株式会社SCG

1989年に設立された株式会社SCGは、CRO事業、分析事業、コンサルティング・リサーチ事業を柱としているメディサグループの中核企業として、医薬品開発のサポートを通じ日本の医療の発展に貢献してきた。

現在の主事業はCRO事業。グローバリゼーションの進展や医療費抑制策の中、スピードと品質のさらなる追求を求められている医薬品業界の強力なビジネスパートナーとして、モニタリング業務、統計解析・データマネジメントなどのサービスを提供している。同事業の運営において、最も重要なことはCRAのクオリティとチームリーダーのマネジメント能力であると考える同社では、CRAの教育に力を入れており、GCP（医薬品の臨床試験の実施の基準）に関する知識や医薬学の専門知識のみならず、基本的なマナーやコミュニケーション能力の向上を図り、治験の実施申請から終了届けまでの一連の業務を安心して任せることのできる人材の育成を行っている。研修を受け、様々な領域で経験を積んだチームリーダーがプロジェクトを牽引し、多様に変化する治験実施環境に柔軟に対応。新医薬品、医療機器、診断薬、ジェネリック医薬品の開発まで多岐に渡って数々の実績を積み上げてきた。

また、医薬品の分析、臨床試験だけではなく、原薬の調達や業務提携先での非臨床試験の実施なども始めており、これまで以上に幅広い分野でクライアントのニーズに応えるべく、ラインナップの整備に力を入れている。
さらに近年では、医薬品分析で培ったノウハウを他分野に展開。「アンチエイジング」などの機能性化粧品の開発が活発化する化粧品業界や、生活習慣病などの予防効果が期待される「特定保健用食品」の開発が進む食品業界などへ事業を拡大しており、さらなる飛躍を目指している。

「品質・技術の追求の中から付加価値の向上を果し、人類の生命、生活に貢献すること」をミッションとする同社。今後の展開からも目が離せそうにない。

充実した教育制度は働く上で大きな魅力になるが、その他にも働きやすさを表すことがいくつか存在する。
その1つが有休の取得率の高さだ。「会社として積極的な指導を行った結果というわけではない」と人事担当者は語るが、逆を言えば、社員一人ひとりがオンとオフの切り替えをしっかり行えるビジネスパーソンであるという証拠にもなるだろう。また、産休や育児休暇の取得率が高いことも特徴の1つ。結婚や出産を機に仕事をやめてしまう女性もまだまだ少なくないが、同社には当てはまらないようだ。こういった事例からも分かる通り、長く落ち着いて働きたいと願う人にとって、魅力的な職場だろう。

20代から60代まで幅広い年齢層の社員が活躍している同社だが、30代後半から40代の社員が若干不足しているという。その意味では「マネジメントに携わりたい」「自分の持っているノウハウを若手に伝えていきたい」「ベテラン層と若手のつなぎ役として、組織をまとめていきたい」、そんな思いを持った人材にとっては大きなチャンスのある会社だ。むろん、将来的にマネジメント職を目指していきたいという成長意欲の高い若手にとっても魅力となるはずだ。

医薬品業界を取り巻く環境の急激な変化は、同社のようなCRO事業者にとって大きな追い風となることは間違いなく、さらなる成長に期待がかかる。実際の職務の中で、直接患者と触れ合うことはないかもしれないが、病気で苦しむ人々を救うことに貢献できるということは、大きなやりがいにつながるはずだ。
専門性を生かし、人のために何かしたいと思える、意欲溢れる人材にぜひチャレンジしてほしい会社だ。