アークスデザイン株式会社

アークスデザイン株式会社は、「企画」×「デザイン」×「システム」の3つの力をかけ合わせた“総合力”で勝負する、Webデザイン＆システム会社だ。

2007年に設立されたばかりの同社。代表の中山路明氏（Webプロデューサー）は、学生時代にベンチャー事業の代表を務めた経験を持ち、社会に出てからは上場メーカにて、広報業に従事した。しかし、大企業では、組織の壁や煩雑な手続きに阻まれ、最高の企画をベストのタイミングで出すことができないことも多い。より良いものを作りたければ、小規模な精鋭集団に身を置くべきと考えた同氏は、フリーランスに転身した。しばらくすると、舞い込んでくる案件の規模が大きくなったため法人化し、今に至っている。

現在は、主にインターネットのWebサイトの企画・設計・制作、業務システム構築などを請け負っている。
毎日新しい技術が生まれては廃れていくIT業界。同社では、常に最適な手段を模索し、型に縛られることなく、クライアントのニーズに対して最善のサービスを提供しつつ、よりオリジナリティーの高い事業の開発も進めていく予定だ。

同社のこれまでの実績を見ると、特にWebサイトの制作については、同社の企画力・デザイン力・技術力を感じさせるものが多くある。是非、実際のサイトを見てみてほしい。

たとえば、クイズに答えて正解すると、「世界のハラペコを救え。」キャンペーンを通じて、世界の貧しい国々に米を寄付することができるサイト、｢eQuiz｣（株式会社スマイルメディア運営）。このサイトでは、同社が画面の設計・デザイン、システム開発等、すべての制作を担当した。基準を満たすごとにクイズの難易度がアップし、数千問のクイズを楽しむことができて、その上、社会貢献ができるというこのサービス。会員登録をすると、個人成績を保持したり、正答率を見たり、ランキングに参加したりすることもできる。

また、世界初の「STNS(ソーシャル･タイムライン･ネットワーキング･サービス)Histy(ヒスティ)」も、同社が設計からすべてを担当した。STNSとは、日本語で表せば年表(自分史)創造コミュニティで、従来のSNSに時系列タイムラインを加えることで、自分や世代が離れた他の人、あるいは歴史上の有名人の個人年表を作成・比較して楽しめるサービスだ。時代ごとの出来事や流行などを追いながら、楽しく年表を作れるコミュニティサイトという、まったく新しいコンセプトを実現している。

さらには、赤坂にあるゴルフレッスンスタジオのサイト。世界初のレッスン支援システム「アクティブカルテ」（特許申請中）を開発・搭載した。毎回のゴルフレッスンの内容をまとめ、スイング動画・静止画のドローイング解析、インストラクターのコメント、自宅・練習場のトレーニングドリルを添えたカルテとして、生徒に提供するというものだ。

これらインターネットのWebサイトのほか、モバイルのシステム構築やコンテンツの提供なども行っている同社。今期の目標は、｢制作屋｣から｢サービスベンダー｣や｢コンテンツプロバイダー｣となること。まずは公式モバイルコンテンツプロバイダーとして、自社サービスを開発していく予定で、いずれは海外（英語圏）に進出していきたいという。

※「世界のハラペコを救え。」キャンペーン：世界の飢餓問題について世の中の人々に関心を持たせ、行動を呼びかける運動。

先にも述べたように、同社ではクライアントのニーズに対して最善のサービスを、型に縛られることなく提供することを目指している。その結果が上記のユニークな実績の数々だと言えるだろう。今後も、次々に新しいフィールドに挑戦していく姿勢は変わらない。その意味では、同社での仕事には決まりきったものなどない。クライアントの満足度をどれだけ上げられるか、日々の研究を怠らずに、企画・デザイン・システムの各技術を磨き続けていく。

社名のアークスデザインは、英語で「AAX Design」と表記する。「AAX」とは、造語であり、特別な意味はない。 会社名にふさわしいとされるいくつかの条件を最適化した結果が「AAX」なのだという。その条件とは、ドメインが取得できることや、英語表記・日本語表記ともに辞書で最初に掲載されること、語感の良さ、母音が連なるインパクト、文字のデザイン性などである。

「“意味”よりも“目的に対する最適化”を行う会社。目指す方向に向かって最適な手段を模索する、というメッセージを社名に込めた」と中山氏。
「企画」x「デザイン」x「システム」。これらの内、ひとつも欠けることなく、高いレベルで融合させることにこだわり続ける同社では、エキサイティングな仕事が待っていることだろう。