プロブリッジ株式会社

IT/Web・通信・インターネット系

すべての企業にコンタクトセンターのメリットを届けたい

平均年齢20代

企業について

中小企業にもコンタクトセンターを

プロブリッジ株式会社は、中小企業に特化した独自のコンタクトセンター・サービスを提供することで成長しているベンチャー企業だ。また、コンタクトセンターの運営に関する各種コンサルティングや人材派遣サービスも行っており、コンタクトセンターを通した企業のCRMをトータルにプロデュース・サポートしている。

小規模、あるいは短期的にコンタクト・コールセンターを開設したいという事業者は多い一方、受託会社は大手が多く、ブース数の少ないセンターが実現できなかったり、コストがかさんでしまったりと、中小企業が開設することのハードルは高かった。そこにビジネスチャンスを見出したのが、同社代表取締役社長　新川哲平氏。2006年9月、4名の社員で同社を設立した。

価格だけでなく質にもこだわったコンタクトセンターサービス

「すべての企業がお客様に高い満足を提供できる”コンタクトセンター”を持てる環境を作れないかを真剣に考え議論しました。そして、少数の席数でも運営でき、安価で高品質な独自コンタクトセンター・サービスを作ったのです。」というとおり、現在の同社は、様々な業種の顧客に対して、利用ハードルの低いコンタクトセンター受託サービスを提供している。金額設定も月額98000円からと破格だ。

安価にコンタクトセンターを開設できるのは、施設、人員、システムを複数の企業でシェアできる同社のASP型統合CRMシステムのためだ。値段は安くても品質を担保するための様々な施策を講じている。
「ただのアウトソーサーとしてではなく、オペレータースタッフの末端までがクライアントの顔として、クライアント企業の一員としての意識と誇りを持った仕事を全社員が出来るようにしています。また、一般よりも人材教育に多くの時間を割いており、熟練度の高いスタッフが品質の高いサービスを提供しています。」と新川氏は説明する。

また、帝人グループのインフォコム株式会社と、コールセンターシステム・業務において包括的な提携を行い、技術面・サービス面での体制強化を行なっているほか、グループ傘下に人材派遣・紹介・教育会社を持つため、高い人員マネジメントノウハウ、人員供給力を保っている。

このほかにも、受付代行支援をECプロバイダと提携して行うなど、様々なサービスを開発している同社。顧客満足の追求による差別化が求められる昨今、CRMに対するニーズは増えており、同社への期待も高まる。同社では、コンタクトセンターを従来のコストセンターからプロフィットセンターにしていくという一歩進んだ提案を行って評価を得ている。

アーリーステージのベンチャーだからこそ得られるもの

2007年には、業界最大規模の展示会「コールセンター／CRMデモ＆コンファレンス」に業界最短記録で出展した同社。成長のスピードは勢いを増す。2008年4月には、コールセンター機能を大幅に拡張、本社50席、和歌山センターに150席を設けている。

同社が大切にしていることのひとつが「スピード感」。社内には「Two Minutes Call」というルールがあり、顧客から連絡を受けたら2分以内に折り返す、行動するという。「5期目での上場を目標に準備を進めています。また、5期目での業界シェアTOP10入りを目標にしています。」（新川氏）という。

このタイミングに参画することで、エキサイティングな仕事をすることが出来るという大きなメリットが得られる。しかし一方で、「アーリーステージのベンチャーでは、自らが動くことでしか成長することが出来ません。自分と会社をバランス良く成長させていくことが出来る人でないと、このステージのベンチャー企業には必要ないと思います。企業としても、一人でもその想いがないメンバーがいると一瞬で組織が崩壊してしまいますから。」と同氏は語る。

営業部の岡崎氏は、2008年1月、27歳で同社に転職した。以前は大手の通信会社で5年間勤務したが、スキルアップを考えたとき、立ち上げ間もない企業で働くことが自分にとって大きなメリットになるだろうと考え、転職を意識したという。また、前職では売ったらそれで関係が終わる「売り放し」のスタイルであったため、より長期的に顧客との関係を築くことができ、貢献することが可能な営業をしたいと考え、同社に出会った。

入社して日が浅いが、新しいことにストレスなく取り組める環境でバリバリと仕事をこなしているようだ。まだ人数も少ないが、その中でもうまく仕事を回していけるように、メンバーと共に改善を積み重ねる努力をしていると言う。

今のプロブリッジだからこそ、働く意義は大きい。
「”会社組織”をともに作っていくことができます。会社の方針やクレドを前提に行なう個々の活動について邪魔する人は一切いません。思い切り走り回り、結果を実感し、常に大きな”達成感”を感じ、仲間と共有することが出来ます。」（新川氏）

平均年齢も29歳と若い。日本の企業のCRMを、コンタクトセンターにおける改革から変えて行くこれからの同社のチャレンジに参画してくれる人を同社では待っている。