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インタビュー画像営業部長・真鍋 明峰氏 1973年生まれ。1995年4月、新卒で榎本金属株式会社入社。営業部配属。大手建材・住設メーカーに向けた提案営業に従事。営業課長、営業次長、設計開発課長(兼任)を歴任。2016年、営業部長に就任。現在も営業活動に従事しながら、プレイングマネージャーとして営業課と設計開発課(営業部内)の橋渡し役を担う。中期経営計画に基づき、新しい営業スタイルや商品開発フローの確立に取り組む。

階段手すりや金物は、他社に先駆けて取り組んでおられたと伺いました。

はい。当社は、2000年6月の建築基準法改正以前から、階段手すり金物の製造に着手していました。 それまで、住宅の階段に手すりを付けることは法律で義務付けられていませんでした。しかし、2000年の建築基準法改正以降、新築住宅の階段には必ず手すりを設置しなければならなくなりました。当社は、その少し前から手すり金物の開発や製造に取り掛かっていたことが功を奏し、法改正によって急増したお客様の需要へ即座に対応することができたのです。他社よりも早く着手していたことが最大の強みとなり、シェアを一気に伸ばし、それが現在の基盤をつくるきっかけとなりました。 現在は、手すり金物にとどまらず、幅広い製品へと領域を広げています。例えば、水廻りの製品です。キッチンにおける油ハネや水ハネを防止するための、ガラスとセットになった金物もその一つです。また、住宅向けだけでなく、非住宅向けのスチール枠材等にもいち早く着手し、事業の柱を増やしてきました。 こうした製品領域の広がりは、日々の営業活動の中で、お客様と密なコミュニケーションを取ってきたからこそ実現したものです。お客様からの「榎本金属さんはこんなことできる?」というちょっとしたご相談に対して、「やってみます」とフットワーク軽く応えてきた結果が、現在の多彩な製品展開に繋がっています。

榎本金属株式会社の魅力はどんなところにありますか。

自由な社風と働きやすい環境が整っている点です。 当社は、トップダウンで「あれをしろ、これをしろ」と細かく束縛されることはなく、ボトムアップで意見を言いやすい風土が定着している会社です。先代社長の時代から「やりたいようにやりなさい」という方針があり、その方針は現在も引き継がれています。 また、オンオフの切り替えもしやすいです。有給休暇も自由に取得できますし、残業もほとんどありません。人間関係のしがらみで「上司が帰るまで帰りにくい」といった空気は一切なく、終業時刻のチャイムが鳴れば気兼ねなく退社する社員も多くいます。私自身、「早く帰りやぁ~」と声掛けをしており、メリハリを付けて働く文化が根付いています。自分の時間をしっかり確保できるため、特に今の若い方にとっては働きやすい職場環境ではないかと思います。 もう一つ、仕事のやりがいという面では、自分が携わった製品が世の中に出ているのを実感できる点も挙げられます。当社は大手メーカー様の製品を数多く手掛けています。取引先であるメーカーがテレビドラマのセットに協賛している関係で、私達が手掛けた部材が画面に映ることがしばしばあります。そうした時に「あ、あれは先日納品した製品だ」と気付くことができ、大きなやりがいを感じられます。

