ルーテイジ・システム・コンサルティング株式会社

IT/Web・通信・インターネット系

大手からの案件増加中。“社員のための会社”作りを目指すベンチャー企業

平均年齢20代

企業について

“本気の遊び”が理念。大手、官公庁向け開発を行なうベンチャー

ルーテイジ・システム・コンサルティング株式会社は、コンピュータシステムやソフトウェアの開発を事業の軸とするベンチャー企業だ。

2008年1月の設立で、上場企業、官公庁、大手SIerを顧客としている。同社のエンジニアが参画している開発プロジェクトは、現在（以下、全て2010年11月現在のデータ）の例を挙げると、大手レコード販売会社の音楽配信サイト、大手保険会社向けシステム、官公庁向けシステム、携帯電話料金システム、携帯電話用組み込みアプリなどである。WEB・オープン系の案件を中心に、長期・大規模の案件に携わっている。

またこの他には、WEBコンテンツの企画・製作・運営やネットワークやセキュリティシステムなど、インフラの構築業務なども行なっている。さらに2010年は、自社サービスの開発にも取り組みはじめた。同年7月には動画配信サービスの開発に着手、同じく10月には、iPhone、Androidのアプリ開発もスタートしている。いずれもリリース間近だ。

社員数約20名、平均年齢は27歳。経営陣も代表取締役社長・三上潤氏33歳、取締役兼副社長・瓜生正太郎氏29歳と若い。
大手クライアントが“勢いがある会社”と評する同社の活力は、“本気の遊び”を理念に掲げる経営スタイルが生み出している。

“社員代表”から執行役員へ「自分の将来を自分で創っていける」

設立以来、同社が目指し続けているのは“社員のための会社”作りである。2008年10月にエンジニアとして中途入社した藤原俊氏が、2010年1月に執行役員に就任したエピソードは、同社のクレドを象徴している。
大学卒業後、社員数500名規模のIT企業へ入社した藤原氏は、3年が経過した頃に転職を決意。以前から知り合いだった同社社員に勧められ、同社の面接を受け、入社を決めている。以下は、藤原氏へのインタビューから。

―入社の決め手となったのはどのようなところですか？

面接の際、副社長の瓜生が会社の理念を熱っぽく語ってくれました。その中に“社員のための会社”という言葉がありました。それを聞いて、「この会社なら、自分の将来を自分で創っていける」と実感し、入社を決めたのです。

―執行役員になるまでの経緯を教えてください。

弊社では、社員はみんな年齢も近く、ゲームや趣味の話などを通して、すぐに打ち解けることが出来ました。また、経営者との距離も近いため、私は入社直後から、まだ固まっていない会社の仕組み作りについて様々な提案をしました。そのうち自ら手を上げて、現場の声を会社づくりに役立てるために経営陣に伝える“社員代表”という役割を担うようになりました。そのような積極性が評価され、執行役員に任命されたのだと思います。

“社員からの発信があってこその会社”将来のコアメンバー募集

先に挙げたiPhone、Androidのアプリ開発は、「自分たちの手で何か作りたい」という社員の声をきっかけとして始まったプロジェクトだ。社外への常駐が多い社員たちの中から、休日、有志が集まって開発を行なっている。さらに、社内外からエンジニアが集まってWEBサービスやコンテンツなど、好きなモノを自由につくっていく『ルーテイジ週末オフ会』もユニークな取り組みだ。社員の友人、常駐先で仲良くなった人、幼なじみなど、様々なメンバーが参加している。

仕事を楽しみながら、本気で取り組んでいくために、会社という“枠”が邪魔になるなら取り払ってしまう。同社の理念は、至るところで具現化されているのである。

経営陣をはじめとする立ち上げメンバーの人脈や営業努力によって、開発案件が増え続け、現メンバーでは対処しきれなくなっている。そのため同社では、将来へ向け、ともに会社を盛り上げる人材を積極的に採用中だ。社員の数が増えれば、組織体制の確立が課題となる。開発案件のみならず、組織作り、会社運営の面でも力を発揮できる人材を求めている。

採用担当を兼ねる藤原氏は次のように語る。

「ルーテイジは、社員からの発信があってこその会社です。また、社員の頑張りをきちんと見ていて、評価を形にしてくれます。エンジニアとしてのキャリア作り、会社作りを楽しんでいきましょう」