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Sesame AI, Inc.

  • IT/Web・通信・インターネット系

福井から世界を変える!AI搭載のIntelligent Eyewearを開発するアメリカのスタートアップ

外資系
自社サービス製品あり
グローバルに活動
カジュアル面談歓迎

企業について

Sesame AI, Inc.は、会話型のパーソナルAIと、そのAIを日常の中で使うためのIntelligent Eyewearを開発するアメリカのスタートアップだ。目指しているのは、スマートフォンを取り出して画面を操作する代わりに、普段から身につけている眼鏡を通じてエージェントと自然に話せる環境である。

同社では、AIエージェントをマウスに続く新しいコンピューターのインターフェースと捉えている。人に仕事を頼む時と同じように、AIへ「これをしてほしい」と自然な言葉で伝えれば、画面上の操作をAIとの会話へ置き換えられる。

正しい答えを返すだけでは、人が毎日話しかけ、重要な仕事を任せられるAIにはなれない。Sesameは、自然なリズムやためらい、笑い、感情を帯びた声を備えたエージェントを独自に開発している。エージェントは、これまで話したことをすべて記憶し、相手や状況に合った応答を返す。

「今の音声アシスタントは、タイマーの設定など、簡単な操作に使われることが多いと思います。私たちが作りたいのは、話すこと自体を楽しめて、重要な仕事まで任せられるパーソナルエージェントです。信頼は重要ですが、まだ誰もそれを十分に実現できていません。例えば、誰かにメールを送り、ランチの予定を確認してほしいと頼んだ時に、正しく実行してくれる。自然な会話を重ねながら、信頼できる存在にしていきたいと考えています」(Technical Operations Leader/日本工場暫定責任者:David Kalinowski氏)。

Sesameアプリはすでに公開されており、ユーザーは実際にエージェントとの会話を試せる。Web検索や詳しい調査、メモ、リマインダーの作成、通話後の要約等に利用でき、ログイン後は過去の会話も記憶し、その文脈を次の対話へ生かしてくれる。さらに多くの新機能やエージェント機能も、すでに開発が進められている。

自然に会話できるAIを開発しても、利用するたびにスマートフォンを取り出すのでは、日常のインターフェースにはなりきれない。Sesame AI Agentsへ必要な時にすぐ話しかけられるようにするため、同社はIntelligent Eyewearを開発している。

眼鏡は耳と口の近くにあり、多くの人が日常的に身につける。Intelligent Eyewearをかけていれば、スマートフォンを取り出さず、その場でSesameのエージェントへ疑問を尋ねたり、困りごとを相談したりできる。さらに、メールの送信など、これまで画面上で行っていた操作をエージェントとの会話へ置き換え、エージェントに任せられる仕事を広げていく。もちろん、音楽を聴いたり、動画やSNSの音声を楽しんだり、テキストメッセージを送ったり、電話に応じたりすることも可能だ。

「マウスがコンピューターとの関わり方を変えたように、AIエージェントは次のインターフェースになり得ます。人は自然な会話を通じて、AIへ仕事を頼めるからです。AIがスマートフォンの中にいても、端末をポケットに入れたままでは、いつでも話せる存在にはなりません。毎日身につける眼鏡に入れば、AIは常にそばにいて、必要な時にすぐ話せる。Sesameが作ろうとしているのは、人が毎日かけたいと思う眼鏡と、自然に話したいと思うAI。その二つを一つにしたもの。それが、Intelligent Eyewearです」(Kalinowski氏)。

AIエージェントを日常のインターフェースにするには、会話の自然さと同じように、眼鏡としての完成度が問われる。電子技術を組み込みながら、毎日かけたいと思える眼鏡を作る。Intelligent Eyewearで向き合う難題に答えを出す場所として選ばれたのが、日本の福井である。

