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フジ住宅株式会社

  • 不動産・建設系

住宅のトップディベロッパーとして業績を伸ばし続ける一部上場企業

企業について

大阪府の住宅供給棟数5年連続ベスト3。大阪府における住宅のトップディベロッパーとして注目を集めるフジ住宅。




平成17年に東証・大証の一部に上場を果たすなど、その堅実な経営が高く評価されている。従業員約850名を抱える大企業である同社のスタートは、1973年。




当時不動産会社の営業だった現会長の今井氏が立ち上げた、社員数名の小さな組織だった。元々内気な性格で、友人からも営業に向いていないと言われていた今井氏。そんな同氏が、起業したきっかけとは何だろうか。




「私が不動産営業の仕事に本格的に取り組んだのは、家庭の事情がきっかけでした。就職して2週間目に、兄が急性結核にかかったのです。治療には高額の費用が必要でした。そのため、入社して20日後に会社に歩合給への変更を申し出ました。
働かなければ収入がなくなってしまう。それはもう本当に一生懸命働きました。そしてその結果、多くの営業社員中でトップの成績を収めることができたのです」(今井氏)。




とにかく家族のために稼がないといけない。後には引けないという強い思いが売上につながり、それがやがてお客様の満足度を高めたいという気持ちへと繋がっていったという。




「住宅営業の仕事には、雨漏れや床のきしみなどのクレーム対応があります。ところが会社にいくらお願いしても、なかなか対応してくれない。
お客様は、私や会社を信頼して契約いただいているのですから、責任を最後まで果たしたいと強く考えていました。
そのため、自分の給料から1~2万円のお金をだして修理したりもしていました。しかし10万円を超えてくると、さすがに無理です。そのことが悔しくて仕方がありませんでした。
そこで、自分の会社ならばお客さんへの責任も果たせると考え、昭和48年に独立したのです」(同氏)。




創業の経緯から伝わってくる、同社の “顧客志向”への思い。このこだわりと情熱が、その後の躍進へとつながっていく。




会社設立後間もなく、土地の仕入から設計、建築、販売の一貫体制を備えた戸建住宅事業を確立し、昭和61年には分譲マンション事業をスタート。平成2年には大阪証券取引所第二部に上場を果たした。




わずか数名での会社設立以来、順調に業績を伸ばし上場まで果たした同社。多くの競合がいる中で苦労はなかったのだろうか。




「当初2~3年は、特に人の面で苦労しました。しかし、私は『人事を尽くして天命を待つ』を信条としておりますので、それほど悩みや苦労を感じることはありませんでした。
“悩む”というのは、マイナス思考ですが、“考える”はプラス思考です。困難にぶつかると、とにかく考えて前向きに行動する。そのため、上場までは割合順調にやってこれたと思います」(今井氏)。




一つ一つの課題を前向きに捉えてクリアしながら、蓄積されたノウハウをいかし、同社はさらに事業の幅を広げていく。
その後、マンションの建設、事業用マンションビジネスにも進出。投資用賃貸マンション建設事業も展開し、平成17年には東証・大証の一部に上場を果たした。平成21年10月には注文住宅事業もスタートするなど、積極的な事業展開を進めている。




住宅の分譲会社からスタートしたフジ住宅は、幅広い不動産事業のノウハウを持つ、「住まいのトータルクリエイター」へと成長。現在では、大阪府の住宅供給棟数5年連続ベスト3を達成し、大阪を代表するデベロッパーとして誰もがその名前を知る存在となった。

多くの不動産会社にとって、バブル崩壊やリーマンショックは大きな試練となり、多くの企業が倒産した。そんな中、躍進を続けるフジ住宅を支えてきたのは、「絶対に会社をつぶさない」という創業時から変わらない経営理念だ。




「バブル絶頂期の2007年に現在の景況感を先読みし、いち早く守りの経営方針に変更しました。また住宅事業を多角化してきたため、安定経営を実践できていることも弊社の強みの一つです。会社は社員を守る存在であるべきです。だからこそ潰れない会社づくりが大切だと考えています」(今井氏)。




戦略的な経営と独自のビジネスモデルを背景に、時代の荒波を乗り越えてきた同社。
リーマンショック後、景気動向に光が見え始めた昨年、攻めの姿勢に転じ、5月には過去最高の販売数を記録した。さらに2011年3月期には、売上高前年度比較で23.0%増を達成。




