛躍的に売上を伸ばしてきた。特に直近の3期を見ると、2009年の3億4000万円から2010年の5億5000万円、2011年の9億円と、2年連続で162％の増収を果たしている。

個人で創業し、現在は、浜松、東京、大阪に拠点を持つ企業へと成長した。社員数約96名（2011年11月現在）だ。また、個人事業主から全国展開する大手小売業まで幅広い顧客を抱え、取引社数は1カ月あたり100社強のペースで増加している。

以上のような同社の成長を牽引するサービスは、『マルチドメインカート』はじめ、商品一元管理システム『PowerDo』、在庫一元管理システム『ストックギア』、商品受注一元管理システム『easyECS』など、同社が提供するネットショップ運営のための支援ソフトを一体化したパッケージ『SAVAWAYスタンダードEC（サバスタ）』（以下、『サバスタ』と表記）である。

『サバスタ』は、多店舗展開するネットショップの受注・在庫・商品情報を一元管理すると同時に、本店型ネットショップの開設・集客を可能とする。
楽天、Yahoo!、bidders、Amazonをはじめとするモールや各種ショッピングカートシステムの受注・在庫・商品情報を一括管理することで業務を効率化させ、ネットショップの黒字化を後押しするものだ。
また、集客で苦労すると言われる本店型ネットショップも、大手ショッピングモールへの商品自動連携やソーシャルネットワーク連携など、手軽かつ低コストでの集客が可能。
同社のカートシステムを利用する1,100以上のネット店舗の約100万を超える商品情報を活用し、短期間でショッピングモールを構築する『ECモールレイヤー』も、大手企業からの人気が高い。

日本のネットショップをすべて黒字化させることをミッションに事業を展開する一方、グローバルな事業展開も視野に入れている同社。既に『マルチドメインカート』の中国語版をリリースし、今後は同社が運営する『サバウェイモール』自体の多言語化、香港での事務所開設などを予定している。

同社は、日本だけではなく世界へ通じる会社となるべく全社を挙げて事業の推進に取り組み、3年後には社員数150名、売上高35億円規模を目指している。そのために新たな人材を採用し、組織基盤の強化を図っている。

大手自動車メーカーや、バイクメーカーなどの創業の地である浜松に本社があることを誇り、ベンチャー精神を大事にする同社は、社員一人ひとりの自由な発想を大事にする。
クライアントの役に立ち、ネットショップを成功させるための基盤を作るという会社の目的達成に向け、社員一人ひとりに新しいことにチャレンジする姿勢を求めている。また、社員が絶えず最新の知識・技術を吸収できるよう、社外研修への参加を積極的に奨励し、社員の成長をバックアップしている

自社製品・サービスの開発を行うため、開発はスピーディ。同社の業務は、顧客に近いポジションで、ニーズを汲んで製品・サービスに反映する醍醐味がある。
大手と直接連携するため最先端の技術に触れる機会も多く、サーバーやデータベース構築などITインフラの構築から、WEBシステムの開発、ミドルウェアの活用など、幅広い経験を積みながらスキルアップが出来ることもSAVAWAY社の魅力である。