オットージャパン株式会社

オットージャパン株式会社は、メールオーダーやオンラインショッピングの分野で確固たる実績を誇るドイツ発の世界的リーディングカンパニー オットーグループの企業。世界20か国123社を結ぶ独自のグローバルネットワークを活かしたインターナショナルなデザインと、日本人仕様の豊富なサイズバリエーションを持つ魅力溢れる商品提供によって、1986年の設立以来20年以上にわたり、日本の通販市場をリードしてきた。

現在の事業内容は、カタログ通販事業、イー・コマース事業、フルフィルメントサービス事業の3つ。カタログはインターナショナルなデザインをメインに展開し、オットーグループのグローバルネットワークを活かしたワールドワイドなファッションアイテムに注力。「Otto」「FABIA」等で年代別に毎月魅力的なカタログを発刊している。
今後のシェア拡大がますます期待されるのがイー・コマース事業。カタログ掲載商品の購入はもちろんのこと、WEBならではの提案方法で、様々なスタイリングやキャンペーンを展開している。現在は「FABIA」ブランドに力を入れ、新しい顧客層の開拓やブランドの浸透に全社一丸となって取り組んでいる。
創業以来、同社が培ってきたノウハウを活かした事業がフルフィルメントサービス事業。Webサイトの構築から、受注・決済支援サービス、フライヤー同梱サービス、保管・配送サービスまで、無店舗販売を展開するために必要な全ての工程をワンストップで提供するサービスだ。

オットーグループが自ら策定した「Vision2020」では、経済発展の著しいアジア地域が今後の事業活動における最重要マーケットと位置付けられており、オットージャパンはその戦略的中核としての役割を担っている。今後は中国や韓国にあるオットーグループ拠点と連携を図りながら、各国の商品の相互紹介や新商品の共同開発などを通じ、アジアマーケットの指標となるべくサービス向上に一層力を入れていく予定だ。

オットージャパンが常に魅力的な商品を提供し続けてこられた理由は、徹底したマーケティングと真摯な商品づくりにある。

新企画の立案や商品開発にあたって、同社では市場の規模や実態、商品の販売・流通などあらゆる角度からマーケティング調査・分析を行っている。これまでの実績によって得た600万名にもおよぶ膨大な顧客ファイルをデータベース化するなど日本女性のニーズや嗜好などの分析調査を続け、顧客満足度の向上を図ってきたのだ。

同社の取り扱う商品は厳正な品質管理のもと、技術力の高いベンダーによって生産されている。インターナショナルなデザインを得意とする同社だが、型紙やサイズは日本女性にフィットするよう直され、有害物質や染色・縫製のチェックなど厳しい品質検査が行われ、徹底した品質管理体制を確立することによって安心して使用できる高品質な商品を適正な価格で提供しているのだ。カスタマーサービスセンターに寄せられた消費者の相談や要望を商品作りに活かすことにも力を入れており、それらのデータは全社員が情報共有を行うためのツール「ボイス・オブ・カスタマー」にまとめられ、サービス提供やカタログ・Webサイトの制作に活かされている。

企業理念の1つである「PASSION（情熱）」という言葉には、「もっと美しく、もっと自分らしくというお客様の声に、社員一人ひとりが熱い気持ちで応える」という思いが込められている。商品企画やマーケティング、eコマースなど活躍のフィールドは多彩だが、いずれの仕事においても顧客の美を創造したい、生活をコーディネートしたいという熱意を活かすことが可能だ。

親会社であるドイツ・オットー社が長期的視野を持つことを重視する企業であることもあり、じっくりサービスを企画・提案できる環境があるという同社。どの業務も多くの部署との連携で作り上げていくため、部署間の垣根は低くつながりも深いという。チームワークを大切にする社風だが、一方で各部署やチームは少人数で構成されており、指示待ち型ではなく、使命感と責任感を持った社員が活躍している。

会社の雰囲気について、人事担当はこう語ってくれた。「決して大きな会社ではないので、任される裁量も大きく、通販ビジネスを動かす醍醐味を感じることができる会社だと思います。社員同士の距離も近いため、コミュニケーションを通じて様々なものを吸収し、成長できる環境があります」

BtoCビジネスを扱っているということもあり、顧客と向き合い商品とサービス・流通のあり方を考える立場にある「人」こそが財産であるという同社。繁閑のメリハリを持って仕事をすることが可能なためワークライフバランスを保ちやすく、プライベートの充実も可能な環境だ。会社全体が「いかに働きやすい環境にしていくかという高い意識を持っている」（人事担当者）というのも、長く仕事を続けていきたいと願うビジネスパーソンにとっては魅力的ではないだろうか。