各分野での設計開発に特化
日創工業株式会社の創業は1976年。機械、電気・電子・半導体、ソフトウェア、ネットワーク・IT基盤の各分野で設計開発に特化したアウトソーシング企業として事業を展開してきた会社だ。
設立以来の基幹事業である機械分野では家電製品・自動車・通販機器などの様々な製品の開発を手がけ、電気・電子・半導体分野では、デジタル・アナログ・LSI、ICなどの回路を手がけてきた。
長年ハードウェア分野での開発に携わってきた同社だが、近年はソフトウェアの分野にも進出。製造業向けの各種製品開発に伴うソフトウェア開発をメインターゲットとして、電子応用機器や装置に組み込まれるマイコン組み込みソフトウェアや各種ドライバ、UIアプリケーション、ファームウェアの開発を行っている。
2006年には東京都八王子市に開発センターを開設し、制御開発に関しては常駐開発ではなく受託開発を行なえる体制を整えている。同センターでは上記のような受託開発業務に加え、先端技術の研究開発も行われており自社の技術蓄積に力を入れている。
ネットワーク・IT基盤分野では、UNIX・Linuxを主体としたサーバ設計構築と、あらゆる規模のネットワーク環境の設計構築を手がけている。
多様化するクライアントのニーズに対し広く浅く応えるのではなく、あくまでも同社が得意とする設計開発という事業領域を掘り下げ、高い品質にこだわり続けている同社。こういった姿勢が40年以上の長きに渡りクライアントの信頼と同社の成長を支えてきたのではないだろうか。
奥に見えるのは研修用機器
定着率89%!エンジニアを大切にする会社です
設計開発という領域に特化した事業内容と並んで同社の特長ともいえるのが、エンジニアの働きやすさを重視する姿勢だ。
派遣事業を機軸とする同社だが、企業力(=技術力・提案力・人財力と定義)を常に高めていきたいという考えから正社員雇用にこだわり続けている。
エンジニア派遣というと過酷な就労状況をイメージする人も少なくないかもしれないが、同社においては休日出勤や過度な残業はほとんどなく、夜勤やシフト勤務もないという。平均残業は27.2h(昨年度)、残業代を100%支給するという制度にも注目すべきだろう。宿泊施設やスポーツ施設の割引利用といった福利厚生の他、メンタルケア・カウンセリングも無料で受けることが可能だという。
もう一つ珍しい制度としては「知人・友人紹介手当」を挙げることができる。これは社員の紹介でその知人や友人が同社に入社した際、紹介された人が在籍している期間中ずっと、紹介者である社員には月2万円が支給されるという制度だ。
エンジニアのスキルアップの支援にも力を入れており、資格取得や外部研修受講の際にはその費用をバックアップする制度も設けられている。社員の声から生まれた制度もあり、その代表が「フォローアップ研修制度」。これは、クライアントから信頼されるスキルを身に付けたいというエンジニアの声から生まれた制度で、エンジニア出身の講師が顧客に頼られるスキルを身に付けるためのマンツーマン研修を一人ひとりに合わせたプログラムで行なうというものだ。
エンジニア同士や社員とのつながりを強めるための制度も現在整備中。すでに年2回社内イベントを開催しているという同社だが、今後もその他のイベントの開催や帰社日の設定などを計画しており、会社と社員の距離を縮めていく予定だという。
こういった取り組みはエンジニアにも好評。定着率が89%を超えているという事実からもその様子をうかがうことができる。
面接では納得いくまで話をしましょう!
40年以上に及ぶ長い歴史を持つ同社だが、社員数は約170名とコンパクトで、社長との距離が近いという。その社長がエンジニアを非常に大切に考えており、エンジニアにとって居心地の良い会社を作りたいという思いを抱いているということが、同社の制度や雰囲気に大きな影響を与えているようだ。
採用に関しても、単に人を確保するという考えではなく、「モノ創りへの貢献」という創業以来の理念を共有し、新ビジネスや既存プロジェクトの拡大を実現していく仲間を迎え入れるという考え方を持っている。
そんな同社が採用に際して求めるのは、「同社の理念や方向性に共鳴できること」「自分のスキルアップのために努力し続けることができる人間であること」「常に新しいことに対してチャレンジ精神を持って望めること」「チームワークを大切にし、社会や共同生活の場においてマナー・モラルを守っていけること」だ。
面接の場では経験だけでなく、モノ創りに対する想いや希望するスキルプランなども丁寧に聞いていきたいという同社。ぜひ、あなたのまっすぐな思いを同社にぶつけてみてほしい。