機能が増えても、かけた姿に違和感があり、周囲の目が気になれば、一日中身につける製品として選ばれない。同社が自社製品を「スマートグラス」ではなく「Intelligent Eyewear」と呼ぶのは、眼鏡を電子機器の入れ物にしないという意思の表れでもある。

「テクノロジー企業は、スマートグラスにより多くの機能を入れる方向に進みがちです。でも、それで50グラムもある大きな眼鏡になり、かけた人が周囲の目を気にするようでは、毎日使いたい製品にはなりません。私たちは何かを決めるたびに、“本当に、この眼鏡をかけたいと思えるか。かけ心地は良いか”と問い続けています。まずは、眼鏡として優れていること。その形を崩さない範囲で、優先する機能を絞って加えていく。“眼鏡が先、テクノロジーは後”という考え方です」(Kalinowski氏)。

技術の多さより、人が毎日かけてくれる製品を作ることを優先する判断だ。

同社がIntelligent Eyewearの開発に求めたのは、最先端の電子機器設計に、世界最高水準の眼鏡づくりを組み合わせることだった。日本には、長年にわたり世界トップレベルの眼鏡製造を支えてきた技術と経験がある。同社は、眼鏡の一大産地である福井を、Intelligent Eyewearの開発・製造拠点に選んだ。

「世界最高のIntelligent Eyewearを作るなら、最高の眼鏡が生まれる場所で作る。だから日本を選びました。私たちが目指すのは、電子機器を眼鏡の形に収めた安価なプラスチック製品ではありません。福井の職人が作る高級眼鏡と同じ品質を持ち、本当に毎日かけたくなる製品です。工場の皆さんは、ごく小さな違いでも“これは問題ないですか”と確認してくれる。その細部まで見逃さない姿勢と品質へのこだわりが、Intelligent Eyewearには欠かせません」(Kalinowski氏)。

同社が福井で協働するのは、世界的な高級ブランドの製品を手掛けてきた、世界有数の眼鏡OEMメーカーである。Intelligent Eyewearの開発は、協力企業の職人や技術者と試作を重ねながら進めている。福井は完成した設計図を渡すだけの生産拠点ではない。普通の眼鏡と変わらない外観や装着感を実現するため、日本チームと外部パートナーが、製品の作り方から共に考える開発拠点である。

Intelligent Eyewearを量産するには、従来の眼鏡の製造工程や電子機器の製造工程をそのまま適用するだけでは不十分だ。

「福井では、試作品を作れる工場と製法ができました。次は、大量の製品を安定して作れる量産体制の構築へ進みます。試作品を作れることと、同じ品質で大量生産することには、まったく別の難しさがあります。量産へ進むには、日本の製造技術と、現場で量産工程を作る技術者の力が欠かせないんです」(Kalinowski氏)。

福井でIntelligent Eyewearの量産を実現するチームは立ち上がったばかりだ。日本法人は設立準備中で、日本で採用した製造専任メンバーはまだいない。拠点立ち上げを担うのは、日本工場暫定責任者のKalinowski氏と、採用、オペレーション・総務、翻訳・通訳、日米間の連携を支える日本人のオフィスマネージャーの二人。福井の生産技術開発は、米国本社に所属するエンジニアたちが担っている。2026年中に日本で約3名のコアメンバーを採用し、2027年にはさらにチームを拡大する可能性がある。

「私の役割は、Sesameを日本に根づかせ、工場とチームを一から作ることです。会社から細かな手順が降りてくるわけではありません。高い目標を共有した後、どう実現するかを自分で考え、米国チームや福井の協力企業を巻き込んで動く。今から加わる人には、誰かが作った計画を実行するのではなく、Intelligent Eyewearを量産するための計画そのものを一緒に作ってほしいです」(Kalinowski氏)。

アメリカのSesame本社で働く人材は、スーパーエンジニア、スーパービジネスパーソンの集まりだ。共同創業者兼CEOのBrendan Iribeは、VRヘッドセットで知られるOculusの共同創業者・元CEO。共同創業者でHead of Engineeringを務めるRyan Brownも、Oculusの創業エンジニアとして開発を支えた。共同創業者のAnkit Kumarは、空間コンピューティング企業でCTOを務めた人物である。