これも不況を大きなチャンスと捉え、素早く「攻」「守」の切り替えが素早くできる同社ならではの成果である。そして、この好調な業績が、今回の積極採用の背景にある。




同社には飛び込み営業というスタイルは存在しない。
それは、地域密着型の堅実経営で多くの方から信頼されており、リピートや紹介率が高いためである。そして金融機関との信頼関係が築かれているため、土地オーナーを積極的に紹介してくれるという背景もある。




創業以来積み重ねてきた“顧客志向”へのこだわりと、堅実な経営スタイル。そうした真摯な取り組みが、今の同社の成長を支えているといえよう。





同社では、設立以来、社員の賞与カットを行ったことはないという。社員が安心して前向きに働ける環境づくりにもこだわっている会社である。




「上場を目指した理由は、信用や資金調達だけでなく、社員に夢やヤル気を持ってもらいたいということが一番です。私自身、寝食を忘れて働いた経験から、『家族を幸せにしたい』という想いが強く、事業を営む上で、社員と社員の家族の幸せを一番に願うようになりました」(今井氏)。




社員が幸せでなければ、お客さまを笑顔にすることはできないと強調する同氏。同社の経営理念のひとつに創業以来掲げられている、「社員のため」、そして「社員の家族のため」という言葉には、創業者自身の体験から得た思いが込められている。




このような想いは、同社の人財育成制度にも反映されている。一般的には企業の成長に合わせて人材を採用、配置していく企業が多いが、同社では、まず人財を育成し、その人財に合わせて経営する「育てて任せる」システムを採用している。その他、学歴・年齢を問わない登用、全社員が全社員を評価する人事査定など、様々な独自の制度がもうけられている。まさに“企業は人なり”を実践している会社でもあるのだ。

そんな同社の社員の声からは、同僚や上司、そして会社への強い信頼が感じられる。自分の力で解決できない時や行き詰まった時は、一人で悩まず必ず上司に聞くというスタイルがフジ住宅流だ。




「当社の方針には“聞けばいいだけ、言えばいいだけ”という言葉があります。実際に入社して感じたのは、“聞く”ということを繰り返せば繰り返すほど質問の精度が高まるということです。フジ住宅に入社し、着実に成長を感じています」(入社1カ月/営業)。




入社すると、周りの社員がすぐに気軽に声をかけてくれる。そして、質問や相談を受けた上司は、納得できるまで、自分の仕事の手を止めてとことん付き合ってくれるという。




小規模の会社の場合、人数が少ないためアットホームで家族的な雰囲気の会社は多い。だが数百人もの社員を抱える大企業ではなかなかそうもいかない。
いかに同社が、社員同士の信頼関係が強い会社かがうかがえる。そしてその社風はお客様への信頼につながっている。




社員同士の絆が強固な組織は強く、しなやかである。そんな同社が求めているのは、「お客様に幸せな家庭」を提供するという一つの目的に向かって、一体となって頑張れる気持と熱意を持った仲間である。




創業37年。数々の困難を乗り越え、魅力的な組織と住宅建築のあらゆるノウハウを手にしたフジ住宅。これからの同社のさらなる飛躍に期待したい。

企業情報

会社名

フジ住宅株式会社

業界

不動産・建設系 > 不動産賃貸・仲介・管理

不動産・建設系 > 建築・土木・設計

資本金

48億7,206万円

売上(3年分)

20113597億9600万円

20103486億1400万円

20093453億円

設立年月

1974年04月

代表者氏名

代表取締役社長 宮脇 宣綱

事業内容

■分譲住宅事業
■住宅流通事業
■土地有効活用事業
■賃貸及び管理事業
■注文住宅事業

株式公開(証券取引所)

東証一部

主要株主

株式会社紀陽銀行 株式会社池田泉州銀行 株式会社三井住友銀行 富士火災海上保険株式会社 住友信託銀行株式会社 株式会社みずほ銀行 三井住友海上火災保険株式会社 株式会社近畿大阪銀行

従業員数

870人

平均年齢

37.5歳

本社住所

大阪府 岸和田市土生町1丁目4番23号

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