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株式会社日本ビーシージー製造 株式会社 (グループ採用)

  • 製造・メーカー系

国内唯一のBCGワクチン供給メーカーの新しい挑戦に参画できる

企業について

「結核」といえば、日本ではかつて「死の病」と呼ばれた感染症。官民をあげた撲滅運動により、現在では乳児期の予防接種が義務付けられ、結核菌は根絶したように思われている。
しかし、実は日本は世界の中では「中蔓延国」と位置付けられている。先進国の罹患率は1ケタ台が多いが、日本はその中では最低レベルで、アメリカの約5倍というのが現状だ。海外に目を向けると、結核は今なお、青年と成人の死亡原因の1位をしめている。特に栄養状態・衛生環境の整備されていない開発途上国では、今ももっとも恐れられている病気だ。




結核の予防に有効なワクチンとして有名なBCG。ウシ型結核菌を、実験室培養を繰り返して弱毒化した生菌ワクチンだ。その効果は高く、一度接種すれば15年くらいは効果を発揮すると言われている。2008年現在、実用化されている結核ワクチンとしては唯一のものだ。




日本ビーシージーは、財団法人結核予防会からワクチン製造部門が分離独立して生まれ、国産ワクチンの製造と普及に寄与してきた。当初は世界の大手製薬会社もBCGワクチン分野に参入していたが次々に撤退していき、最終的に、日本ビーシージーだけが残った。現在、BCGワクチンを供給する国内唯一のメーカーであり、先進国以外の諸外国にワクチンを輸出している唯一の企業でもある同社。日本の、そして世界の結核対策に重要な役割を果たしている。

日本ビーシージーグループ4社の中核である日本BCG製造が製造するのは、乾燥BCGワクチンのほか、BCGワクチン接種前に用いられる精製ツベルクリン、体外診断用医薬品(結核菌検査用培地)だ。このほか、グループ各社は関連機器や医薬品を製造、販売している。




日本凍結乾燥研究所では、BCGワクチンを製造する際の「凍結乾燥技術」を応用した免疫血清学的検査薬、乳酸菌製剤や健康食品などを研究・開発している。有隣特殊工業においては、ディスポBCG接種用管針というBCG接種時に使われるハンコ型の注射器を製造。他国では通常、皮下注射が行われているが、同社が開発した管針は、炎症・瘢痕を起こしにくいという利点があり、日本や韓国などで使われているという。また、日本ビーシージーサプライは、グループ各社が製造する製品を日本国内で販売する役割を担っており、全国の隅々にBCGワクチンが行き渡るよう、きめ細かな展開を行っている。




日本においては唯一の供給元だけに、ラインが止まるようなことは許されない、重大な社会責任を負っている同社。それを粛々と行っていくことが求められている。一方、海外への輸出は、国連児童基金(ユニセフ)、汎米保健機構(パホ)などを相手に行っている。参入企業が極端に少ないため、価格競争はないのが現状で、価格よりも品質やそれを担保する生産体制についての報告書が重視されるという。




日本においては、今後も新規参入はないと同社では考えているが、世界においてはまだ競争がある。このため、
「今後、技術をさらに発展させ、次世代の結核ワクチンに対する挑戦も行っていかなくてはなりません。」と、代表取締役社長 萩原 昇 氏は語る。さらに結核だけでなく、技術を応用した新しい医薬品も開発したいと考えている。その可能性の芽は既に出ている。




例えば、イムノブラダー。これは、乾燥BCGが膀胱がんに効果を発揮することを発見し、実用化されたもので、高い治癒実績を出しており、がんの中では珍しい特効薬となっている。また、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などのアレルギー反応を抑制する効果が期待されている。さらに、同社で開発したものばかりでなく、最近ではツベルクリンの弱点を克服した画期的な結核感染診断薬クォンティフェロンをオーストラリアから輸入し、販売している。




これらの研究と、世界の有効な新薬の発掘を通して、結核の枠を超えた医療への貢献をしていく意向だ。

同社では長年、BCGワクチンの安定供給の責任を果たしてきた。このため、派手な開発競争やそれに対応するための組織の急拡大などとは対極の位置にいる。BCGワクチンという安定事業を核にしながら、今後はさらに人類の健康と衛生に寄与する製品を開発、発掘していくことが課題だ。また、新しい分野においては競争も予想される。このため、いかに組織が柔軟に対応していけるかも重要なポイントになるだろう。







事業の性格上、責任感の強い人が多いという同社。「自分の責任をまっとうできる人、さらに新しいチャレンジに対する興味がある人」に来てほしいと、萩原氏。免疫、細菌関連の研究をしていた人、遺伝子関連の研究を行っていた人などにチャンスがあると言えるだろう。





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インタビュー

株式会社日本ビーシージー製造 株式会社 (グループ採用)のインタビュー写真
<strong>総務部長 鳥畑 秀延 氏</strong> 採用担当者に、同社でのやりがい、採用のポイントについてうかがいました。

── 御社での仕事のやりがいはどのようなものでしょうか。

医療は、世界において一番、発展が望まれる分野ですね。健康こそがすべての基礎になりますから。当社がその分野に携わり、BCG関連の事業を通じて発展していければ、それだけ社会への貢献につながることになります。特にワクチンは非常に公益性の高いもの。その分野で仕事ができることに対する幸せと誇りを感じます。
また、BCGはとても認知度が高いですから、それを仕事にしていることの誇りもあるでしょう。

BCGから出発して、現在はその他の技術開発にも力を入れています。今後、これらの研究を継続し、新しい薬の可能性が芽吹いた時には、他社との提携などを模索し花開かせて行きたいと... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社日本ビーシージー製造 株式会社 (グループ採用)

業界

製造・メーカー系 > 医薬品・医療機器

資本金

9,900万円

設立年月

1952年10月

代表者氏名

代表取締役社長 萩原 昇

事業内容

医療用医薬品
・ 乾燥BCGワクチン
・ 精製ツベルクリン(PPD)
・抗腫瘍剤(乾燥BCG膀胱内用)

臨床検査薬
・ 結核菌(抗酸菌)検査用培地

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

-人

本社住所

東京都 文京区小日向四丁目2番6号(小石川ISビル)

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