開発チームにも、アメリカを代表するビッグテック等で、先端技術を製品へ変えてきたエンジニアが集まっている。そのうちの一つのAppleでVision Proの開発に携わったSam Resnickが、Intelligent Eyewearの機械設計を率いている。また、高級アイウェアブランドの立ち上げや、アメリカ発の高級アイウェアブランドでの製品責任者を経験したDave Bartonが、市場へ届ける戦略を担う。AI、ソフトウェア、電子機器、眼鏡製造、ブランド戦略の専門家が、一つの製品を世に広めるために集まったドリームチームである。

そして、日本工場の立ち上げを主導するKalinowski氏も、Teslaで最上級モデルの電気自動車の開発に携わり、Appleでアイウェア開発を経験したエンジニアだ。

「私がSesameへ参加した理由は、五つあります。複数の会社を成功させてきた経験豊富な創業者、難しい開発を進めるための十分な資金、明確でぶれないビジョン、各分野の真のスペシャリスト、そしてAIと小型デバイスの技術がそろった、今という時代のタイミングです。どれか一つでも欠ければ、この製品は実現できないと思いました。私は個人的な事情で仕事を離れ、1年間休むつもりでしたが、これだけの条件がそろう機会は滅多にないと感じ、Sesameへの参加を決めました」(Kalinowski氏)。

2025年には、シリーズBで約400億円を調達した。AI研究とハードウェア開発、製造体制の構築を並行して進めるための資金基盤もある。Intelligent Eyewearは試作品の製造から量産準備へ進もうとしている。

「安全で先の見通せるキャリアを望むなら、私にも前職へ戻るという選択肢があります。ですが、Sesameのような130人規模の会社では、ほかでは任せてもらえないような大きな意思決定ができ、大きな組織では得られない経験を積めます。Intelligent Eyewearを世界へ送り出す方法も、日本のチームも、まだ完成していません。自分の技術で一から世界を変えるプロダクトを作りたい人に、ぜひ加わってほしいです」(Kalinowski氏)。

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インタビュー

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Technical Operations Leader & Interim Japan Factory Manager David Kalinowski スタートアップから大企業まで製品開発を経験し、優れた製品が生まれる条件を学んできたエンジニア。アメリカの電気自動車で有名なエネルギー企業で最上級モデルの電気自動車の開発に携わり、アメリカを代表するビッグテック企業では、アイウェア関連製品を担当。現在はSesame AIで、Intelligent Eyewearの量産体制と日本チームの立ち上げを主導。米国の設計チームと福井の製造現場を繋ぎ、試作から量産への工程づくりを担う。

── Teslaでの経験は、その後の製品づくりにどのような影響を与えましたか?

私がTeslaへ入社したのは2012年頃です。当時は、今のように誰もが知る会社ではありませんでした。それでも、電気自動車という新しい製品には大きな可能性があると感じました。機械エンジニアとして、最上級モデルの電気自動車に使われる大型ディスプレイやカメラモジュールなどの設計に携わりました。まだ正解のないものを、実際に動く製品へ変えていく仕事でした。

そこで印象に残っているのは、週末や夜に開発車両を、社員たちが乗って帰りたがったことです。自分たちが作っている車に乗りたい。もっと使って試したい。作っている本人たちが、製品を本当に欲しいと思っているのは、な... 続きを読む

企業情報

会社名

Sesame AI, Inc.

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、外資系、自社サービス製品あり、グローバルに活動
資本金

480億円

代表者氏名

Brendan Iribe

事業内容

・会話型のパーソナルAI『Sesame AI Agents』の開発
・AIを統合したIntelligent Eyewearの開発

株式公開(証券取引所)

従業員数

130人

本社住所

福井県福井市下江守町54-2-30

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ディアズ 茜
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