営業部長として部下の皆さんに大切にしてほしいことをお話しください。

私が部員に対し、常に大切にしてほしいと伝えていることは、お客様との人間関係とレスポンスの早さです。私達のビジネスはお客様あってのものです。お客様のお困り事をいかに早く、的確に解決できるかが重要です。私自身も「いい加減にならないように早く返す」ということを常に意識していますし、部員にも期限管理を徹底するよう伝えています。 もう一つ、特に意識してほしいことが「顧客目線で仕事をする」ということです。現在は私が営業部と開発部を統括していますが、以前は両部門のフロアが分かれていたこともあり、コミュニケーションの面で軋轢が生じることもありました。 開発のメンバーは専門職としてのこだわりがありますので、営業とは違った視点で物事を見ています。それはそれで大切なこともありますが、営業が開発に対して要望を伝える時、それは営業個人の意見ではなく、その後ろにいらっしゃる「お客様の気持ち」を代弁しているのです。だからこそ、開発側にも顧客目線を自分ごととして捉え、営業の思いやお客様の状況を理解した上で、自発的・能動的に動いてほしいと伝えています。 両部門が協力し合うためには、日々のコミュニケーションが不可欠です。現在は物理的な距離も近くなり、私が両セクションの会議に出席して情報を繋ぐ役割も担っています。また、仕事以外の場では、半年に一度は食事会等を開き、会話が弾むような関係性づくりに努めています。営業と開発が互いの立場を理解して連携してこそ、お客様の期待に応えることができると考えています。

営業部としてのビジョンをお話しください。

これまで私達は、大手メーカー様等の既存のお客様からご要望をヒアリングし、それを具現化するOEMの仕事を中心に売上を立ててきました。しかし、新築住宅の着工件数が減少傾向にある現在、お客様ご自身も「次に何を作るべきか」を見出しにくくなっています。こうした状況下で、今まで通りのOEM中心のビジネスモデルでは限界があると感じています。 これからの営業部、そして会社としてのビジョンは、当社がゼロから商品を企画し、世の中に発信していくことです。これまでの裏方としての役割だけでなく、SNS等を活用してエンドユーザーに近い層に直接訴えかける等、今まで以上に「前に出ていく」姿勢が必要だと考えています。 そのための具体的な取り組みとして、来期(2026年7月以降)からはオリジナル商品を企画するプロジェクトに力を入れ始めます。これまでは「いかに作るか」という製造・開発工程には強みを持っていましたが、「何を作るか」という企画機能が十分ではありませんでした。従来もオリジナルと銘打った製品はありましたが、それはOEMで培ったノウハウの横展開や、お客様の特許に抵触しないよう仕様変更した商品が中心でした。今後は、営業が現場で収集した情報や市況のトレンドをベースに、自社独自の企画を立ち上げていくことに注力していきます。 既に開発部門には企画系の人材も加わっており、営業からヒアリングを行ったり、市場のトレンドを把握したりしながら、「どんなものを作るか」という新しいモノづくりが動き始めています。もちろん、これまでのOEM事業をおろそかにするわけではありません。従来の事業をしっかりと継続しながら、並行して新たなステージへの挑戦をしていきたいと考えています。

求める人物像をお話しください。

現在、当社は設計開発職と営業職、それぞれのポジションで新たな仲間を募集しています。いずれも次世代を見据えた募集です。 まず設計開発についてですが、設計開発課の平均年齢は50代と社内で最も高く、5年、10年先を考えると新たな人材が不可欠です。また、非住宅向けの商品を長年担当してきた社員も高齢になっており、彼らが培ってきた知見を引き継いでくれる方が必要です。そのため、製造工程の知識を持ち、設計の実務経験がある方をお迎えしたいと考えています。 一方の営業課も、定年を迎えるベテラン社員が近く2名抜ける予定であり、若返りを図るための採用を行います。営業職の方には、とにかく元気でアクティブに動けることを求めています。自らどんどん前へ出て、お客様と沢山お会いし、コミュニケーションを深めていっていただきたいです。 そして両職種に共通して求めているのは「自発的に考え、行動できること」です。当社は細かく指示を出して縛り付けるような会社ではありません。ある程度のルールさえ遵守できれば、自由に動いていただいて構いません。万が一問題が起きても、最後は私が責任を持ってフォローしますので、思い切って挑戦してほしいです。 私達は自社工場を持たないファブレス企業であるため、非常に柔軟な動きができるのが強みです。現在主軸としている住宅領域だけにこだわる必要もありません。指示を待つのではなく、「こんな商品を作ってみたい」「あんなアプローチがしたい」と、ご自身の知見を生かして積極的に自分ごととして前に出てきてくれる方と、これからの当社をつくっていきたいと考えています。

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