ご略歴をお教えください。
高校生の頃、授業でインターネットの歴史を学ぶ機会がありました。当時は既にインターネットが身近な存在で、生活に必要不可欠なものでしたが、産業として生まれて間もないことを知り、まだまだ今後も発展し続けるに違いないと感じました。 それがキッカケとなり、ネットワークエンジニアを志すことに決め、4年制の専門学校に進学しました。即戦力としてキャリアをスタートしたかったので、在学中にCisco のCCNPや基本情報技術者、LPIC等の資格を取得しました。 卒業後は金融系のSIerに入社し、為替取引システムのネットワーク運用に従事しました。狙い通り一年目から幅広く仕事を任せてもらいましたが、最短距離でキャリアアップを目指したいと考えるようになり、ベンチャーだった当社に入社しました。 入社後は様々な案件に携わりつつ、事業の立ち上げ等も経験しながら着々と職位が上がり、8年後には執行役員に就任しました。働き方をプレイヤーからマネージャーへ転換することが求められるわけですが、自分としてはまだまだプレイヤーとして最前線で活躍したいという思いが強く、丁度誘っていただいた通信事業者に移籍することとなりました。 移籍先の通信事業者では相互接続の調整業務を主とする渉外部の部長を任されていました。今まで経験してきた仕事とは全く違う考え方やスキルが求められるため、楽しかったですし、やりがいもありました。ただ同時に違和感もあり、私は幅広く色々な顧客のために働く方が性に合っていると再認識しました。 考えを巡らせるうちに、あらゆる通信事業者を支援する仕事がしたいと思うようになり、独立することを考えました。ただ、私の目的を達成するには業界内で唯一無二の存在感を持つ当社を更に発展させることが一番の近道だと気づき、当時代表だった相原(現・取締役会長)に再入社を申し入れました。すると相原から「ならば経営に責任ある立場で戻ってほしい」と言われた次第です。 そしてCOOとして再入社し、2024年12月に代表取締役に就任しました。
レンジャーシステムズをどんな会社にしていきたいですか?
社長に就任後、“通信業界を支えるラストリゾート”というスローガンを打ち出しました。「相談相手がいない」「誰に相談すればいいか分からない」といった悩みを抱えている通信事業者は少なくありません。そんな通信事業者にとって、「レンジャーに相談すればなんとかなる」と安心して頼ってもらえる相手になるという意味です。日本全国には400社以上の通信事業者がありますが、その全てを支えることが目標です。 したがって、我々は通信事業者の支援に専念します。DX等、他の領域に進出することはしません。通信は重要な社会インフラですので、この維持を徹底して支援することで、社会に貢献します。 一方で、組織の在り方は柔軟に変えられると思っています。例えば、フルタイムで働く正社員だけでなく、アルバイトや業務委託、地方居住者等、それぞれのライフスタイルに応じた働き方を作っていくこと、AIを始め様々なツールを駆使した業務効率化の推進等、時代と共に進化する組織にしていきます。
社員に対して期待することを教えてください。
「指示されたから」「言われたから」やるのではなく、相手の話をしっかり聞いて、何を求められているのか、何をすべきか考えて行動することを期待しています。例えば、顧客が期限を切った際、その期限に黙って従うのではなく、なぜその期限内に納める必要があるのかを確認し、お互いが納得いく目的や方法論を見出した上でプロジェクトをスタートさせるといったことです。目標を達成するための最善手を常に考えて欲しいです。 また、仕事には“伏線回収”という側面があると思っています。今手掛けている仕事や人間関係が、全く想像しなかった形で3年後、5年後、10年後に繋がることがよくあります。仕事時間を稼ぐために消費するのではなく、自分自身への投資だと思って1つ1つ丁寧に、目の前にある課題と向き合ってほしいと思います。 求職者の方には、経験やスキルに自信が無い方もいらっしゃると思いますが、自信が無くて当然です。素直に、誠実に仕事をしていれば、我々は必ず成長の機会を提供できます。 社内のコミュニティづくりにも力を入れていますし、定期的に面談も行っているので、気軽に相談しながら自分のペースでキャリアを形成することができます。 是非、安心してエントリーしてみてください。
