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エキスパートマグネティックス株式会社

  • 製造・メーカー系

光ディスク検査・製造装置の開発、製作、販売を手がける技術系ベンチャー

企業について

光ディスクなどの記録媒体検査装置及び、製造装置の開発、製作、販売を手がける技術系ベンチャー企業であるエキスパートマグネティックス株式会社。創業は1988年。コンピューターメーカーでフロッピーディスクの検査装置の開発に携わっていた13名で独立、同社を設立した。




同社が最初に手がけたのは、これまでの経験を活かしたフロッピーディスクの検査装置の開発。既に大手メーカーが同様の装置を開発、販売していたが、全てオリジナルで開発されたその装置は非常に高価なものであった。当初のフロッピーディスクは、磁性体の塗布技術に問題があり、非常に不良率が高かった。フロッピーディスクの検査装置の市場ニーズを強く感じていた同社は、「より多くの顧客に、より良い製品を安く提供したい」という思いから、低価格でメンテナンスし易い市販のドライブをベースにした製品を開発。価格や機能面において、大手企業では実現できない顧客のニーズを丁寧に吸い上げる革新的な製品を次々と提供してきた。
その後も、サンワベンチャー育成基金より出資を受けながら、常に最先端の技術で新しい製品の研究開発を進めてきた同社。




MO・CD・DVD・Blu-ray Discなど時代の流れに応じた様々な記録媒体の検査装置を開発すると共に、市販のドライブから自社開発のドライブへ、マニュアル操作の装置から自動機器へ、検査装置のみならず、製造工程で必要とされる装置の開発にも踏み出すなど、速いスピードでソリューションの幅を広げてきている。




これまで同社が提供してきた製品の中で最もヒットしたのが、DVD-R用プリライトシステム。DVD-Rを製造するにあたっては、ディスクの一部に予め情報を記録する「プリライト」という工程が必要不可欠。同社はこの工程を担う装置を提供し、主に台湾に出荷している。現在のDVD製造市場を独占する台湾で圧倒的なシェアを誇る同製品。世界中に出回っているDVDの約8割は同社のこの製品を通して生まれているという。

光ディスクは、CD、DVD、Blu-ray Discへと目覚ましい発展を遂げている。
「DVDはCDの6倍の容量を持ち、Blu-ray DiscはDVDの10倍の容量を持っています。しかし1枚のディスクの大きさは変わりません。つまり、ディスクを作る技術がどんどん高度化しているのです。それに伴って、品質管理も難しくなっており、製造時の検査基準も大変厳しくなってきています。我々にとっては、非常に大きなチャンスが訪れています。」と語るのは同社代表取締役社長の柏嵜健一氏。同氏は、創業メンバーとして同社に参画した。2007年の10月から現在のポジションを務めている。




「以前の製造現場では、出荷前に複数の製品を抜き打ちで検査する抜き取り検査のみで品質基準は守られてきた。しかし二層方式のDVDが誕生してから、抜き取り検査だけでは品質を保持できず、全数検査が必須となっている。我々にとって非常にありがたいのは、全数検査が必要だということは、お客様にとっては我々の装置が必要不可欠だということです。また、装置の導入に伴って、メンテナンスやスペアパーツの提供などの付加価値サービスも必要となっていきます。今後は海外も含め、この自動検査装置がポピュラーになっていくのではないかと期待しています。」と柏嵜氏は語る。




既にBlu-rayDisc対応の全数検査用自動検査装置を開発提供している同社。この製品は、国内のBlu-rayDiscメーカー7社中5社で使用されている。

現在、主な取引先は台湾にあるという同社。創業時から関係のあった台湾企業との太いパイプにより、台湾におけるビジネス展開については非常に優位な立場にあるという。




「台湾と日本のビジネスにおける大きな違いは、台湾はオーナーがほぼ全ての権限を握っている、ということです。我々は台湾の取引先に関しては、トップとの強い人脈を持っています。今後Blu-rayDiscの製造も日本から台湾に移っていくであろうことを考えると、販路開拓の面でも、製品開発の面でも我々にとって、これは非常に大きなアドバンテージだと言えます。」と柏嵜氏。




今後は台湾での経験をベースに、インドやドバイなどを始めとするアジア、中東方面にも積極的に進出しようと考えているという同社。また、製品開発についても新しい装置開発の研究の基礎段階にあるという。他のメーカーがやっているようなものではなく、良い製品を低コストで提供することをモットーに、多種多様な顧客ニーズに応えるべく、社員が一丸となっている。

「会社を作って初めてお客様から注文を受け、製品を出荷したときの達成感と感動が今の自分の原点になっています。」と柏嵜氏。
その顧客とは韓国のメーカー。出荷前の最終検査のために担当者が来日。工場で検査をしてOKが出れば、初めての製品が出荷される。誰もが待ち望んでいた瞬間を目前に、なんと不具合が見つかってしまった。担当者の滞在時間は限られており、なんとしても帰国までに不具合を直さなくてはいけない。全社員が一睡もせず、朝まで努力を尽くして不具合を修正。無事、出荷に至ったという。




「あの時感じた気持ちを絶対に忘れずにいようと思っています。」と同氏。
「仕事は決してお金のためだけにするものではありません。みんなで一生懸命やって、お客様に喜んでいただけるようなものを作る。これを続けていれば、おのずと商売は発展していくものだと思っています。」




まだまだ成長途中にある同社。トップダウンで動く会社ではなく、社員全員で盛り上げていけるような風土を創り上げて行きたいと考えているという。将来的には、全く違う分野での事業展開も目指し、社員全員が新規事業についての提案ができる「新規事業提案制度」も用意されている。
「組織の方向性がいつも正しいわけではありません。『会社はもっとこうあるべきだ!』という夢を語れる方、自分の考えを素直に表現できるような方に是非参画して頂きたいですね。」と柏嵜氏は締めくくった。

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インタビュー

エキスパートマグネティックス株式会社のインタビュー写真
<strong>技術部 部長 斎藤 満行 氏</strong> 技術部長に、同社の強み、エンジニアとしての同社でのやりがいについてうかがいました。

── 御社の強みについて教えて下さい。

当社は、小規模ながらもれっきとしたメーカーです。しかも、開発、製造、資材購入、販売といった一連の流れを全て自分達で行っており、社内にソフトウェアエンジニア、ハードウェアエンジニア、メカニカルエンジニアすべてが揃っています。
日本にもヨーロッパにも競合となる企業が存在していますが、他社と比べて、当社はコアとなる技術が多岐に渡っており、複合的なコンビネーションの技術に関しては優位性があると考えています。様々な技術を組み合わせ、バランスの良い機械をお客様に提供できているというのが強みです。良い製品を低価格で提供している点も、お客様に喜んで頂いております。

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企業情報

会社名

エキスパートマグネティックス株式会社

業界

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

資本金

9,000万円

設立年月

1988年12月

代表者氏名

代表取締役社長 柏嵜 健一

事業内容

コンピュータ応用製品の開発、製作、販売

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

35人

平均年齢

38歳

本社住所

千葉県 千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕張テクノガーデン B棟23階

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